逆探殺害を教訓に電子機器や衛星携帯を直接操作しないそうです。
同時テロの直後、ビンラディン支持者が祝福の電話
2001.10.29
Web posted at: 7:28 AM JST (2228 GMT)
(CNN) 28日付のニューヨーク・タイムズ紙は、9月11日の同時多発テロの直後、
米国内のウサマ・ビンラディン氏の支持者が電話でテロの成功を祝福し合っている会話を
傍受していたと報じた。この支持者らは逮捕されているという。同時テロに絡む逮捕者は
これまでに977人にのぼる。
同紙によると、テロの後に支持者が電話で祝福するパターンは1998年のケニア・
タンザニアの大使館爆破事件直後にもあった。捜査当局が同時多発テロのすぐ直後に
電話傍受を始めたのはこのためだという。
何人がこうした電話傍受により逮捕されたのか、あるいは、会話はどのようなもので
あったかなどは分かっていない。さらに、こうした人物が、同時テロを事前に知っていたのか、
または、単に反米テロが起きたことを喜んだだけなのかなども分からないという。
同紙はまた、ビンラディン氏が8月末から衛星電話など電子機器を使わないどころか
近づかないようになったことを、米諜報機関がつかんだと報じている。
それによると、8月27日、パレスチナ解放機構(PLO)の反主流派パレスチナ解放人民
戦線(PFLP)のアブアリ・ムスタファ議長がイスラエル軍に殺害されたのは、同議長が
携帯電話を使い、居所を知られたためだったことを、ビンラディン氏がつかんだ。
それ以来、ビンラディン氏は電子機器を極度に警戒するようになったという。
同時多発テロの直前、ビンラディン氏がシリアに滞在中の家族に電話し「近いうちに何か
大きなことが起きる」と話したと報じられたことについても、実際に電話したのは、
ビンラディン氏自身ではなく、代理の者だったという。
ビンラディン氏は最近、使者を使って連絡をとっている。
http://cnn.co.jp/2001/US/10/28/binladen.telephone/index.html