東京都世田谷区深沢7の日本体育大学深沢キャンパス2号館(4階建て)の体操場が21日焼けた火災は、
子供の火遊びで起きた可能性が高いことが30日、警視庁玉川署の調べで分かった。
焼け跡からはライターも見つかっており、
同署は当時体操場内にいた子供や保護者から事情を聴いている。
調べでは、火元はあん馬などの際、
着地の衝撃を和らげるために使う「ピット」と呼ばれるウレタンのくずを詰めたマットと分かっている。
普段火の気がないことから、同署は不審火の疑いが強いとみて捜査していた。
その結果、ピットにつながる助走路の下に、人が入れるスペースがあることが分かった。
また、当時、体操教室が開かれ小中学生ら約50人が練習していたが、
関係者の1人が「助走路の下にもぐりこんで火を付けた子供がいた」と証言し、
火遊びが原因との疑いが強まった。
火災は21日午前11時半ごろ発生、
鉄筋コンクリート造りの建物約5560平方メートルのうち、
体操場約1350平方メートルを焼いた。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20011030k0000e040069000c.html