毎週金曜の夜は、いっしょにビデオを観る日に決めてある。
今週は僕が選ぶ番。千里子の反対を押しきって、『13日の金曜日』を借りた。
ブーブー言ってた割りには、僕の横にチョコンと座って、心配そうに画面をみている
千里子のようすは、なかなかカワイイ。
それでも恐怖モノは大の苦手。どうしても怖いシーンになると、僕の背中に顔をうずめて、
「コワイとこ過ぎたらおしえてっ!」
これがまた、カワイイ。
「もうダイジョウブだよ」
「キャー、うそつき! まだジェイソンでてるじゃーん! イジワルぅバカバカァ!」
僕の背中をやわらかいグーでポコポコなぐる。これがまたカワイくて、やめられない。
日曜日の夕方のスーパー。
黄色い店内用のカゴの片一方を僕が持ち、もう一方を千里子が持つ。
ふと立ち止まると、なにやら悩んでる様子の千里子。
視線を追うと、どうやら、『カニクリーミーコロッケかエビフライか……』それが問題らしい。
「あなた、どっちが好き?」
人差し指を立てて、迷う僕。
「俺が好きなのは……こっちだな」
僕の指が着地したのは、千里子の鼻のアタマだった。
千里子は照れながら、冷凍食品を、二つともカゴに入れると、買い物カゴを僕にまかせた。
そして、あいた両手で、僕の右手をしっかりつかんだ。
日曜日をつぶして、買い物につきあったお礼だということで、今日の晩ゴハンは、
千里子が手料理をごちそうしてくれるコトになった。
二人でならんで歩く商店街。夢見ごこちの僕。
『若奥さん、お刺し身安くしちゃうよ』
魚屋のおやじのダミ声。
「うちのだんな様、よくたべるから、おまけしてね」
カワイイ千里子の声。
「えっ? だ、だんな?」
すっとんきょうな僕の声。
「しーっ! ねぇ、おじさん、新婚家庭は、家計が苦しいんだから、安くしてネ」
『よーし! じゃ、イカもつけて800万円! 200万円のおつり! 土地でも買いなーっ』
買い物袋を片手に得意そうな千里子。
「うそついちゃった」
ピロッと舌をだす。
うそじゃなくしたい―――。
最近になってドラクエ、それも3をはじめた千里子。
ムチャをするからスグHPが残り少なくなる。
街の直前でモンスターに遭遇。
『にげる』にカーソルをあわせてお祈り。
「一生のおねがい。スライムくん、私のちりこを見逃してあげて」
俺からもたのむよ……スライムくん。
禿ワラww
『御いっしょで、2984円になります』
ファミレスのレジ、僕が会計を済ませていると、すぐとなりのグッズコーナーで、
恋人の千里子が何やら見つけたらしい。
「ねぇコレ買ってぇ」
千里子が差し出したのは、お腹を押すと、『ガーガー』鳴く、ペンギンのぬいぐるみだった。
千里子がねだるものは、いつもたわいない。
僕はそのたわいないお願いを聞くのが好きだし、そんなことで最高の表情をみせてくれる
千里子が大好きだ。
帰り道、両手で持ったペンギン君と向かい合い、ニッコニコ顔の千里子。
「誰かさんにソックリだから、欲しかったんだよネ、ペンギン君」
『ガーガー』
いつもダイエットを考える僕だけど、今日ばかりは、このペンギン体型も捨てたもんじゃないかなと思う。
「千里子、そのミサンガ、どんな願いがかかってんの?」
「これ? 内緒ー、そっちこそ、なにをかけてんの?」
「これかぁ、これは『千里子が俺の想いに気づいてくれますように』ってサ」
「ハハハハハ」
千里子につられて僕も笑ってしまい、僕なりの勇気は、気のきいたアメリカンジョークに
かわってしまった。
「それじゃ二人同時に切れるんだネ……」
これまた気のきいた切り返しだが、千里子は自分で言っといて、耳まで真っ赤にしている。
ちょっと来ない間にまたえらい事に・・・(苦笑
「つまらん」と言われますが、
自分が他人の土俵の上で始めた以上、
ケリをつける意味でも書きます。
煽りはスルーしてるので気にしません。
自分の意見もなるべくここで出さないようにしてるので。
では、またあとで。
P・S 自分も浜松で新薬のモニターした事あります。
高木美保似のちっこい看護婦がいたな。妊婦でしたが。
日曜の朝。
気がつくとベッドには自分一人。
なにやら台所のほうからおいしそうなニオイが。
このあと千里子に、『あなた、おきてェ』なんて言われて、いっしょに朝ごはんを
食べてお昼からショッピングにでも――。
独身時代には考えられなかった、充実した日曜日になりそうだ。
さて、『あなたおきて』を、より一層味わうために、もうひと寝入りしようとしていたら、
何やらコゲくさい。
>>962 引っ込んでろw 今はとてつもないネタが降臨しているw
とびおきて台所のドアをあけると、換気扇大活躍の中、はんべその千里子。
そして、ガス台の上には、元フレンチトーストだったと思われる炭。
しょんぼり顔で立っている千里子の横に立って片手で頭をなでながら、
元フレンチトーストをひょいと一口。
「千里子のつくったもんなら、なんでもうまいよ」
リビングで阪神戦を観ながら、仕事の残りを片づけていると、台所から女房の悲鳴が、
現場にかけつけると、台所のすみに追いつめられている千里子。
「あなた…ゴ、ゴキブリ!」
涙目。
いつものことだから、あらかじめ右手に持ってきた、新聞の丸めたやつで、
『パコッ』とやって、チリ紙でゴミ箱へポイ。
「あんまり、うちの奥さんをいじめないでくれヨ……」
こんなことで、ほっぺたにお礼のチューをもらった。
さて、野球、野球と―――。
喫茶店で、ケーキセットを食べながら。
「ミルフィーユが上手に食べられるようになったら、大人の女なんだってサ」
だれに聞いたか知らないが、そんなコトを言ってるうちは、子供だよ、千里子。
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
「私、ウィンクしようとすると、両目ともつぶっちゃうんだよ」
喫茶店にて、千里子とのデート中のヒトコマ。
「え? どれどれ、ホントだ」
不器用そうにウィンクを失敗する千里子。
「なんで、できないんだよ。こうだろ…ホラ簡単じゃん」
「あっ、ズルーイ。エイッエイッエイッ」
「ハハハ…口は曲げないでいいんだよ」
「あれ? エイッ」
みてると、はがゆくなってくる。こうなると、こっちも真剣にコーチしたくなる。
「まず、両目ともつぶって、片目だけあけるってのは?」
「うーん、だめだめ」
もはや、こんなことで半泣きだ。
「じゃあ、両目とじて、片目にそっと手をあてて、そっと右目をあける。
そうそう…そのまま…手をはなす…」
「できたー」
不思議なもんで、一回コツをおぼえると、何度でもできるようになる。
30分もガンバル僕らも僕らだが、千里子はウィンクをマスターした。
「ホラホラ、見て、エイッ、キャハハ」
ホラホラはいいけど、ちょっと照れくさくなってきたヨ。
兄「おい、もっと開けよ。よく見えないだろ」
妹「あんっ、これ以上はダメ! 恥ずかしいもんっ…」
兄「なあ、小学生のころはよく見せ合いっこしただろ」
妹「あのころはまだ子供だったから・・・。私もう中学生なんだよ」
兄「親父には見せたんだろ、オレにはダメだっていうのかよ!」
妹「だってパパは・・・」
兄「じれったいな。オレが開いてやるよ!」
妹「ダメ、お兄ちゃん、ああ・・・」
兄「すげぇ! 小学生のときとは全然ちがう・・・」
妹「やめて、そんなに開いたら全部見えちゃうよ・・・」
兄「なんか複雑になってる」
妹「あたりまえでしょ、中学生になって科目も増えてるんだから」
妹の通信簿を無理矢理見ようとする兄でした。
毎週金曜の夜は、いっしょにビデオを観る日に決めてある。
今週は僕が選ぶ番。千里子の反対を押しきって、『13日の金曜日』を借りた。
ブーブー言ってた割りには、僕の横にチョコンと座って、心配そうに画面をみている
千里子のようすは、なかなかカワイイ。
それでも恐怖モノは大の苦手。どうしても怖いシーンになると、僕の背中に顔をうずめて、
「コワイとこ過ぎたらおしえてっ!」
これがまた、カワイイ。
「もうダイジョウブだよ」
「キャー、うそつき! まだジェイソンでてるじゃーん! イジワルぅバカバカァ!」
僕の背中をやわらかいグーでポコポコなぐる。これがまたカワイくて、やめられない。
毎週金曜の夜は、いっしょにエロビデオを観る日に決めてある。
今週は僕が選ぶ番。千里子の反対を押しきって、『ザーメンアイドル』を借りた。
ブーブー言ってた割りには、僕の横にチョコンと座って、興味深そうに画面をみている
千里子のようすは、なかなかカワイイ。 勃起モノ。
それでもザーメンモノは大の得意。どうしても顔射シーンになると、僕の股間に顔をうずめて、
「発射しそうになったらおしえてっ!」
これがまた、カワイイ。勃起モノ。
「もういきそうだよ」
「キャー、うそつき! まだシコってるじゃーん! イジワルぅバカバカァ!」
僕の股間をやわらかい口唇でチュパチュパやる。これがまたカワイくて、やめられない。
『フォーエバー・チリコ……』
知っている事なんて
何もないのかもしれない
ただどうしても君が好きで
ただどうしても会いたくて
胸に抱いて 見上げる瞳を
胸に抱いて そのぬくもりを
どんなことを失うより
かけがえのないもの
何がつまらないことで
何が大切なことだろう
君の手を離さないでいたい
フォーエバー・チリコ……
『アイ・ラブ・チリコ……』
今すぐ逢いたくて
僕は君に逢いたくて
気がついたら走りだしてた
理由なんて思いつかない
どうしても抱きしめたくて
君がいるから この空も海も好きで
君がいるから 昨日も明日も好きで
形はないけど
僕は君が好きだよ
たぶんそれが生きている理由
どうすれば伝えられるだろう
僕は君を抱きしめるんだ
アイ・ラブ・チリコ…… フォーエバー
終わりか・・・・??
このスレで一番ワロタwww
千里子萌え 千里子萌え 千里子萌え
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いやぁ!いいもん読ませてもらった!!w
ありがとうwwwww
こうもり穴 という洞窟をご存知でしょうか。
どっかにあった、かなり深い洞窟で、
自由に探検できるようになってるものです。
そんで、数人でいってみたんです。
中には懐中電動を持って入る必要があります。何も照明がありません。
ロープがしかれてて、それを辿れば迷子になりません。
中は、幾つもの洞窟に分岐してて、迷ったらヤヴァそうです。
そして、1時間は歩いたでしょうか。
かなり狭くなってきてて、もう疲れてきたころ、
洞窟の端に何かあって、よく見ると、石像です。
何の石像かは分からないぐらいなもので、
なんでこんなとこにあるんだと思ったんです。
後から遅れて来た友達が、石像に気付かず、つっかかってしまったんです。
そして、よくみると、見事に折れてるわけです。
「壊した!」などと言って冷や汗ものでしたが、誰かが見てるわけでもないので、
そのままです。
ロープは、そこで途切れていて、洞窟はさらに細くなっています。
そこからひき返すことにしたのです。
来た道をだどればいいだけですが、
洞窟は分岐してるので、ヘタすると迷子になります。
そして、30分ぐらい歩いたとこで、
道が変わっているかと思ったのですが、
みんな進むので、まとまって歩いていきました。
しかし、1時間進んだところで、出口になりませんでした。
道に迷った?
しかし、ロープは有りますので、それを辿っていけるとこまで行くことにしました。
そして、歩けど歩けど、同じところをグルグル回っているようで、
いずれにしてもいつまでたっても出口が無いところを見ると、
これはまた何物かの手に落ちたな。
む、光が。でたーーー!
なに?こ、ここは、仏陀の手のひらの上!?
おれたちにとっては、数時間も歩いたはずが、
神仏にとっては手のひらの上を動き回っているにすぎなかったというのか。
そうか。分かったぞ。我々を翻弄しているものが。あいつだ。
最も神に近い男。バルゴの釈迦!
しかし、相手が分かった以上、これで分かった。ようは釈迦自身に消えてもらうことなのだ。
そうだ!消えてもらうぞ釈迦!ウオオオオオオ。
こ、これはさっきのよりも凄まじい攻撃的コスモが。
あぶない!この至近距離は処女宮ごと粉々にされるぞ!
ドガガガガガ!
やったか?いや、さすが釈迦だ。己の周りに防御壁を敷いてビクともせぬわ。
ハーデスの走狗になりさがりアテナの命を狙いにくるなど言語同断。
オーム!天魔降伏!ガカア!
こ、これは、蟹宮が半ば崩壊している!
釈迦が処女宮から放った天魔降伏の威力か。なんと凄まじい。
モモコだよー!
モモコ、この前DQN仲間の友達と一緒に6人で精神病院に肝試しに行ったの。
そしたらどの壁にも頑丈に鉄柵がはめられてあって中に入れないんです。
もうね、馬鹿かと。アホかと。精神病院はもっと殺伐としているべきなんですよ。
あ、殺伐としている。まいっか。で、いざ潜入しようとしたら仲間のうちの
1人が突然叫び声を上げて逃げ出したんですね。モモコ達もさあ、それに続いた
の。そして全員車まで一木さんに逃げてきて、中でゼイゼイ言ってたの。
誰かがその逃げ出した奴に「何で逃げたんよ?」と聞いたら、そいつこう答えた
「お前らには見えなかったのか?病院の全部の窓から人が顔を出してこっちに
向かって手を振っていたんだぞ!」
確かにそりゃ怖い罠。とゆう訳でモモコの怖いお話終わり。
とっぴんぱらりのぷう。
987 :
モモコ:04/08/03 11:08 ID:???
ちなみにその精神病院はまだ営業中で、手を振っていたのは生身の人間だったと思うよ。
そりゃすげーや。
次
小学校の修学旅行でのことだった。
我々は一路目的地をめざしてバスに乗り込んだ。
席も隣同士だった。少しテンションの高すぎる彼に閉口しながらも、
バスの旅は快調に進んで行った・・・。
しかし、バスに乗って1時間が過ぎた頃には、安川君はさっきまでの
テンションがウソだったかのように静かになり、何か神妙な顔つきに
なっていた。
「車酔いか?」
私は聞いてみた。
「うん、ちょっと酔ったみたい。」
「先生に言おうか?「」
「いや、大丈夫、言わんといて」
「そうか、また気分悪くなったら言いや。」
「うん。」
まぁ彼が大丈夫だと言うのだから、それ以上のしようはない。
私も彼の車酔いにつきあって、せっかくの楽しい修学旅行をだいなしに
するつもりは毛頭なく、彼を放って友人らとの会話を楽しんでいた。
「先生、和田さんが気分悪いって」
突然後方の女子らの席からゲロ警告が先生に報告された。
警告されたところで、先生にできるのは「大丈夫?」とのお決まりの
セリフとゲロ袋を装着したゲロバケツを渡すことぐらいだ。
今年の夏コミの悪夢です。
夏コミ前にね、コピー本やる友達の手伝いをしに家を開けてたんですよ。私。
翌日は楽しいコミケ、ペーパーも終わったし、張り切っ て行くか、と。
時間は夜の8時だったかなあ。駅から歩いて戻って、自分のアパートとマンションの
間の子のような自宅へいそいそ歩いて来ました。私の部屋、三階の端なんですが、
窓が明るいんですよ。電気消して行ったはずなのに、なんで?と思って慌てて部屋に
向かったら、なんか・・・ドア越しに人の気配があるじゃないですか。気が動転しつ
つも慌てて鍵を開いたら、そこには見知らぬ四人の厨房が人の部屋でくつろいでやがりました。
・・・・ど、どうして部屋の中に勝手に入れたのよう・・・・。
しかも、チェーンついてるのでガチャガチャしまして、
「ちょっと!あなたたち、なんなの!?ここ開けなさい!!」
って怒るとですね、真中にいたメガネっ子がやっと 気づいたフリをして
「ヤ○ちゃん〜?」とかって駆け寄ってくるんです。
なんで、友達の顔知らないの・・・よりも、もしかしてまだ来るのか!?
そう戦慄しながらどうにか外れたチェーンにほっと息をついて飛び込み、慌てて言ったんです。
「ここ、私の部屋なんだけど、あなたたち、勝手になにしてるの!?」と。
泥棒とか なんとか、言いようはあるんでしょうけど。
私も友人たちには偉そうに言ってたんですけど、実際当事者になると気が動転しちゃってだめですね(泣)
彼女の返事は、きょとんとした顔で
「え?○○さんでしょ?チャットでお友達になったじゃないですか。通販したし、住所わかってたから、明日コミケだし」
・・・・・・はあ!?
「住所分かったからって・・・押しかけるなんて、なに非常識なこと言ってるの!?」
思わず本気で素っ頓狂な声で叫ぶと、残りの三人もきょとん。
しかも、人の部屋荒らしまくってるし。いつからいたんでしょうか、布団ぐちゃぐちゃだし、なんか、
台所とか、原稿とか、本とか、なんか、なんか色々・・・。
とっぴんぱらりのぷう。
もちろん、不法侵入罪です。カンカンになって警察に言ったんですよ。
やっと来てくれた警官さんにああだこうだ言ったんですが、彼女たちが友達ですと
言い張ったこと、それから運悪くその時まだ登場してなかった○○が来て、
彼女までも何事もなかったように、にこにこと・・・。
そして、決定的な不運はその彼女と一緒に来た人です。
新ジャンルで友人になったばかりのOL!まともだと信じていた彼女が、事の発端だったわけですよ。
中に一人本物の友人がいるとなれば、事態は逆転します。しかも彼女ったら公務員・・・(泣)
わ、私の血税・・・。いや、それはともかく、しかも未成年の中に混じる成人。これが不味かった。
警官さんは口をぱくぱくさせる私を尻目に、
「よかった、保護者がいるんだね。じゃあ、僕はこれで。多いんですよなんたらかんたら」
とか言いながら帰ってしまいました。私の主張は全部無視。
話術達者で美人なOLが一見物凄くしっかりまともな人に見えたからでしょう。
それで私が
「香葉(仮名)さん、なんでいきなりこんなことなってるの!?」
「前に泊めてってて言ったらあなたいいって言ったでしょ?電話したけどつながらなくて。
携帯、ちゃんと持ってるの?」
「充電器忘れて・・・って、関係ないでしょ!」
「だめよ、しっかりしなくちゃ。この子達も泊まるとこ探してたみたいだから、
ちょうどいいと思って。困った時は助け合いだものね」
にっこり、じゃないよ!
「だから、どうして入れたのよ!!」
「ご実家のお母様にお電話で事情を話したら大家さんに電話入れてくれたのよ。
よかったわ、今買い物済ませてきたからなにか食べましょうね。食費はいいわ。宿代だと思って。
でも私、料理できないの。美奈さん料理上手でしょ?楽しみだわ」
・・・・わ、私がつくるって、それより、お母さん・・・だ、騙されちゃったらしいよ・・・。
混乱する頭を抱えながらとにかく私は部屋に戻り、電話をかけました。実家にです。
そしたら開口一番母に言われましたよ。
「いやあ、あんたにもまともな友達がおったんねえ。香葉さん丁寧でしっかりしてて安心したわ」
とかなんとか、心づけまで送ったらしく、完全に私が悪者です!
どんな話を母にしたのかは、多分言わなくても皆さん想像がつきますでしょう。
同人を快く思ってない母だったからなおさら。
それでも「こんな勝手な話ってないよ」と電話を切り、私は後ろでたむろする厨房5人とこ香葉さんを見て言いました。
勝手なことをされたって泊める気はない。自分で散らかしたものを片付けてさっさと出て行って!!と。
すると決り文句です。
「だってお金ないよ」「野宿しろって言うの!?」
香葉さんは香葉さんで心底分からないといった顔で
「友達にそんなこと言うの?まあ、あなたが言うなら彼女たちは出て行けばいいんでしょうけども」
・・・・あんたもよ!!彼女のわけのわからない理屈に眩暈を覚えながら
「あんたももう友達じゃない!出て行って!」
と言うと、彼女はむっとした顔で振り向き、打って変わって恐ろしい形相で彼女たちに凄んだのです。
「あんたたちみたいな子供と付き合うとどうなるかの証明よね。さあ、出てきなさい」
・・・って、あなたどっちの味方なんだろう。そして、今度は彼女と厨房たちの戦いになったんですよ。
ういうこと!?
私は本当に暫くの間、罵倒し合う・・・というか、うお〜んと泣く厨房よりも彼女が怖くて凍り付いてました。
私に、鈴木さんの元彼のような知り合いがいてくれたら・・・・。でも、いないし自分でなんとかするしかないんです。
とにかく、こんな狭いところで乱闘されてはたまりません。壊れたら困る高価なものだってあるんです。
・・というか、押入れの襖とか困る!
私はとにかく彼女らを止めました。そして、そしてね、
「やっぱりあなたは私の味方なのね」
長い黒髪ストレートヘヤを振り乱し、振り向いてにっこりと笑った
彼女の顔が、私には般若のようでしたよ。本当に・・・。
怖かったんです。叩き出したかったけど、とにかく怖かった。
私はとにかく厨房たちを追い出して、・・・正確には彼女が叩き出して、
厨房たちの荷物をその背中に投げつけたのですが。部屋には、私と彼女が残されました。
分かってます。追い出した方がいいことは。でも・・・でもね、怖かったんですよ。とにかく。
長い髪をかきあげてくつろぐ彼女に乞われるままお茶を出して、私は恐怖でぶるぶる震える心境で
とにかく荒らされた部屋を片付けて、彼女の買ってきたスーパーの袋を見て、また凍りつきました。
3キロもの牛肉、2キロもの鶏肉、豚肉、とにかく、入ってるのはあらゆる種類の肉、肉、肉!!!
いや、単にすごくお肉が好きなだけかも知れませんが、あのファイトを見た後ではきついです・・・。
しかも、ドアの外では叩き出された厨房たちがうおんうおんと泣き、ドアをこう、かりかり?とか。
思考停止した頭の中で、思わずこれって夢なんじゃ・・・って思いました。私も。
多分そう思う人いっぱいいると思う。私は実は小説書いてますが、あの時の恐怖、こんな文じゃまだまだ巧く伝えられません。
ああ、だから二人して重そうにこの袋持ってたのか・・・と思いながら、私は恐る恐る彼女を振りかえって言いました。
「あの、これ肉しか入ってないんだけど」
すると返事は、
「そうよ。みんなエネルギーが必要でしょ?さあ、なにか作ってね。余ったらあげるわ」
・・・いらないでス・・・(泣)でも、最後に勇気を振り絞ってもう一回言ったのですよ。
「ところで、私はあなたのこと許してないんですけど。これ持って出てって下さい」
答えは、答えは、こ、怖い目での凝視!!!ただ、こっちをジロリと見たまま、静止するの!
なにも言わないの!!怖いんですってば!!
「・・・明日コミケよ。いまさらホテル取れって言うの」
「で、でも、だけど・・・」
「・・・外の連中、うるさいわね。バケツに水入れて頂戴。水でも浴びればちょっとは静かになるでしょうよ」
・・・・な、夏だけど、その発想が怖い!!
「い、いいです!その内諦めるでしょうから!!」
「・・・そうね。じゃあ早くして。お腹空いてるのよ、私。怒りっぽくなってしまうのよね」
・・・負けました。殺されそうな気がして(泣)。
半泣きになりながら冷蔵庫を開けて、いつまでもドアの前から消えない気配に怯えながらつくって
たのですけど、こんな、肉ばっかりでご飯つくれって・・・。
私、一人暮しだからお野菜だってちょっとしかないのに。そう思いながらどうにか野菜を入れて一人分つくって出したんですよ。
ちゃんと、一式揃えて。そしたら開口一番
「少ないわ。もっとよ」
ふ、二人分ぐらい作ったつもりだったのに(泣)。一緒には食べなくても・・・。
でも、仕方なくまた別のものをつくってね、その傍ら滅茶苦茶に汚された台所を片付けてたんです。
そしたらドアが叩かれまして、言われました。 大家さんに。
「美奈さん?この子たちだけどねえ」
慌てて弁解しようとドアを開けた瞬間、厨房たちは物凄いスピードで部屋に転がり込んで来て、言いましたよ。
「ケンカしちゃったんです〜」
大家さんは大家さんで、私が必死に首を振っても
「仲良くしてくださいよ。苦情が出ますからね。ああ、でも美奈さんにこんなしっかりしたお友達がいるなんて安心ねえ」
・・・気がついたら、背後に彼女が!!またにこやかに挨拶を返す彼女に、私、言い返せませんでした・・・。
とにかくその後、私はご飯作りました。背筋にぞわぞわしたものを感じながら、作りました!
電話したかった。助けも求めたかったけど、怖くてそれどころじゃ・・・。
なんで携帯の充電器忘れちゃったんだろうとか後悔しながら、肉しかないような料理をつくって、
大皿は一枚しかないし、唯一の大きなお鍋に入れて運んだんです。
「不細工な見かけねえ」
「入れ物ないんですよ。堪えてください」
そして、とにかく片付けようとしたら、後ろで6人が貪り食ってるんですよ・・・。
大鍋一杯の肉料理を。しかも、その時気がついたのですが、彼女とんでもない大食らいなんです!
信じられないかも知れないですが、お肉の三分の二ぐらい一人で食べてたんじゃないかな。
その食事風景の異様なこと!しかも、片手には1リットル牛乳!!恐ろしい!!!
この時にはもう、厨房たちの追い出しも諦めてました。だって、また表で騒がれでもしたら・・・
以前に止まりに来た友人がお酒を飲んで騒いだ時にも怒られてるので、(彼女はいい人です。
その時だけ羽目を外しただけで、今も仲良くしてますし、反省してくれてます)
また騒動になったらと思い、とにかく明日のコミケ本番まで我慢しようと思いました。
それに一度友人から電話が入る予定なので、その時にSOSをと思って・・・。それまでの辛抱だと思って、
私の方はもう食欲なんてないので荒らされた部屋を片付けながら彼女たちの晩餐を眺めてました。
そして食べ終わった後、とにかく片付けをしてお風呂を沸かしましたよ。
もてなしのマナーがないとか怒られながら(泣)。正直、無邪気に私に会えて嬉しいとはしゃぐ厨房たちの方が
万倍可愛く見えました(号泣)。彼女たちは原稿見たいとか、スケブ書いて下さいとか程度なので・・・
と、この時は思ってましたが。
そして夜。一組しかない布団は当然彼女に奪われ、厨房たちがその回りでとぐろを巻いてるのを横目に
明かりを消されて、私は恐怖でどきどきしながらまんじりともせずに電話を待ちました。
私が電話を掛けようとすると彼女に
「どこへ掛けるつもりなの?」
と怖い顔と声で聞かれるので。
こっち見て眠っている彼女が今にも目を開けそうで、本当に怖かったんですよ!!!
ミザリー見て味わった恐怖の何倍も怖かった・・・。
そして、いつまでも鳴らない電話に内心で最後は恨み言を言いながら、夜が明けて。
見てしまいました。電話線、引き抜かれてたんです・・・。
引き抜かれた電話線を震えながら見て、カチリと差しこんで、私はとにかく誰かに電話をしようと
受話器を取りました。そっとです。で、でもその瞬間、
「どこに掛けるの?」
こっちを向いたまま寝ていた彼女の目がぱっちりと開いて、聞かれたんです!
いつのまにか起きてたんですよ!!私は本気で震えながら聞きました。
「で、電話線が抜けてるんだけど・・・」
「寝てるときの電話ってうるさいでしょ。それより、お腹が空いたわ」
まんじりともせずユラリ、と起きあがった彼女が怖くて、私はとにかく朝食を作りました。
見かけ、十人分ぐらいは。その頃には厨房たちも起きあがり、一緒に食べれば?の誘いを必死に蹴って
私はもうどうでもいいから早く彼女らが、いえ彼女だけでも消えてくれと祈ってました。
厨房もいやです。でも、私には彼女の方が何倍もいやだったんです。
頼まれても食欲なんかかけらもない私はただひたすら事が終わってくれますようにと祈りながら
部屋の片隅で座ってました。昨日の今ごろは今日の本番をわくわくしながら待ってたのに(泣)。
信じられない。
そして食べ終わった彼女はおもむろに立ち上がり、
「じゃあ、行きましょうか」
と厨房たちに言いました。厨房たちはまだ私に未練があるようでしたが、やっぱり彼女が怖いのかな。
おとなしく返事をして言われるままです。
そして
「ご苦労様。じゃあ、この子たちは連れて行くから。おいたをさせたわ。叱っておくからね。・・・会場で会いましょう」
会いたくないです!一番のおいたはあなたです!!
・・・そんなこと言えるはずもなく、私はこくこく頷いて彼女たちを叩き出し、とにかくチェーンかけて鍵もかけて、
ずるずる崩れるように泣きました。
それで、とにかく凄まじい食事後を片付けて、手を拭いたところで漸く電話が鳴って、今日一緒に行く予定の友人の声が聞けたのです。
でも、でも内容は・・・。
「心配したよォ。電話出ないしさ。あ、でも香葉さんからメール来てた。うっかり蹴つまづいて
彼女が抜いたって?美人なのにドジね。でもしっかりしてるし、あんたの友達じゃ一番じゃない?」
とんでもない!でも、先手を打たれてました。
「それで、宿のない子達泊めてあげたって?人がいいのもほどほどにしときなさいよ。よかったね、彼女がいてくれて」
・・・・なんだか、もう(泣)。このときにすぐ話してもよかったのですが、なんだか全身の力が抜けて、
私は電話を切ってへたりこんでしまいました・・・。落ち着いたら、ちゃんと言おう。そう思ったんです。
うんこちんちん
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。