まあ6くらいまで読んでマターリしようや

うるさく飛び回る蚊を殺そうと思えば簡単だった。
でも彼は殺さなかった。処理がめんどうだし、ティッシュが手元になかったのだ。

蚊はどこかへ飛び去り、別の人間の腕にかみついた。
かまれたその男、仕事に向かう途中、蚊に刺されたところを掻こうとよそ見をしたのが原因で、横断歩道を渡っていた主婦と事故を起こしてしまった。

その主婦にしてみれば、買い置きしていたはずの子どものオヤツがないことに気づき、朝の家事を済ませて、
いつもより少し遠めの、お菓子の安売り広告をしていたスーパーまで足を運んだ買い物帰りでの出来事だった。

一方、そのオヤツはというと、次男がおなかをすかして夜中にコッソリと食べてしまっていたのである。
昨晩の夜ごはんで、お兄ちゃんとジャンケンをしておかずをとられてしまった。ハラペコで眠れなかったのだ。

こう考えると、ひとつの交通事故が起こるにも、さまざまな出来事が積み重なっていると感じる。
彼が蚊を殺していれば、
ティッシュが手元にあったならば、
蚊がそのドライバーの男をかまなければ、
かゆみがその時に男に襲わなければ、
そのときにスーパーが安売りをしていなければ、
子どもがジャンケンをしていなければ、
次男がそれに勝っていれば、
この交通事故は起きなかった。

これら以外にも、さまざまな出来事があっただろう。
蚊を殺すのがめんどうと思えるほど、その時、彼は２ちゃんに夢中だった。
事故現場のいくつか手前の信号で、赤になったにもかかわらず走り抜けた。
前方にいたノロノロ運転の車を、いつもはしないが今日たまたま追い越したい気分だったので追い越した。
カーステから流れるノリのいい音楽のせいで、こころもちアクセルを強く踏んでいた。
買い物先のレジで、前の客が札を使わず小銭を使いきろうとモタモタやっていた。
もうひとつ寄らなければならないところがあったのに忘れていた。
ご近所の奥さんを見かけたが、声を掛けようかどうしようか数秒迷った末、結局掛けないことにした。
親に「たまには外で遊びなさい」と叱られた次男が、その日外で遊んだがゆえに、いつもよりおなかをすかしてしまった。

事故に至るまでの彼らには、ここに書ききれないくらいにいろいろな出来事があったはず。
そしてそれらを含めた、他の無数の出来事とが寄り集まって、この”交通事故”という出来事は起こってしまった。
また、この交通事故を引き起こした出来事のひとつひとつは、同様にそれぞれがまた無数ともいえる出来事が合わさって起こったもの。
それはつまり、この”交通事故”という出来事もまた、ほかの出来事を形成するひとつの出来事になるということ。

物事は継ぎ目なく連続して、無限の絡み合いの中で生まれた事象はまたその無限の中に溶け込み、新たな事象を生み出す要素となる。

”彼が蚊を殺していれば、あの交通事故は起きなかった”
確かにそうかもしれない。でも、
”彼が蚊を殺していれば、ある航空機が墜落していた”
ということだって充分に考えうること。
いままであったいろいろな出来事の偶然に、もうひとつふたつの偶然を重ねるだけで、それは起こりえたことだ。

例えば、その交通事故を起こした運転手が、操縦暦のまだ浅い新米の航空機パイロットで、
この交通事故によってその操縦ができなくなり、代わりに別のベテランパイロットが操縦することになった。
しかし、新米の操縦するはずだったその航空機は、実は墜落してもおかしくないトラブルを抱えていた。
不幸中の幸い、トラブル発生後も、そのベテランパイロットの今までの豊富な経験をもとに、からくも無事軟着陸できたとする。

ここに、”彼が蚊を殺した”という出来事を付け加えれば・・・
おそらく、この新米パイロットは交通事故を起こすことなくあっさりと空港までたどりつき、問題のあるこの飛行機の操縦桿を握っていただろう。
そして、彼では対処できないようなトラブルが発生し・・・

このスレを読んだあなたが、いま起こしたその小さなアクションひとつで、上に書いた飛行機事故がかすんでしまうほど、
とてつもなく大きな出来事につながっていることもあるってことだよね。
もちろん、あなたのそのアクションひとつだけでは何も起こらなかっただろうけど、逆にそれをしなければ、その出来事も起こらなかった。
ひとつの行動が未来の何につながっているかはわからない。
イチローのメジャー最多安打記録かもしれない。
宅間のような異常犯罪者の心理を形成する手助けになったかもしれない。
ニュー速に立てられた全てのスレ、それのどれかに関わっていたかもしれない。
ゼロではない。あくまで可能性の話だ。そしてわれわれの周りには、ゼロではない極小の可能性をもった出来事が無数に起こっている。

”人は生まれながらに意味を持っている” ”生きていても意味のない人間なんていない”と、よく耳にする。
この先のずっと未来、人類が絶滅していようとも、あるいは、これ以上ないというほど進化を遂げていようとも、
今のあなたのそのひとつの行動が、間接的×∞という道程を経て、そのどちらかに関係しているかもしれない。
ましてや何十年と生きてきたのなら、それだけで、それはとても大きな影響を世に与えたことと同じことなのかもしれない。

またーり。

またーり

興味深いがとりあえずまたーり

1-6までよまずに、またーり

読んでからまたーりしてくれやごるああ！


またーり。

断る、３行以上の文は読めん！

わかった。3行でまとめる。
「生きろ！」
そしてまたーりだ。

俺も常々思ってることを長々と文章にしてくれてありがとう。

でもヒッキーにはあまり意味ないね。

がんばって読んだが無気力になったぞ

不思議な気分になったな

＞＞１４
ひっきーでもそれなりに意味あるってことじゃないか！げんきだせよ

>>1-6
優しいんだな。

またーり

誰か要約してくれ。

つまり。
人は、気分が沈んだりすると自分は生きていて意味の無い人間だ、等と好く言うけれども。
実際は生きている事自体が何かしら生きている限り無限の事象に関係していて。
そう考えると、「意味の無い人間なんて居ないんだよ。」と。
だから気に病むなと。

むかしドラ○もんの中で見た話と似てるな。


うろ覚えだけど、たしかタイムパトロールの人間が、ある少年をひそかに守り続けていた。
その少年は、勉強もできない、運動神経もよくない、友達はいない、と何のとりえもない少年だった。
しかしその少年は、未来において非常に重要な存在であるがために、パトロール員がずっと見守っていたというもの。
その少年はあるときなにげなく石ころをけとばす。ところがその石ころが野良犬にヒット。
野良犬に追いかけられる少年。なんとか逃げ切れた少年がふと横を見ると、そこに井戸のような大きな穴が一つ。
その穴を覗き込むとナント中に人が！少年の呼びかけによりその人は無事救出される。
その穴に落ちていた人は、のちに世界を救うほどの大発明をする科学者だった・・・

こういうことはよく考えるけど、よく文章にしてくれた、って感じだ。
僕には面倒でできない。

テニスは、ちょっと書くのは、やめといたからなぁ。
そろそろいいかと、ここらで、一気に書いてるので、まあ、思い出したのを書いとくと。
テクノロジーじゃなくて、ダンスホールレゲーとトランスだろう。
とかぁ。

>>15
わからんでもないな。

ゴッゴルスレ
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/hp/1098088061/

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
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またーりサルベージ

またーりハルマゲドン