米メディア進出・北朝鮮投資…死去の文鮮明氏
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120903-OYT1T00954.htm 【ソウル=門間順平】韓国で3日死去した世界基督教統一神霊協会(統一教会)創始者の文鮮明(ムンソンミョン)氏は、
米メディア界進出や北朝鮮への積極投資などでも注目を集めた。
統一教会は反共志向が強く、文氏は1968年に「国際勝共連合」を設立。一方で南北統一も目標に掲げ、北朝鮮に投資してきた。
2002年に南西部・南浦(ナムポ)市に完工した「平和自動車」組み立て工場は南北合弁事業の成功例とされる。年産1万台規模で、
韓国メディアによると、ここ数年は黒字を計上している。
文氏は、メディアの影響力に早くから注目していたとされ、同氏が主導する形で1982年、米首都で保守系紙ワシントン・タイムズが創刊。
2000年には、統一教会系の企業が経営不振に陥った米UPI通信社を買収し、同社の名物記者が抗議の辞職をするなど物議を醸した。
(2012年9月3日20時14分 読売新聞)