さて、なにから話せばいいのやら
そもそも、彼女達がうちの店に出入りすることになったのは
彼女達をプロデュースをしている、つんくさんが
昔、うちの店に出入りしていたことからはじまる
『だから頼むわ、あっちゃん、ちょっと協力してぇーなぁ〜』
『はぁ〜?
うちの店は、つんくさんの知ってるように、静かな店なんですよ
いまの常連さん達で十分やっていけるんやから、そんなわがまま聞けませんって・・』
『そんなんいわんとー、かわいい子ばっかりやし、
ちょっと息抜きに場所が貸してっていってるだけやん』
『そーゆうことは他んとこでやってください、ガキには興味あ・り・ま・せ・ん』
『そんなんゆわんと〜』
『もーえーやん、そんないじわる言いなやー』
いきなり、母が私の手から受話器をひったくった
『つんくちゃんか、ひさしぶり。
ええよー、いつでも言うてくれたら店貸すから
大体、私の店やねんから・・』
我が家は、大阪のとあるちょっとへんぴなところにあるお好み焼き屋さんである。
昼間は母がひとりで切り盛りし、夜からは仕事から帰ってきた私が手伝うといった、
ほんとこじんまりとしたどこの町にでもある小さなお店だ
で、昔から付き合いで、この店にはつんくさんが出入りしてて
それで、まぁ、いまでも大阪に帰ってきたときなど、
たまに食べに来てくれていたのだけれど
どーゆうわけか、今度この店をモーニング娘。のために
ときどき貸し切りにして欲しいとのことだった
なんでも多忙極める彼女達のストレス解消に
どーしてもアットホームな環境が欲しいらしい・・・
正直、我が家は今更、有名人が訪れる名店になりたいわけでもないし
行列のできる店になりたいわけでもない、片手間でやってるような店だ
もちろん、だからといっていいかげんなものをだしているつもりはないし
味にはこだわりをもっているつもりだが
どちらかといえば静かに暮らしたいのだ
だから断るつもりでいたのだが・・・
あいかわらず人のいい母は、いつのまにやら了解したらしい
どうせ来るんなら、宇多田ヒカルとか来て欲しいものだが・・
『はじめまして〜
つんくさんから聞いていると思いますが、よろしくお願いします』
その日、さっそく貸し切りの予約が入り
モーニング娘。と名乗る3人がやってきた
小さいのがふたりと、大きいのがひとり
ぶっちゃけ、私はモーニング娘。と名乗るメンバーの名前は知らない
何人いるかすら知らない
たとえ、江頭が
『実は、モーニング娘。です』と言われても疑わないかもしれない
『いらっしゃ〜い
ちゃんと聞いてるから今日はゆっくりしていきやぁ〜
なんやったら布団も用意してるし・・』
『はぁ!!布団って?!!』
『あれ?ゆーてなかった?つんくちゃんに言われてんよ』
『聞いてねーよ
こんな汚いうちのどこに泊まってもらう気だよ?何考えてんの!?』
『あ、いいんです、どこでも、
ホテル泊まりって、どーしても落ち着かなくて・・ご迷惑ならその・・』
『いや、迷惑っていっていうんじゃないけど・・・こんなとこだよ?』
『えらい、悪いわねこんなとこで』
『いや、そぉーゆうけど』
『もし、よろしければおねがいします』
アイドルとゆーから、もっとわがままな連中が来ると思っていたが
意外に礼儀正しい
自分だけゴネてるわけにもいかないので、なかばあきらめた様子で
お好み焼きを作りはじめる
『いやぁー、やっぱこんな若い女の子が来てくれると店も明るくなるわねー
あんたも、たまには女の子のひとりでも連れて帰ってきーよ』
『わるかったなぁー、もてなくて』
3人がどっと笑う
ちなみに、この顔ぶれ
小さい2人が阿部と矢口、大きい方が飯田と言うらしい
『大将、このお好み焼きうまいっすねー!!』
『そう?まぁ、口にあえばありがたいんだけど』
『いやぁ、マジうまいっすよー、大阪の有名店つれっててもらったけど、
ぜんぜんヒケとりませんよ』
『それ言いすぎ(笑)』
『いやぁ矢口じゃないけど、ほんとおいしいですよ、どっかで修行したんですか?』
『あははは、まぁ、親父がけっこー考えたみたいだねー、この味』
『へぇー、2代でがんばってるんですねー、でお父さんは?』
『ちょっと、前に死んでねー』
『・・・ごめんなさい』
『ああ、ええのええの、そりゃ人間死ぬときがくれば死ぬんやから、そんな暗くならんと』
『で、息子さんが立派にその味を継いでるわけですねー』
『仕事もちながら、片手間やけどね』
『オフクロそれ言いすぎ』
そんな他愛もない話が続き
油のしみついたどこにでもある店は
めずらしく華やかだった
風呂からあがると
先に風呂をすませた3人の娘は、居間でくつろぎ、とめどなく喋っていた
自分の家とはいえ、せっかく、くつろいでる姿に水を差すのもわるいと思い
わるいと思いながらも、ビールを飲みながらドラマを見ると言う
一日の唯一の楽しみを奪われたのは、なんとなくおもしろくなかったが
仕方なく自分の部屋へ向かう
『あっ、大将、まってください』
『・・・なに?』
『なにいってんですか風呂あがりといえば、ビールじゃないだべさ、一緒に呑みましょうよ』と
うれしそーな顔をして阿部が声をかける
『お酌しちゃいますヨ』と矢口
『ふぅ、かんべんしてくれよ、サラリーマンは朝が早いの、お・や・す・み』
『そーですか、それじゃ仕方ないですねー』飯田がすごく残念そうに言う
『あっ、まってください大将』
『・・・なんだよ』
『上手くいえないけど・・・おいら達、ここにいれること感謝してます』
『・・・』
『なんかいつのまにか有名になって、ここまできちゃって、
周りの対応とか全然変わっちゃって・・・こうゆう落ち着いた場所が欲しかったんです
大将や女将さんに迷惑かけているとは思いますけど、できればこれからもお願いしたいんっス』
『・・・避難所じゃねーぞ、バカヤロ
・・・まぁ、別に遊びに来るくらい迷惑じゃないけど・・・ただなぁー』
『ただ?』
『”おいら”はやめろ、おめぇは妖怪人間か』
ぽかーんとした矢口をよそに阿部と飯田が大笑いしている
『あと大将ってのもかんべんしてくれ、これでも30なったばっかしだし』
『じゃあ、あっちゃんでいいですか?』飯田が言った
『・・・なんでいきなりそこまでいくんよ』
『いや、つんくさんがそう言ってたから』
『まぁ、大将よりはなんぼかマシかぁー、とにかく俺は寝る』
自分の部屋に戻って、雑誌をひろげてベットに横になる
うちの家にアイドルがねー
といっても正直どのへんがアイドルなのかよくわからない
確かに飯田とかいう娘はかなり綺麗な顔をしてるとは思うが
矢口とか阿部とかどこにでもいそうな気がするのだが・・・
まぁ、どっちにしても、なんだか奇妙なことになったものだ
そんなことを考えながらいつのまにか眠りにおちていた
手をだしちゃいけない
手をだしちゃいけないとおもいつつ
つい手をだしてしまいました(^^;
全シリーズすべて読み切ってないので
つながりがまったくなく楽しめないかもしれせんが
番外編と思ってかんべんしてください
11
後楽園のマックで娘。の某と会いましたが、何か?
おいなりさんのしわを伸ばすと気持ちが良いって知ってる?
朝おきて背伸びをすると気持ち良いでしょ?あんな感じ。
やり方はこう。
チンコの付け根あたりの袋を鷲掴みにして心持ち上に引っ張る。
これだけ。
そうするとおいなりさんと菊の門のあいだ辺りが
ぱーんと張って何かこう気持ち良いでしょ?
いろいろつっこみたいが、とりあえず『安倍』な
その日は、たまたま早く仕事が終わったので夕方には家に着いた
今日もどうやら、モーニング娘。のメンバーが来るらしい
まったくもって、めんどくさい話である
『あら、えらい早いやん。あの子ら来るから、はよ帰ってきたん?』
『・・・なんであいつら来るくらいで、はよ帰ってこなあかんねん、
仕事が早くすんだの』
『そう・・・あっ、そぉいえば・・・』
母の話も半分に私は階段を上り自室に戻ると上着をハンガーにかけ
鞄をベットに放りだした
ごん☆
ごん?
『いったぁ〜い!!』
私の寝床であるはずのベットから、顔面を手でおさえた髪の長い娘が姿をあらわした
そりゃ痛いだろう、鞄のなかには外壁吹付材の資料が大量に入っているのだから・・・
『あっはははははははは』中澤の軽快な笑い声が店内に響きわたる
『そんな笑わないでくださいよ』鼻に絆創膏を貼った後藤と名乗る女の子がむくれている
『わるいわるい、だって、ごっちんがそんなドジするから』
しかし、笑ってるのもつかのま、ぴたっと中澤は止まると
『つーか、男のベットで寝るなんて10年早いんだよ』
おもいっきり後藤の頬をひっぱった
『えたたたたた、くぅわんべんしてくらはいよぉ』
『勘弁したってよ、ゆうちゃん、
私が、この子はよついたから篤志の部屋で寝ときーゆーたんよ』母がフォローに入る
『いや、つーか俺の部屋に勝手にいれるなよ、頼むから』
『ええやないの、ちゃんと片づけてから入ってもらったし』
『そーゆう問題とちゃうやろ』
『すいません、ちょと眠かったもんで』後藤がすまなさそうにあやまる
『いやいや、顔にケガさせたのは、まじですまんかったなー、仕事大丈夫か?』
『ほんまやでー、あっちゃん責任とってやー、うちら顔が商売やからなー』と中澤
『そんなたいした顔でもねーだろう、てめーの場合は』
『聞いた女将さん?聞いた?あっちゃんあんなんゆーんですよ』
ちなみに中澤は、うちの店に、つんくさんと何度か来たことがあるので
ちょっとした顔見知りであり、他の娘と違って心安い
あと本日のメンバーは、後藤・吉澤・辻というらしい
『そっか早くきたら寝れたのかぁー、もっと早くくればよかったなぁー』と吉澤
『ゆうちゃんが来たら、なかなか寝かしてくれないれすからねー』と辻
『あれ?のの、加護は?』
『加護ちんは、実家が近いから、そっちに帰るそうれす』
『そうか、ええ機会やってんけどなぁー』
『誰?加護って?』
『はぁ〜、ほんまに”娘”のメンバーしらんねんなー、国民的アイドルやゆうのに』
『俺がしらんねんから、国民的アイドルとゆーのは違うやろ』
『まぁ確かに、あんたみたいなのがおると”娘”もまだまだかなぁーて思うわー』
『まぁ、がんばっちくり』
『のののことも知らないのれすか?』と辻
『・・・すまん正直しらん』
『げっ、じゃあ私のことなんか知ってるわけないですよね』と吉澤
『あははは、でも彼女知ってるよ』
『ん、ごっちんは知ってるの?』
『うん、ドラマで見た』
『あー、ドラマには意外と詳しかったなー、そーかドラマ路線ときたかー』
『なんやねんドラマ路線って』
『加護ちんもドラマには出てたです』
『ん?待て待て?特番とかやったら、うちらもやってるでー?』
『あー、特番はみないからなぁー』
どうゆうワケか中澤と吉澤は、けっこー落ち込んだらしい
辻と名乗る少女は、我関せずと黙々と焼きそばをほおばっていた
宴会も一段落がつき、
娘たちが風呂に入ってるころ
我が家の屋上で、私は中澤とビールを呑んでいた
『いやぁほんま感謝してんよ、あっちゃんには』
『なにが?』
『なにがって、ここを提供してくれたことをよ』
『俺が提供したわけじゃないよ、感謝するんだったらオフクロに言ってくれ』
『あら、やっぱり、そーじゃないかと思ったのよねー、
つーか、つんくさんがこの話してたとき、あっちゃんだったら性格上絶対ことわると思ってたんよ』
『そー思うんだったら、うちにこんな話もちかけんなよ』
『いや、やっぱいい隠れ家だしねー、お好みもうまいし、この街の雰囲気とか好きよ』
『そうかぁー、片田舎やけどなー』
『つんくさん、この街来るといろんな昔話きかせてくれるんよ・・・』
『・・・・・・』
『そんな聞いてるとねー、やっぱ大阪ってええなぁーって思うねん』
『そうか』
『だから、あの子らにもやさしくしたってなぁ』
『まぁ、別にええけど、大ごとにならんよーやってください』
『つーか、ちょっとは喜べよ、こんなかわいい子が多くきてんのに』
『かわいい子なぁ〜・・・この前来た飯田とかゆー子は、まぁ綺麗かなぁとも思ったけど』
『ちなみいま気になる芸能人は?』
『高木美保かなぁ?』
『かぁーーっ、おばはん好み!』
『おまえもおばはんやないか!』
明日の仕事用の資料をまとめて
居間をのぞくとみんな寝息を立てている
中澤が来たので遅くまでぐだぐだやってるかと思ったのだが
意外に早く寝たようだ(といってもam2:00だが)
さてシャワーでも浴びて寝ようかと
風呂場をあけると
全裸の後藤がそこにいた
口には歯ブラシをくわえている
いゃ、そんなことはどーでもいい
私は、固まりかけた全身をなんとか動かしドアを閉めた
後藤のほーも、あっけにとられたようで、固まっていた
部屋にかえって、慌てて布団に潜りこんだのだが
数分後ドアを叩く音がする
・・・・。
できれば、なにも見なかったことにしたい
が
弱々しいノックはしつこくくりかえされる
無視、無視、無視
狸寝入りを決めこむつもりだったが
意外にも、訪問者はドアを開けて入ってきた
ごめん
関取スレ読んでるからそんなにおもしろく感じない
『見ましたね』
『・・・・・』
『あのー、見ましたね』
『・・・・・』
『お願いです、だまっててもらえませんか』
声がふるえている
仕方なく布団から顔をだした
『ごめん、まさかこんな時間に入ってるとおもわんかったから・・・』
『お願いです、このことはだまっていてもらえないですか』
『み、みんなしらんの?』
『知りません、つんくさんだけが知ってますが、みんな知らないです』
こんな綺麗な子が!こんな綺麗な子が!
男だなんて、そんなのありかよ!!
28 :
896:03/02/14 00:30 ID:Y/LPVrgo
えー
前回は読み返すと
どーしようもない文章だということに
ほとほと気がつきました
今回は、大分考えたつもりなんですが
どんなもんですかねー
とりあえず、安倍さんを阿部とかいてる自分にパンチ
>26
うーーん
やっぱ才能ないかもなぁ〜
おいなりさんのしわを伸ばすと気持ちが良いって知ってる?
朝おきて背伸びをすると気持ち良いでしょ?あんな感じ。
やり方はこう。
チンコの付け根あたりの袋を鷲掴みにして心持ち上に引っ張る。
これだけ。
そうするとおいなりさんと菊の門のあいだ辺りが
ぱーんと張って何かこう気持ち良いでしょ?
揃えage!
・・・。
もしかしてご近所さん?
逆にユウキは♀だとか?(w
あの衝撃な夜から一週間くらいたった日であろうか?
今晩会えないかと、後藤の方から電話がかかってきた
ふたりきりになったところで何を喋ったものかわからず
出来れば断ろうとも思ったのだが
電話ごしの緊張した後藤の声に、ムゲに断ることもできず
仕方なく知り合いの焼き肉屋で後藤と会うことになった
『おー、あっちゃん、えらいおひさしぶりやねー』
『大将、ひさしぶり〜、ちょっと奥借りるよ』
『ええよええよ、なに、おんなの子連れ?めずらしいねー』
私は大将の言葉を軽くかわすと、店の一番奥の座敷を陣取った
『ここの塩タンが美味くてねー、
とりあえず塩タン6人前とチシャ菜、レバー2人前、生中と何飲む?
ウーロン茶?じゃあ生中とウーロン茶で・・』
『・・・・・。』
『まじ美味いから、まぁ食って食って』
私は、何を喋ったもんだかわからず
ひたすら肉を焼き、おおいに食い、おおいに肉をすすめた
腹もふくれ、箸もすすみにくくなった頃
後藤は鞄から厚くふくれた封筒をだすと、スッとテーブルのうえにだした
『?』
『300万円あります』
『何これ?』
『お願いですから、これであのことは忘れてもらえないでしょうか?』
声がふるえている
私は箸をテーブルを置いた
『なめんなよ』
『・・・』
『はいそーですかって、もらうと思ったん?』
『でも、これくらいしか私にできることってなくて・・・』
『あのなぁ、うちの店で起こってることは、誰にも喋る気はないよ
べつに、つんくさんのツレやからってわけやないで、
どんなお客さんだろうと、客の秘密をべらべらしゃべるよーなー店やない
あんたらは今は大事なお客さんや、お客さんである以上、そんな必要はない!』
『だけど・・・』
『だけども、ヘチマもあるかぁっ!!』
さすがに声が大きかったようだ、店が静まり返った
後藤の方もかなり驚いたようで動きが止まっている
『と、とにかくそんなものしまえ』
『・・・はい』
勘定を支払うと大将が
ニヤニヤ笑いながらお釣りを渡した
『今日は、ふんぱつしたね〜』
『そう?』
『お嬢ちゃん、この男はいつきても2000円くらいしかうちで食べないのよ』
『しつれいなことゆわんといてくださいよ w』
『それが、なに、今日のこの伝票?勝負でもかけてんの?』
『かんべんしてくださいよ?ただの友達ですってばぁー』
『そーいえば、彼女誰かに似てるねー、テレビでよくでてる・・・』
『あー、よく言われるんですよ、なぁ』
私達は慌てて店をでた
車で大阪まで後藤を送った
送り途中、ポツリポツリといままでのいきさつを語った
『・・・おねーちゃんの影響かな、小さい頃から女の子の格好しててね
よくふたりで家でアイドルの歌を歌ってたの・・・
そのうち学校に行きだしてもずっと女の子の格好行っててねー、
で”娘”のオーディションを受けたらあれよあれよという内に受かってしまって』
よく、いままで問題にならなかったものだ
『先日、つんくさんにバレちゃって”娘”は卒業しろってことになって
あの人にとって”娘”は縁起モノらしく、さすがに辞めろとは言わなかったけど
爆弾抱えたままなのは、どうも落ち着かなかったそうです』
つーか、なんでつんくさんにバレたのが気になるところでもあるが・・・
ん?
『ん、ちょっと待て?モーニング娘。じゃないの、いま?』
『ええ、”娘”は卒業しました』
『ええーっ!店に寄越すのモーニング娘。の連中だけって言ってたのに』
『でも、ゆうちゃんだって卒業してますよ?』
『あいつは、以前から来てるし』
『いいじゃないですか、元モーニング娘。なんだから』
その日、はじめて後藤が笑った
大阪駅で後藤をおろした
ホームまで送ろうかとも思ったが
下手にバレて問題になってもだんし、そこまでする義理もない
『まぁ、じゃあ気いつけて帰っちくり』
『失礼なことを言ってすいませんでした』
『わかってくれたらええねん』
『また、お店に行ってもいいですか?元・モーニング娘。ですけど』
『・・・まぁ、ええよ、これもなにか縁だし』
『よしっ』後藤は小さくガッツポーズを取った
『今度はうちの店にも来てください、うち居酒屋やってるんです』
『東京遠いからなぁ〜、おっ、新幹線の時間だぞいそげよ』
『あっ、ほんとだ、じゃあ、また、今日はすいませんでした』
そういうと後藤は駅の方に走って向かった
小さいながらも、力溢れるその後ろ姿をみると
なにがしか人を惹きつけるなにかがあることも
まんざらわからないような気がした。
『だけど、男だしなぁ〜』
私は車内に戻り、家路を急いだ
32> 揃えて頂いたのにちょっとage!ageるほどでもないけどね
33> これでわかったら、あなたは神です
34> そのネタはないです w
33> ・・・とある娘のライターの方だったんですね w
私はなに寝言言ってるのかと・・・
紹介ありがとうございました(汗汗)
保
45 :
幽霊作家:03/02/17 22:48 ID:???
その日、母に頼まれて買いだしから帰ってくると
中学生くらいだろうか?
女の子が2人が店の前をウロウロしていた
『うちの店が何か?』
後ろから声をかけたのがまずかったか
2人はかなりおどろいたらしい
『ひゃーーーーっ、び、びっくりしました』
『うちの店になんかよう?』
『いえ、あのですねぇ、この辺にモーニング娘。の方が出入りしている店があると聞きまして・・・』
なるほどファンの連中か
つーか、もうこんな子達にまでひろがってるとは
恐るべしファンの情報収集能力
『へー、知らないぁ?うちには来てないけどなぁ』
『そぉーですかぁー、すいませーん。失礼ながら、この辺に他にお好み焼き屋さんってないですかぁねー?』
なんとも独特のテンポを持つ娘である
『うーーん、知らないなぁ、ひと駅向こうの店かなぁ〜』
『どぉしよう、ミキティー?』
『なーんで、お店の名前聞いて来ないかなぁ、君は』
『聞いたんだけどー、もってくるの忘れたんだよぉー』
二人の凸凹コンビは申し訳なさそうに
頭をぺこぺこをさげて消えていった
『・・・やばいなぁ・・・』
46 :
幽霊作家:03/02/17 22:49 ID:???
『あっはははははははははははは!!!』
娘達の豪快な笑い声が店のなかに響いた
『あつしさん、それ、あややとミキティーっスよ』と吉澤
『誰それ、彼女らもモーニング娘。なん?』
『松浦亜弥と藤本美貴です』と安倍
『ミキティーはもうすぐ、モーニング娘にはいりますけど、あややはピンでやってます』
『ふーん、まぁ関係ないわなぁー』
矢口は、かなりウケているのか腹を抱えて笑ってる
誰に言うともなく”ざぁまーみろ!ミキティー!!”と叫んでいる
『あいつらココのこと誰に聞いたんだろう?』と飯田
『あい、ののが言いました。みなさんで、このごろお好み焼きにはまってると・・』
とお好みを頬張りながら辻
『あの子らに別に言わなくてもいいだべさー』
『そうそう、あややはともかくミキティーはねー』
『ん、でももうすぐ仲間になるんだろう?
いや、そのあややって子はモーニング娘じゃないから
わしゃ、しらんって言ったつもりだったんだけど?』
『いや、どっちかってーと、今度メンバーになる、ミキティーのほーがねー・・・』
『ねー』
そーか・・・まぁ、女がこんだけ集まりゃー、色々あるわなぁー
そういえば、新メンバーと言われるものが、ここに来たことはない
といっても、私自身新メンバーってのが、誰なのかはわからないのだが
それはそれ彼女達にも色々あるのだろう
47 :
幽霊作家:03/02/17 22:50 ID:???
『あっと、それよりあつしさん』
吉澤は鞄からごそごそと、チケットをだして来た
『これ、つんくさんが渡してくれって』
『?チケット?』
『ええ、今度大阪であるんですよ、厚生年金会館、とくとーせきですよ』
『・・・なんで、おまえらのお遊戯見に市内まででていかにゃーならんねん』
『ひどぉーーいっ!大将』
バン!!!
吉澤がいきなりテーブルを叩き立ち上がる
『ここだけの話っ!』
『ここだけの話?』
『ヤフオクで売ると5万円くらいになりますよ』
『マジΣ( ̄ロ ̄;)』
『大マジ(・∀・)』
こんな小娘達のお遊戯に5万円・・・・
日本の国は、本気で傾いてるかもしれない
ヤフオクワラタ
シリーズ揃えage委員会
50 :
幽霊作家:03/02/19 00:09 ID:???
ライブ当日は、ライブの後打ち上げが
またもや、うちの店の貸し切りで決まっていたので、
仕込みもあることから、母に行ってもらうつもりだったのだが、
『仕込みは私がするから応援してきてあげーやー』と私の背中を押した
そうなると頑なに行かないわけにもいかず、結局、会場まで足を運ぶことなったが、
いやはやなんとも
行く道には、日頃見慣れている彼女たちのポスターまで露天ででている
駅には子供たちが多かったが、会場に近づくといい歳した男達が目立つ
こいつら、一体何を考えているんだろうか?
あんな小娘達を見て何がおもしろいのかと、小一時間問いつめたい気分である
開始のブザーが鳴り
幕があがると、なんか娘たちより、さらに小さい子供達がでてきた
もう、あほかと
ほんまにお遊戯かと
51 :
幽霊作家:03/02/19 00:10 ID:???
MCは、マコトと加藤紀子
加藤紀子はともかく、マコトのMCなんか、もうみてられない
しかも、とどめにのわけのわからない大阪弁のアフロねーちゃんがでてきた
一体、おまえは誰なのかと声を大にして言いたいです
最初、演歌歌手が歌いだすわ
童謡を歌いだすわ、おもわず帰ろうかと思ったが
だんだんふつうのコンサートの模様になってきた
そして、ついに娘たちの番
会場を爆音とともに会場は沸きに沸いた
そこには、いつものくそったれな彼女達の姿はなく
笑顔とともに、ハイテンポで踊る娘たち
喝采が送られ、会場にいる全てのものを巻き込んで高揚していく・・・
気がつけば、頬から涙が流れていた
52 :
幽霊作家:03/02/19 00:11 ID:???
コンサートが終わり、公園のベンチで座っていたら
いつのまにか、あれほどいた人影もほとんどいなくなっていた
なんで涙したんだろう?
それは純粋に昇華した彼女達の姿を見ての感動だったのだろうか?
それとも、決して住む世界が違うことへの隔絶感だったのだろうか?
深呼吸をして、自分の頬ぱんぱんと叩く
ともかく、うちに帰ろう
あいつらが、またやってくるのだ
53 :
幽霊作家:03/02/19 00:12 ID:???
『おそーいっ』
勝手口から入ると意外なことに、騒がしい訪問者達はもう来ていた
『・・・おまえら後片づけとかわ?』
『おなかすいたから、ぶっちぎたのれす』
『・・・・よーし、おまいら、今日は徹底的に食わすからな!
覚悟しやがれ!』
『あれ、あっちゃん目が赤いですよ?』安倍が目ざとく声をかける
『あんだけライト浴びりゃ、赤くもなるわいっ』
その日は大宴会となった
新メンバーと言われる者たちや、娘とは違う者とか色々であった
さすがに就寝のころになると、寝床も確保できず、
安倍と中澤が仕切って、他のメンバーや新メンバーをホテルに帰した
そして私も疲れていたので、いつもより早くに寝た
54 :
幽霊作家:03/02/19 00:13 ID:???
ふと人の気配を感じて、目を覚ます
ベットに少女が腰をかけていた
『?後藤か?』
後藤、目を覚ました私に眼差しを落とした
『なんだよー、何時だよ・・・3時って・・・かんべんしてくれよ』
私は布団を頭からかぶった
『あつしさん、泣いてたね』
『・・・』
『舞台袖で見てたよ、あつしさんのこと』
『・・・』
『モーニング娘の舞台を見ながら泣いてたでしょ?』
『・・・ありゃ、目にゴミが入ったんだよ』
『くやしかったなぁー』
『?』
『私が”娘”にいるときに、見て欲しかったなぁ』
『・・・』
『もうちょっと、もうちょっと早く会えたら、あつしさんに見せることができたのに・・・』後藤は泣いてるようだった
『くだらないこと考えてないで、もう寝ろ』
私は寝たフリをした
55 :
幽霊作家:03/02/19 00:14 ID:???
寝たフリをしていたが、いつのまにやら寝てしまったらしい
ふっと寝返りを打つと、目の前に後藤の寝顔があった
『◎※△□〜!!!!!!』
声にならない声をあげると同時に、私の部屋が開いた
『大将、朝なのれす起きるのれす』
『大将、おきてくださーい』
辻ともう1人、知らない少女が元気よくとびこんでくる
『なんで、ごっちんがここで寝てるのれすか』
『ふっふけつです!!!』
そして、我が家は朝のはよから、上に下への大騒ぎでした
56 :
幽霊作家:03/02/19 00:16 ID:???
ほっぺが痛いとゆーか首が痛い、そして足がしびれた
あのあと、当然のことながら家中大騒ぎとなり
いきなり中澤にビンタを3発食らわされ、後藤と二人、居間に正座している状態なのである
『あのぉー、もしもし中澤さん、この調子だと会社に遅刻するんですけど・・・』
『会社なんて、この際どーでもいいでしょ!なに考えてんの、ほんと!』
『いや、マジなんにもしてませんって、つーか、勝手に寝床にきたんこいつやし』
『あんた女の子に恥かかす気、ってゆーかそれでも男?』
『あの、ほんとに私が、勝手にはいったんです』
『いや、この男にそんな甲斐性ないのはわかってるよ、でもなー、そーさせた責任はあるやろ?』
『おいおい、俺の責任かよ〜』
『とにかく、今回は何もなかったよーやから、これ以上、事を荒立てる気はないけど、
お互い大事な子あずかってるんやから、気をつけてもらわんとなー!!』
『・・・わーった、肝に銘じます』
『それと後藤、あんたは当分、ここは出入り禁止や、わかってるな』
『・・・わかりました、本当、すいませんでした』
『じゃあ、この件は以上、みんなもこれ以上はガタガタ言わんように、ええなー』
一同黙ってうなづく
『じゃあ、朝ごはんにしよか、昼まで寝るつもりやったのになぁ〜、
あれ、あっちゃん、どこ行くん?』
『だから、仕事だっていってるだろうがっ!!』
私は慌てて駅までダッシュした
あれだけ女の子がいるとゆーのに
なにが、悲しゅーて男の添い寝で殴られなあかんのかと
もう、あほかと
自分で自分を、小一時間問いつめ(略
57 :
幽霊作家:03/02/19 00:24 ID:???
>48 ありがとございます。いかんせん笑いのツボが少ないシーンが多いので笑いもいれようと思うのですが、趣味に走るとむつかしいです。
>49 折角、揃えて頂いたので今回は、この状態で更新です
けっこー気にいった話だったわりには、慌てて書いたもんだから
文体がめちゃくちゃ、展開はやすぎと、
自分でもちょっと勿体ないことをしたかと・・・思ってます
後藤編、もーすこし続きますのでよろしく
58 :
幽霊作家:03/02/19 21:12 ID:???
南海の難波駅で、帰りの電車をぼーっと待っていたら
背中をぽんぽんと叩かれた
振り向くと、中学生くらいの少女達が3人いた
『こんにちわ〜、今晩はよろしくお願いします』
『?』
『?わかりません?このまえハロプロの打ち上げでお会いしましたけど・・』
『(^^;すまん、人数が多かったもんで覚えてないや、じゃあ娘なの?』
『はい、今日はよろしくお願いします』
59 :
幽霊作家:03/02/19 21:13 ID:???
今回のメンバーは、小川、高橋、新垣と言うらしい
ぶっちゃけ私から見ると、どこにでもいるような少女達にしか見えず
どのへんがアイドルなのか、とんと不思議な感じである
『・・・じゃあ、君らがいわゆる新入りメンバーってやつ?』
『新入りって言っても、結構入ってからたちますけどねー』
『あと、ひとりいるんですよぉ〜、紺野ちゃんっていうのがぁ〜』
『へぇー、その子は今日は?』
『あのぉ、保田さんと一緒に連れていかれましたぁ〜
今日、私達、保田さんと一緒に大阪まできたんですぅ〜』
『ほう?』
『で、保田さんとぉ〜、こんこんはぁ〜、行くところがあって別れましたぁ〜』
高橋の独特の口調は
わかったよーなわからない話である
『こんこんは、保田さんに可愛がられてるんですよ』
『そーいや保田ってのも、ここには来たことないんじゃないか?』
『保田さん、なんか大阪には寄るとこあるみたいですよ?
そこに、こんこんをよく連れっていってるんです』
『・・・なるほどね』
まぁ、人それぞれ色々あるわなぁ
60 :
幽霊作家:03/02/19 21:14 ID:???
結局、その日3人はホテルに帰っていった。
なんでも、小川の親がホテルに電話をかけてくるかもしれないとのことだ
まぁ、彼女達ほど歳がはなれていると
どう接していいかもわからないので、正直助かった
風呂にも入り、さて寝ようかと思ったころ、
店のシャッターを叩く大きな音が響いた
『ちょっとぉ〜、誰かいないのぉ〜!ケメコよぉ〜、ケメコが来たわよぉ!
開けろ〜ばぁかぁ〜!!』
顔から血の気が引く
私はあわてて、勝手口から店の前に回ると
かなり酔った女が、しつこくシャッターを叩いていた
『む、娘のやつか?』
『・・・私を知らないとわぁ、イイ度胸だわねぇ〜保田圭よ。よろしこ!』
私は慌てて、首根っこをつかむと、店の中に引きずり込んだ
61 :
幽霊作家:03/02/19 21:15 ID:???
『おまえはアホか!!店の前で騒ぐバカがどこにおんねん!!』
『うるさいわねぇー、つーか小川たちはどこよぉ〜、なんでいないのぉ〜』
保田は店の腰掛けにどっかりと座りこむ
『もう帰ったよ、ほら水!』
『ありがとー、なんだぁー帰ったのかぁ〜
・・・あっ、あんたがあれ?噂のごっちんの彼氏?』
『・・・まちがってもおそろしいことをいわんでくれ・・・』
『なんでぇ〜いい子じゃん、なにが不満なのよぉ〜』
『うるせー、さっさと寝ろよ』
『ちょっと待って?』
『?』
『うっ、うぇぇぇ』
『待て!待て!トイレはそこだから、鉄板の上だけは勘弁してくれぇ〜っ!!!』
62 :
幽霊作家:03/02/19 21:15 ID:???
結局、保田はつぶれてしまったので、
仕方なく、自分のベットまで運んだ
私は、居間に布団をだしてきて寝ることになった
布団にほうりこんだとき
『もーちゃんの馬鹿・・・』とつぶやいた彼女の一言が気になった
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ̄ ̄`ヽ、 ノヽ
/ `ー‐ l
〔| -━ ━. |
| “” l “ |
| r ・・i. | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
りリリ /=三t. | < 気持ちの悪いスレだ
|リノ. | \____________
| 、 ー- " ノ
| ”ー-- " |
ho
ほぜん
保守
揃えます
68 :
幽霊作家:03/02/26 19:38 ID:???
>63 無理してみないでけっこーですんで
>64〜67 保全作業ありがとうございます
69 :
幽霊作家:03/02/26 21:02 ID:???
『今日はUSJに行くのれす!』納豆の糸をひきながら辻が言った
昨夜、辻と加護がウチの店を訪れ、宿泊し、
うちのオフクロと交えて、朝食を食っているのだが・・・いきなり何をいいだすものやら
『勝手に行けばぁ?』
『大将がエスコートするのれす』
『とうぜんです』
『はぁ?なんで折角の休日を、おまえらに付きあわなくちゃあかんねん、ふざけんなよっ』
『大阪の鉄道はわかりにくいれす』
『タクシーでいけ!タクシーで!アイドルだろっ!!』
『・・・だめですか?、二人じゃ、ちょっと不安なんですけど』加護がじっと見る
くそっ、いやな目つきだ
まるで私の方が悪者ではないか・・・
『ののは、賞味期限のきれたデザートが食べたいのれす!!』
『工業用水が飲みたいです!!』
『ののは、消防をなめた特効がみたいのれす!!』
『こらこら問題発言はやめんか・・・しかし、その格好でいったら確実に大騒ぎだろう』
『ちーゃんと変装の用意をしてるのです!』
『してるのれす!』
辻&加護コンビは、いそいそとバナナの着ぐるみを着た
『そんなバナナ!』
『却下だ、却下!!』
70 :
幽霊作家:03/02/26 21:04 ID:???
結局、私の子供の頃の衣装を着せて
(そんなものまで置いているオフクロもたいしたものだ)
USJにやってきた
折角の休みだというのに、子供のお守りとはなんたることか・・・
『大将、喉が渇いたんですけど?』
『乾いたのれす』
『・・・』
『あそこの売店でジュース買って着てくれませんか?』
『わしゃ、ぱしりか?』
『だって声でバレますしぃ・・・』
『・・・わかったよ、買ってくりゃいいんでしょ買ってくりゃ』
二人を置いて、売店でコーラを2つ注文する
まったく、もって納得がいかない
もとの場所に戻ると二人はいず
一人の黒ずくめのサングラスをかけた女がじっとこっちを見ている
?
『気がつかないですか?』
グラサンをさげると、後藤がそこに居た
71 :
幽霊作家:03/02/26 21:05 ID:???
『なに、しとんねん?』
『なにしとんねんって、あつしさんに会いたかったから、加護ちんに頼んだんですよ』
『はぁ?なに?みんなでグルかよ』
『だって、一応、お店には出入り禁止なんで・・』
『・・・意外とマジメやねんなぁ〜』
『つーか、中澤さんにばれるとマジで怖いですから(笑)』
『ふーん、じゃあもう二人のめんどうみないでいいんだったら・・・でようか?』
『あっ、ジョーズとロストワールドはみたいんですけど?』
『まじっですか?!』
72 :
幽霊作家:03/02/26 21:06 ID:???
USJ外の青龍門にて
『あっはははははははは、あつしさん、ほんとに弱いんですね、ああいうの!』
『・・・びっくり箱は弱いんだよ』
『まだ、顔青いですよ(笑)』
『ほっとけ』
『よかった。またこうして会えて・・』
『できたら禁止令とけてからにしてくれない、おれも、また殴られたくないから』
『でも、どうしても、今日会いたかったんです』
『?』
『よかったら、大阪案内してくれませんか?』
『いいけど俺もそんな詳しくねーよ、田舎もんだから』
『おねがいしまーす♪』
73 :
幽霊作家:03/02/26 21:07 ID:???
結局、私達は梅田戻り、梅田からぷらぷら難波で歩きながら、
日頃、行く店によったりお茶したり
他愛もない話をしながら、楽しい時間を過ごした
『こんなもんかなぁ〜?新世界もおもしろいけど、時間的に無理かなぁ?』
『こんどは水上バスも乗ってみたいです!』
『こんどって・・・なにが悲しゅーて、またこなあかんねん』
『いいじゃないですか、またデートしましょうよ』
『かんべんしてくれ』
『あっ、あつしさんあれなに?』
後藤が空を指さす
『?』
『あれですよ、あれ』
『なんだよ???』
一生懸命探そうとしていると、首になにかがからみついた
?・・・マフラー?
『ハッピーバースデー♪あつしさん♪』
『?』
『お誕生日おめでとうございます♪』
満面の笑みで後藤が立っていた
『よく知ってたな・・』
『お母さんから聞きました、時間がなかったから手編みじゃないけど・・』
『・・いや、まぁ、ありがとう』
『どういたしまして(笑)』
74 :
幽霊作家:03/02/26 21:08 ID:???
そのあと、後藤を難波駅で別れた
そうか、後藤は私の誕生日を祝いたかったのかと思うと
なにやら、暖かいものが心をあふれた
『なんで、新大阪駅まで送らないのですか』
振り向くと、後ろに加護がいた
『そうれす、それでも男れすか?』
辻までいる
『おまえら・・・ひょっとして?』
『イエース、一日ヲチしてました』
『してたのれす!』
『最後まで、見送らないなって男としてどうよ?』
『ののとしては、許せないれすね!』
はっははははは!
・・・とんだ休日ですた
保
田
78 :
幽霊作家:03/03/02 23:25 ID:???
『ハナシ聞いたわよ』
『はぁ?』
明日の店の仕込みのイカを剥いていたら
いきなり中澤から携帯に電話があった
『ごっちんとデートしたんだってねー』
『・・・大体想像はつくけど辻か?』
『なーんかあの子らの様子がおかしいから問いつめたら吐いたわよ』
『そーか』
『どーゆうつもり?』
『どーゆうつもりもなにも、オレ自身だまされていったわけで・・』
『まぁ本気やったら、ごっちんももう”娘”じゃないわけだし、私もいちいちクチださんけど・・』
『ださんけど?』
『あんまり喋ることでもないけど・・・ごっちん、実は男やねん』
『・・・』
『リアクション悪いなぁ・・・まっ、まさか、もうそうゆう関係なんっ!?』
『恐ろしいこと言うなっ!
・・・確かに知ってるんだけど、あいつ自分が男だってこと、つんくさんしか知らないって言ってたから・・・』
『あははは、みんな気づいてるって、あんまりいじらしいからみんなで知らんふりしてたのよ』
『そうなんや』
『つーか、あっちゃんはなんで知ったん?』
79 :
幽霊作家:03/03/02 23:26 ID:???
私は、風呂場であった事の顛末を話した
『なるほどねー・・・それって確信犯?』
『あほぬかせ』
『まぁ、そうゆうわけやから、あんまり期待もたせるようなことしてあげんといて欲しいんよ・・・
もっとも、あっちゃんにその気があるなら、応援ageだけど?』
『かんべんしてください、人の道は踏みはずしたくないです』
『なまじいい子だけにねー』
『ほんまになぁ〜、男にしとくには勿体ないなぁ〜』
『あっ、そうだ、このまえ誕生日だったんやて?』
『まぁな』
『おめでとー♪前もって言っててくれたら、娘で祝ったのに』
人に誕生日を言うのは苦手である
誰かに誕生日を言うと、なにかを期待してしまうからである
”期待すると裏切られたときに悲しい”
いつのまにか、そんな生き方をしている私は、
誕生日を人に言うことをしなくなったのも
そんなひとつの戒めだった
『・・・いいよ、自分でも忘れていたから』
『でも笑えるよね』
『なにが?』
『金成日と同じ誕生日って』
『ほっとけっ!!』
『娘でマスゲームでもしよか?』
『おまえら喜び組か』
『将軍様マンセーってかんじで』
『化粧品配るぞばかやろう』
80 :
幽霊作家:03/03/05 21:42 ID:???
いつものように、買いだしの帰り
もうすぐ家だなぁ〜と、のほほんと歩いていると
後ろから声をかける者が居た
『おまえが、お好み焼き屋か?』
振り向くとストリート系の衣装に身を包んだ少年?
いや少女が声をかけた
『なんだお前?』
『真希はおまえにはわたさん』
『( ゚Д゚)はぁ?』
そう言うと、少女は一気に間合いを詰め
私のこめかみに向かって、蹴りを繰り出した
たまたま、慌ててあげた手荷物のキャベツにヒットしガードとなる
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82 :
幽霊作家:03/03/05 21:42 ID:???
『!』
『なにすんねん!?』
『意外とやるな』
『意外もなにも・・・』
事の顛末を聞こうにも、どうやら聞く耳はないらしい
細い足はまるで鞭のように
右から左から私を襲う
『くぅ!』
『・・・』
少女は一度間合いを開け、構えなおす
『梨華自画自賛双脚!!!』
なんの前ぶれもなく
すさまじい衝撃が右のこめかみを打つ
その衝撃で身体が崩れるところを
さらに下から弧を描いた少女の脚が、左のこめかみを打つ
私は車にでも轢かれたかのように、転がり肢体を路面に叩きつけた
83 :
幽霊作家:03/03/05 21:43 ID:???
『弱い弱すぎるぞぉ、お好み焼き屋!』
(・・・いつから格闘モノになったんだよ・・・)
少女は私の頭に脚をのせると踏みつけた
『お好み焼き屋風情が色気だしてんじゃねーよ』
『冗談がすぎますよ石川さん』
84 :
幽霊作家:03/03/05 21:44 ID:???
聞き覚えのある声に顔を向けると加護が構えていた
石川が間合いを取り直す
『中国豚がなんのようだ!』
『素人相手に何考えているんですか?』
『邪魔をするなら、倒すのみっ!!』
石川、地を這うように駆け抜けると
先程は、比べものにならない早さで蹴りを繰りだす
加護はそのすべてを手でさばくが
じりじりと押されている
『梨華花鳥風月脚!!!』
すさまじく伸びる脚が直線上に加護の懐に入る
加護の身体は宙にとぶ
『げほっ!』
『踊りばかりにかまけてて、腕おちたんじゃないの?加護流の名前が泣くよ』
『・・・こんなことしても、後藤さんは喜びませんよ』
『アタシは欲しいと思ったものは手に入れる!それだけだ!』
85 :
幽霊作家:03/03/05 21:45 ID:???
石川は、走り込むと大きく脚を振り上げた
踵落としか?!
腰を落としている加護ではよけきれない
私はダッシュで加護にとびついた
背中にものすごい衝撃が走る
『ほう、自分からやられにくるとはいい度胸だ』
次の脚がくる気配がわかるが、この状態ではよけることもできない
しかし、2撃目がくることはなかった
86 :
幽霊作家:03/03/05 21:46 ID:???
後ろを向くと、石川が横腹をかかえて跪いていた
『本日のブーツは鉄板入りよ、石川』
『飯田、貴様っ』
そこには飯田が立っていた
『1対1じゃ加護や私でも、あんたにゃかなわないけど、2対1だったらどうかしらね?』
『くっ!』
石川は立ち上がると私を見据えた
『今日はこのまま引き上げるが、お前に絶対真希はわたさんからなっ!』
そうゆうと足早に立ち去った
『ふーーーっ、なんなんだよアレ』
『えらい人に、目つけられたよねぇー』飯田がぼろぼろになった買い物袋集めてくれる
『石川さん、後藤さんのことが好きなんですよ・・・てゆーかいつまで抱きついてるんですか?』
『あっ、わりい』
あわてて、加護から離れた
保
田
揃えage!
90 :
丈太郎:03/03/11 17:23 ID:???
え・・・この展開は?
エンタメの要素なんか無くても、十分面白いのに
残念です。
91 :
幽霊作家:03/03/11 21:09 ID:???
>87〜89 保守作業ありがとうございます
>90 えっ!そうです?他の娘のスレより反応がいまいちなんで
存続をあやぶんでるところです
ちなみに今回の話のながれは『天上天下』を読んで
ちょっと格闘モンがやりたかったんです w
92 :
丈太郎:03/03/12 00:19 ID:???
少なくとも、舞台が大阪でしかもごっつぁんの設定が
特異なので、私は楽しみにしていますが(^^)
マジな舞台で△■関係なんて期待しちゃってるんです
けど。
会話部分が多くて読みやすいから個人的に気に入ってます。
時間がある時でいいから続けていってもらいたいです。
94 :
幽霊作家:03/03/12 20:17 ID:???
>92,93
そういってもらえれば非常にありがたいです
やっぱ文章がヘタだから、人気ないかなぁ〜とおちこんでました
格闘石川篇が、あとちょっとだけ続きますのご辛抱下さい
私もここ好きですよ!・・・本スレよりもw
96 :
幽霊作家:03/03/12 23:20 ID:???
(T▽T)暖かいお言葉・・・感涙デス
やっててよかった娘シリーズ
97 :
山崎渉:03/03/13 14:30 ID:???
(^^)
ホ
頑張れよ〜
100 :
丈太郎:03/03/14 23:04 ID:???
cmvさん、貴方もかいてくださいよ。
ずーり ずーり
∧_∧
/ ・ω・)<こっちのスレもいい味だしてると思いますよー。
...../____ノ 毎回楽しみにしてます。
>99-101
cmvさんにまで応援頂けるとは
Hugさんもありがとうございます(T▽T)
篤志『痛ててててっ』
店に帰り自室にて
石川に蹴りを入れられたところを飯田が診てくれた
飯田『意外と丈夫なんですね、骨いってるかと思ったけど大丈夫そうですね』
篤志『加護のほーは、どうよ?』
加護『打ち身だけで大丈夫ですけどぉ・・・痣のこっちゃいますねー』
飯田『あんたの場合、腹だす衣装ないから不幸中の幸いだねー』
加護『どーせ、私の腹は人前にはだせませんよーだ』
篤志『石川ってライブのとき”チャーミーでぇーす♪”とかやってなかった?
キャラ違いすぎてないかぁ?!』
飯田『キャラ作ってるんですよ、地はあんな感じで・・・
つーかキャラ作ってるせいでストレス溜まっちゃって、地が益々暴力的になってるんですよぉ』
加護『身内ではブラック石川さんって呼んでます』
飯田『しかも、ごっちんにメタ惚れってかんじで・・・まぁーごっちんは相手にしてないんですけどぉ』
加護『人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死んでしまえってかんじですかねー』
篤志『馬にねー・・・”蹴り”といえば変わった”蹴り”だったけどアレってカポエラ?』
飯田『へー、よく知ってますねー、そうなんですよカポエラとタイ式キックボクシングを混ぜた我流なんですアイツ』
飯田『ちなみにカオリは剣道を少々・・・加護は琉球古武道、加護流の分家なんですよ』
飯田『加護は昔はめちゃくちゃ強かったんですよー、
娘に入りたての頃ストレスでぶち切れたときスタッフ根こそぎ病院送りにしたもんねー』
加護『あのときは現役でしたから』加護がでへへと笑う
いきなり部屋の窓ガラスが割れ
一条の矢が私の目の前を通り抜け柱に刺さる
篤志『・・・あと数センチで確実に死んでたぞ(・_・;)』
窓を開け外を除くとハーレに跨った石川が弓を持っていた
私の顔を窺うと、弓をしまい爆音と共に走り去っていった
一体、バイクはどこから乗ってきたのだろう・・・東京から乗ってきたのかぁ?
それもご苦労な話だなぁ
加護『果たし状みたいですよ?』
篤志『果たし状?』
振り返ると加護が矢についてたらしい紙をひろげて読んでいる
どうやら矢文だったらしい、なんとも古風な
加護『えーっと、後藤を勝負したし、場所は大阪城公園・・・どうせ相手になんないから武器の使用は構わないとのことです』
篤志『なめられたもんだなぁ〜』
飯田『つーか、エモノ持っても無理ですよぉ』
篤志『・・・だよなぁ〜、なんか石川って弱点とかないの?』
飯田『なんだろう・・・そーいや高所恐怖症とか言ってなかった?』
加護『あー、そういえば高いところだめでしたね・・・どこかのビルの上でのロケのとき珍しく弱気でしたから』
篤志『・・・それマジ?』
加護『まちがいないと思いますけど?』
篤志『よっしゃ!この勝負もらったっ!!
石川の携帯知らない?場所はこっちで指定すると言ってくれ!』
飯田・加護『?』
107 :
丈太郎:03/03/16 06:35 ID:???
更新お疲れ様です。
う〜む、大ゴトになってきましたねえ。
オチはどうつけるのかな?
難波球場跡地
南海難波駅にある球場で、その昔、南海ホークスのホームグラウンドだった場所である
今は再開発となって工事中となっているその場所で
私は業者のツテをつかって、そこを石川との決闘の場所として指定した
立ち会い者として、飯田と加護もついてきている
飯田『マイクテス。マイクテス。あーあーあー』
飯田が拡声器を握る
飯田『それでは、後藤を賭けて、あっちゃんvs梨華の果たし合いを開始します』
篤志『いや、後藤はこのさいどうでもいいんだけど・・・』
石川『アタシが勝ったら、今後、後藤に近づかない、
お好み焼き屋が勝ったらアタシがあんたの邪魔をしない・・・それじゃ不服か?』
篤志『だから後藤がどうなろうと知ったこっちゃねー、とにかく俺はこの前のケリを返すだけだ』
飯田『・・・今回、あっちゃんの要望により、会場を難波球場跡地の工事現場としました
よって、現場である性質状、両者安全帯及びヘルメットの着用を義務付けます』
石川『おもしろい嗜好だな、安全靴はいらないのか?』
篤志『あんなもんで蹴られたら死んでしまうわい』
飯田『なお、あっちゃんはハンデということで武器の使用が可能です』
私は、手に持っている塩ビ管を振り回した
石川『鋼管でもいいぞ?』
篤志『鋼管にしようと思ったけど、さすがにこっちが悪者みたいでなぁ〜、まぁエモノはこれだけじゃないから』
石川『暗器か・・・なるほど』
石川『工事現場でやるって聞いたから、また高所の足場ででもやるのかと思ったが・・・
なんなら足場でやってもいいんだぞ、それでも十分勝てるしな』
篤志『足場でやるより、もっと恐わい目に合わせてやるよ』
私はニヤリと笑った
石川『いい度胸だお好み焼き屋、吐いたツバ飲むなよ』
飯田『では両者異存がないようなので・・・・・ファイト!!』
私は、塩ビ管で突きを繰り出す
大振りを狙うより細かく射抜く方がスピードの速い石川には対処できる
しかし、石川はボクサーの如く上体の移動とステップで軽く交わし
脚や腕にハイキック、ローキックと打ち込んでくる
打ち込んでくる瞬間を狙って軸脚を払おうとするが
蝶のように舞う石川の姿を捕らえることができない
石川『弱すぎるぞ!お好み焼き屋!』
石川のハイキックがまともに顔面を捕らえる
上体を崩れたところをさらに胸を蹴られる
加護『大将!』
篤志『痛いじゃねーか、バカヤロウ!』
石川に塩ビ管を打ち下ろすが
完全に見切ると次々と蹴りを叩きこんだ
=10分後=
石川『後藤の惚れた男だから、もう少し手応えがあるかと思ったが・・・つまらん男だなぁ』
すでに、口のなかは血だらけになり
両目ともに内出血で膨れあがってよく見えず
ボロ雑巾が立っているといった表現が誠に似合う状態となった
加護『大将もうやめてください!』
飯田『やっぱ無理ですよぉ〜』
篤志『おとこぉだぁるもぉのぉ〜っ!!!』
最後の気力を振り絞る
篤志『おんなごぉとぎにぃ〜まぁけぇるわけにはいかんのでぇす〜!!』
飯田『それ女性差別っすよ』
気力を振り絞って渾身の一撃を突く
しかし、完全に見切っている石川は
脇でその突きを挟みこんだ
その瞬間、塩ビ管を手放し一気に石川の腰にとびつく
石川『!!』
石川の腰にしがみついたまま硬直状態を続けたが
落ち着きを取り戻した石川は
ヒザ蹴りを繰りだし、さらに肘で背をつらぬき
私を払いのけた
石川『最後のあがきにしては、つまらんなぁ』
篤志『・・・・』
篤志『ふっふっふっふっ・・・ふひゃひゃひゃひゃ〜!!』
石川『?』
篤志『いすぃくぅあ、あやまぁるならいまのうちだどぉ?』
石川『( ゚Д゚)はぁ?』
篤志『といっれも、あやまる気もないらろうからぁ・・・』
私は、後ろのポケットに指してあった無線を取り出し叫んだ
篤志『クレーンたぁんとうの熊さん、やっちゃてくらさい』
急に石川の身体が宙に浮いた
私は飯田から拡声器を借りると
宙に浮かんでいる石川に向かって声をかけた
篤志『いすぃかわさん、いすぃかわさん聞こえますかぁー?』
30m上空で、石川がじたばたしている
何やら罵詈雑言を言ってるようだが
いまいち聞こえない
そう、石川は今、建設用の巨大クレーンによって上空に吊り上げられているのだ
しがみついた瞬間、クレーンのワイヤーフックを安全帯にかけ
知り合いのクレーン職人 熊さん(55歳)に吊りあげてもらっている
篤志『いすぃくわぁさーーん、あんまり暴れるとぎけんですよぉー
安全帯だけで宙に浮いてまずがらねぇー、それがぬけたらお陀仏でずよぉー』
上空で石川の動きがぴたっと止まる
篤志『これで勝負ありでよろしいでじょうがぁ〜〜?』
ふざけるなぁ〜と小さな声が聞こえた
篤志『意外と強情でずねぇ〜、じゃあ熊さん横にスイングじでぇみようが?』
石川が右に左にスライドする
フツーの単なるスライドだが
上空30mの世界である
たまったもんじゃない
ひぃぃぃぃぃぃという小さな奇声が地上に届く
篤志『どうでずかぁ?大丈夫でずか?』
反応がない
篤志『熊さん、こんろは上下運動じぃでみようが?』
上に下に石川が動く
やっぱりわけのわからない小さな奇声がささやかに聞こえる
加護『・・・鬼ですね・・・』
20分くらいたっただろうか?
石川の動きも鈍くなったので下におろしてみた
腰が抜けて上手く立てないらしい
篤志『おでの勝ちでいいよなぁ?』
石川は、ただガクガクと震えて首をたてに振った
篤志『はっはは、おそれいっだか』
飯田『じゃあ、この勝負、あっちゃんの優勝!』
飯田に腕をあげられた瞬間
私は意識を失った
後藤の顔が覗きこんでいる
篤志『夢の中まで、かわいい顔しやがって』
指で鼻を突いてみる
くにゅ
温かい感触がする
思わず飛び起きる
篤志『びっくりした、ほんものかよっ!』
後藤『よかったぁ〜気がついて』
篤志『あっ、あれ家かぁ、なんでお前が居るんだよ』
後藤『加護ちんから話を聞いて、慌てて駆けつけたんだけど
飯田さんと加護ちんが連れて帰って来てくれたらしいです』
篤志『そうか・・・で石川は?』
後藤『梨華はふたりが連れて帰りました』
篤志『それならよかった』
後藤『私のせいでこんな目に・・・ごめんなさい』
篤志『ホント、かんべんしてくれよ』
後藤『でも、勝ってくれてほんとうれしかった』
篤志『・・・』
後藤『これで、ちゃんとお付き合いできますよね』
篤志『( ゚Д゚)はぁ?』
篤志『ちょ、ちょっと待て、なんでお前と付き合うことになんねん』
後藤『私を賭けて闘ったんじゃないんですか?』
篤志『ちぃげーよ、このまえタコ蹴りにあって、むかつくからリベンジしたの!』
後藤『なーんだ』
篤志『なーんだじゃねーよ、なんでそんな話になるんだよ、そもそも最初襲われたのもお前のせいじゃねーか!』
後藤『だって飯田さんが、”あっちゃんはごっちんのために闘ったんだからね!”って言ってたから』
篤志『はぁ、なにそれ?あるわけないでしょ?』
後藤は少しむくれた
篤志『かんべんしてくれよ』
後藤『じゃあ帰る。お・だ・い・じ・に!』
アカンベーをすると、部屋の扉を勢いよく締めて出ていった
篤志『ホント、かんべんしてくれ』
いきなりまた部屋の扉が開く
後藤『あっ、これ新しい私のDVD』
と言うといきなり投げつけ顔面を直撃
篤志『いたぁーーーーーっ、コロスゾこのガキ!二度とくんなぁっ!!』
とりあえず格闘篇は一旦オチがつきますた
格闘モノを文章で表現するのって難しいですねー
もう一回くらいやってみたいんですけど
どう表現したもんやら・・・加護流の話はぜひやってみたいんですけどねー
あとセリフが多いのが読み安くていいとゆう方がいたので
おもいきって脚本風にして、名前のタグなどつけてみたけど
どうですかねー?かえって不自然ですかねー?
とにかく、いろんな人の応援が聞けてひじょーにうれしかったです
これを励みに、もうちょっと娘。シリーズを続けてガンガリたいと思います
120 :
丈太郎:03/03/17 05:36 ID:???
更新お疲れ様です。
格闘編、終了ですか(^^)しかし、次に石川はどんな顔をして
あっちゃんに会うのでしょうか?
>120
どーしようか悩んでいます、乞うご期待ください♪
>121
分かりやすいですか?じゃーこの形式でもーちょっと行ってみましょうか?
123 :
丈太郎:03/03/18 13:10 ID:???
おお、期待しちゃおう♪
何しろ、一番やりそうも無い奴が格闘家になっちゃいましたからね。
「俺の家に」シリーズは、本編を含めて奇想天外なシーンが書きにくいテーマだと
思うので、挑戦された幽霊作家さんに敬服します。
チャーミー復帰がどのようなシーンになるのか、妄想を膨らませてお待ちしており
ますです。
保
中澤 『今回は、ほんま申し訳ないっ!!!』
中澤が私に向かって深々と頭を下げる
店内では石川・後藤・飯田・加護が椅子の上に正座をさせられていた
あつし『もうええって、こっちもこっちでかなり無茶やったし(^^;』
中 澤『まさかそんなことになってるとはしらんんかって・・・梨華、ちゃんとあやまり!』
石 川『す、すいませんでした』
私は加護にボソっと耳打ちした
あつし『中澤の前だと石川えらい素直やん?』
加 護『ヤンキーは、ああ見えて身内の年功序列には厳しいんです』
あつし『へーっ』
加 護『祐ちゃんのお人柄もあるとは思いますけど・・・』
中 澤『飯田も飯田や、なんで止めへんかったん』
飯 田『すいませーん』
中 澤『とにかく、この店に迷惑かけるやなんて・・・
今後一切、梨華・後藤はこの店の敷居またがせへんからねっ!!!』
後 藤『そんなぁー、あんまりです中澤さん』
中 澤『そもそもあんたが原因なんやろっ!!』
母 『祐ちゃん、もうそのへんでかんべんしたりーや』
珍しく母が割って入る
母 『こんなモテへん息子が、真希ちゃんみたいなかわいい子を交えて
恋の争いやなんて・・・私、ちょっとうれしいんよ』
あつし『いや、微妙に間違ってるから』
母 『しかも女の子に手をあげたやなんて、こっちがあやまらなあかんくらいやわ』
中 澤『でも梨華は素人じゃないし』
母 『いくら強くてもな、男が女に手をあげるなんて、それは違うと思うで』
中 澤『・・・』
母 『だから、もう堪忍してあげてや』
中 澤『女将さんがそういうなら・・・でも、あたしとしてはなんかけじめをつけさせたいんです』
あつし『けじめって言われてもなー』
中 澤『この子らにはけじめつけさせんと・・・たとえば店を手伝うとか?』
あつし『恐ろしいこと言うなぁ〜そんなんで娘が来てることバレたらどうすんねん』
中 澤『なんかないかな?うちらに出来ること?』
あつし『う〜〜ん・・・あっ、それやったら、オフクロ温泉に連れていってくれへんか?』
中 澤『?』
あつし『いやほら、俺が一緒に行けばいいんやけど、なんか息子だと照れくさくてなぁ、
娘代わりつーわけでもないけど、一緒に行ってあげてくれたらありがたいんやけど』
中 澤『お安い御用!じゃあー、さっそく最高のホテルを用意するわ・・・』
あつし『待て待て!それはこっちが頼むんだから費用はこっちがだすちゅーねん』
中 澤『えー、それくらいださせてよ』
あつし『そこまで甘えられるか』
そんなこんなのやりとりをして
結局、中澤に押し切られて娘の奢りで
母を城之崎温泉に連れて行ってもらうことになった
ちなみにメンバーは、中澤と後藤と梨華
あつし『・・・けど、中澤はともかく、あいつらスケジュール空くのか?』
中 澤『失敬なアタシだって忙しいわよ!』
当日マイクロバスで中澤が母を迎えに来た
バスで直接来るのはさすがに近所の目がある
なんでも途中の高速のインターチェンジで観光バスに乗り換えるそうだ
たった4人なのに観光バスとはいやはや
私の方は土曜日なのでお店を開けなくてはならないのだが
ぶっちゃけひとりでやるのもめんどくさいので
臨時休業として、家でのんびりすることにした
あつし『映画でも借りてくるかなぁー』
トントントン
店を叩く音がした
いや〜〜んな予感がする
部屋から下をのぞくと、案の定、店の前に娘達がいた
安 倍『いやぁー、おかあさんいないとお店も大変だろうと思って手伝いに来たべさ』
あつし『・・・今日店休みにしたからいいよ、うん、ゴクローさん、帰ってヨシ』
矢 口『そー言わないで・・・折角だから、あつしさんの御飯の用意してくっすよ』
飯 田『そうそう、ついでに掃除とか洗濯とかしますし』
辻 『ののはデザートを作るれす、フルーチェれすおいしいれす』
加 護『そんなわけでお邪魔しまーす♪』
あつし『いや、頼むからたまにはひとりで・・・』
そんな願いは聞き入れてくれそうにもなかった
安倍のしきりで、店とうちのなかがどんどん片づけられていく
私の部屋には入れないつもりだったが
安倍のペースに押し切られ、結局、掃除されることとなった
まぁ、たいしたものは置いてないんだが
それでもHビデオとか転がっているのを
女の人に片づけられるのはなんとも
そして夕飯前
安 倍『じゃあ、あつしさんお風呂沸きましたから、先に入ってくださいな』
あつし『えっ、おれから?』
安 倍『今日は、あつしさんをねぎらう日ですから』
ねぎらわれる理由もないのだが
反対する理由もないので、先に入る
風呂場に行くと、なんと風呂場までぴかぴかである
念の入ったことだ
かぽーーーーーん
飯 田『あっちゃん、ぬくもりましたー?』
あつし『ああー、ぬくもったよ』
飯 田『じゃーそろそろ』
あつし『?』
風呂の扉が開いた
飯 田『背中ながしましょうか?』
あつし『◎※△◇!!!!!!!』
飯 田『どーしました?』
あつし『どーしたもこーしたもあるかっ!!でてけー!ゲダーウェイ!ゴーホーム!!』
飯 田『そんな全力で照れなくても w』
あつし『いいから、早くしめろ!』
パタン
あつし『違う!おまえが出て閉めるのっ!!』
あつし『びっくりした、なに考えてんだおまいら?』
安 倍『いやぁ、お背中流そうと』
飯 田『せっかく、ジャンケンで勝ったのに』
あつし『嫁入り前の娘がやるこっちゃねー、ほんと、よくそんなつまらんことを思いつくなー』
辻 『よろこんでもらえると思ったんれすけどね』
あつし『あほなこと思いつくな』
安 倍『まぁまぁ、それじゃあ夕食頂きますか』
飯田・矢口・辻・加護『頂きま〜〜す』
晩飯を食べ、みんなでだべったり
トランプなどし、明日の日曜日をどう遊ぶが
私の意見など聞く耳もたず、話が進んでいく
そうか明日もこいつらとつきあわなきゃならないのか
私をねぎらうという最初の主旨はどこにいったのやら
で、夜ようやく一段落ついて寝ることになった
あつし『ん?』
夜中になにかが自分の身体をまさぐっている
変な感触に身をよじると信じられないくらいの強い力で
押さえつけられ、何者かが自分に馬乗りになっていた
闇の中に目が慣れるとそこには加護の姿があった
あつし『加護?どうした??』
加護の様子はいつもと違っていた
その瞳は凛々と怪しげに光り
いつもの幼くあどけない加護はそこには居ず
なにかに飢え、求める女の姿があった
加護は怪しい瞳で、私をのぞきこみ
そのままその唇を重ねてきた
あつし『!!』
>123 奇想天外な話にどんどん展開させるつもりなんですが
どーしても話が大きくなってしまう悪い癖が・・・
今回の加護篇は悩みますなー
>124 ”篤志”は”あつし”に戻しました、つい忘れてましたね w
>125 保守作業ありがとうございます
そんなワケで今回は加護篇です
またまた話がころがっちゃいます
それまでにフツーなエピソードを
ひとつくらい入れたかったんですが
他に話もおもいつかず、前回につづいてぶっとびます w
えらいとこで切っちゃいましたが
まぁ作戦とゆうことで
(なんの作戦だか・・・)
138 :
丈太郎:03/03/22 01:22 ID:???
うおおおぉぉぉぉぉ…
か、加護がぁぁぁぁぁぁ!!!
でも更新楽しみ(^^)
飢えた加護にワラタ
140 :
丈太郎:03/03/22 07:43 ID:???
というかですね、淫獣に憑かれた加護って、何か魅力的…(妄想)
他の小説でもそういうキャラクターって、加護には無いですから
ね。
ほし
『ちぇすとーーーーーっ!!!』
部屋に奇声が響き
激しい風圧が顔をなめる
馬乗りになっていた加護の姿がいつのまにか消え
真剣を構えた飯田が部屋に立っていた
飯田『鬼の血は所詮、鬼の血か・・・』
飯田は私を見ていない
視線を追いかけると、天井に加護が張りついている
あつし『!?』
飯田の真剣のせいで斬れたのか、それとも、もともとほどけていたのか
加護の団子髪は下ろしてあり
側頭部からツノの様なものが生えていた
いやツノの様なものでなく、ツノそのものである
怪しげな笑みを浮かべた加護は天井から再び私の上に舞い降りると軽やかに私を抱えた
一体この小さな身体からどんな力がでるというのだろう?
私を抱えたまま、部屋の窓を開けると一気に闇夜に跳躍する
あつし『こっこっこっここっ、三階っ!!!!』
放物線を描きながら落ちる・・・が、意外にも音もせず静かに地上に降り立った
上を見ると、飯田が追いかけようと扉に足をかけ躊躇していた
加護は疾風の如く、走り、跳び、電柱や民家の屋根を駆け抜けた
私は加護にしがみついているのが精一杯だった
どれくらい走っただろうか?
加護は、うちの店から結構離れたところにある神社の屋根に私を下ろした
腰を抜かして、うまく立てない私をよそに、追っ手の様子をみている
その後ろ姿には確かにツノがはえていた
加護は私に向きなおると、再び私の上に腰を下ろした
あつし『もしもし加護さん?正気ですか?』
加護の耳には、どうやら何も聞こえないらしい
またも加護の唇が私の唇をふさぐ
体中の力が抜けると同時、痺れたような感覚が全身を貫く
まるで麻酔でも打たれているような刺激である
私のパジャマ代わりのトレーナーを紙のようにいとも簡単に破り
加護の唇が首筋や胸に這う
その度に、私の心臓は恐ろしく早鐘を打つ
正気を保っているのが精一杯だった
加護は自分のパジャマをやぶる
はだけた白いブラと胸元が月に照らされ眩しかった・・・
『ほほー、亜依も男に興味を持つ歳になったかのぅ』
どこからともなく声がする
加護がびくんと反応する
私もそれに呼応し、現実に自分を戻す
いつのまにか同じ屋根の上に辻と飯田が立っていた
辻『亜依がこんなに立派に成長するとは、ババも歳をとるはずじゃのぅ』
加護が辻に向き直る・・・が、先程の様な有無を言わさぬ迫力がない
どちらかといえば怯えているようだった
辻『一時の欲情にのまれているようじゃあ、まだまだじゃあなぁ』
いきなり辻は逃げるように闇夜に向かって跳躍した
が、何かの力に阻まれるように跳ね返させられ
屋根の上に叩きつけられる
飯 田『もう結界は閉じられている』
辻 『さてお楽しみはこれまでじゃ・・・』
辻はポニーテールにしているゴムをはずした
ゴムだと思っていたものは、意外と長く細い数珠のようである
辻『( ̄ロ ̄)dbcflkinmfa』
辻のお教の様な言葉に、加護の髪がまるで生き物のように怪しく逆立つ
辻『( ̄ロ ̄)dbcflkinmfa』
加護『うりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいっ!!!』
加護は何かの力に悶え苦しむ
生き物のように伸びた髪が、ツノが髪にくるみ
いつものお団子髪になると
生気を失い、そのままその場に倒れこんだ
私は慌てて加護を抱きかかえる
その顔はいつもの幼い加護の顔に戻っていた
『亜依の気を辿ってくれば・・・奥吉野のババまで来ているのかぁ』
いきなり何者かの声がする
私達が声のほうを向くと、神社の門の屋根にひとりの男が立っていた
男は黒い衣装を身に纏い、それに対称的に恐ろしく白い肌と金髪
夜なのにサングラスをかけ
そして額の少し上に一本のツノがあった
辻 『ほほぅ、憂魔かおぬし大阪に居たのか?』
憂 魔『ちょっと、たこ焼きが食べたくなりまして
亜依の気がしたから出てくれば、奥吉野のババに圭織までいるのか・・・』
辻 『やるかい』
憂 魔『さすがに2対1じゃ分が悪い・・・出直しますよ』
男はくすりと笑う
憂 魔『・・・しかし”鬼切(オニキリ)”の二人がアイドルとは世も末ですねぇ
そのまま、とらばーゆしてくださいよ、こっちには好都合だ』
辻 『ぬかせ』
憂 魔『じゃあまた・・・
あつしさん、あんまりこの人達に関わらないほうがいいですよ、彼らは過去の遺物ですから』
そういうと男は闇夜に溶けるように消えていった
その後、私達は店でお茶を飲んでいた
加護は、そのまま起きる様子もないので布団に寝かした
飯 田『ぶっちゃけ・・・』
あつし『ぶっちゃけ?』
飯 田『今回のことは見なかったことにしておいたほうが、いいと思うんですよ・・・』
あつし『・・・俺もそう思うなぁ〜なんとなく・・・』
辻 『いんや、大将には知ってもらといたほうがいいじゃろう』
飯 田『ババ様・・・』
あつし『いいのか?』
辻 『他言は無用じゃぞ』
それから長い辻の話がはじまった
>138,140 あまり激しい表現にならんようにするのが、むつかしかったです(^^;
>139 あんまり加護は、キャラとして触りたくなかったんですけどねー
団子頭で思いついてしまいました
>141 保守作業ありがとうございます
昔からあたためていたネタをリンクしてしまいました
ああー、やっちゃったぁー
あまり話を大きくせんように収めたいと思います(^^;
次回が待ち遠しい
150 :
丈太郎:03/03/27 23:01 ID:???
>>149 その通りです。格闘モノから伝奇モノへ…作者さんの
この想像力の豊さは、ボクも見習いたいです。
がんばれ〜
>149,150
ありがとうございますっ!!
ちょっと、やりすぎたかな?とビビってました(T▽T)
小心者なので、スレが止まるとひじょーに怖いです
152 :
丈太郎:03/03/28 06:16 ID:???
いやいや、非常〜に勉強になりますよ。
飼育なんかもっとレス少ない…。
飼育ですか?
そういえばタイトルみたことあるような(・_・?
セブンじゃないのかな?
検索したけどひっかからなかったです??
>>153 飼育=m-seek
モームス小説だらけの掲示板・・・だと思われ。
探してみたけど、どれがどれだかわからない・・・
と言いますか、はじめて知りました
娘。の小説こんなにあったのかよΣ( ̄ロ ̄;)
朝からビツクリ
おすすめがあったら教えてください(ぺこり)
156 :
丈太郎:03/03/28 12:48 ID:???
ありがとうございます
朝から色々大ハケンで楽しんでます
『水魚のふたり』と『緑の星』を読んでみました
なかなかおもしろいですね
揃えage!
嘘の日 保
日本には古来から鬼がいた
物語や書物にでてくる鬼ではない
人のなりをした、人ではないもの
人を惑わし、人を欺き、人を喰らう・・・
鬼はまさに人の世に寄生した生きものであった
そしてそれを撃つべく
『鬼切(オニキリ)』とゆう特殊な技能を持った者が現れた
それを司っているのが記録の限り代々皇族であるが
そもそもは中国の秦の始皇帝という話もある
とにかく今では、宮内庁に非公式で存在している
鬼切は鬼を狩るために生まれてきた
いまでは鬼も数匹ぐらいとなり、鬼切の血族も減っているのだが
それでも今なお鬼はこの世に存在し、
鬼切はそれらを探索し駆除続けてきた
北海道の飯田の血族も鬼切の血族で
奈良の奥吉野の加護家もまたそうであった
そんな鬼切のなかで
加護家の加護目流は鬼切のなかでも最強最悪で名が通っていた
なぜか?
その昔、外道の法を使ったからである
加護目流の業
それは鬼と交わったことである
鬼は同属殺しを忌み嫌った
同属殺しをした鬼は、なんとしても死を与える
人と違い意識を共有できる鬼は
確実に探しだしその鬼を葬った
つまり、鬼を人の味方につければ、勝手に鬼のほうから寄ってくる
ましてや、鬼の血を継ぐ者である
その能力は人とは並はずれていた
それに目をつけた
加護目流の祖先は、鬼と交わり
鬼の血を引くものを、鬼切としたのである
163 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/02 21:42 ID:3s2dj1Ap
あつし『つまり加護は?』
辻 『そう鬼の血を引いてしまったんぢゃよ
久しく我が一族でも鬼の血はでてなかったのぢゃがなぁ』
辻 『といっても、常時鬼の力を引き出せるわけじゃない
激しく怒りを感じたときや欲情したとき、
精神的バランスがくずれたときに、鬼と化する・・・
今回は月のものと、男が近くにいたのと重なったからぢゃろうなぁ』
あつし『はぁ』
辻はお茶をすすった
あつし『で、あんたは何者なんだ?』
私は辻に向かって問いかけた
辻 『そういえば説明せなんだなぁ、ワシは亜依の、ひーばちゃんじゃよ』
あつし『ど〜見ても10代にしか・・・?』
辻 『さっきも言ったとおり、亜依は鬼の血を引いておる、
だからどう考えても、人里に下ろすわけにはいかなんだ・・・ましてやアイドルなんて』
あつし『そりゃそうだわなぁ』
辻 『勝手に出したオーディションが受かって、いつのまにやらデビュー決定になっとる』
辻 『そうなりゃもう表に出しておくわけはいかん、倉に閉じこめて、ほとぼりが醒めるのを待っていたのさ』
あつし『はぁ』
辻 『そしたら、この辻って娘が、我が家まで乗り込んで
”加護ちんと一緒にデビューするのれす!”って大暴れ!!』
あつし『!!』
辻 『で、ワシはこう言ったのさぁー』
辻 『加護ちんを、だすのれす!』
加護家に来るなり大騒動を起こした辻は
家人達に押さえられると、当主の寝室のもとに連れて来られた
当主は、家人に支えられ寝床から半身を起こした
バ バ『ほう、元気な娘ぢゃのぅ、亜依にも友達ができたようぢゃのぅ』
辻 『そうれす友達なのれす!親友なのれす!
なんれすかこの待遇は!加護ちんを出すのれす!
ののは加護ちんと一緒に娘に入るのれす!!』
バ バ『亜依には、ちと無理ぢゃのう』
辻 『どうしてれすか?』
バ バ『亜依は鬼の血を引いてるからぢゃよ』
家 人『ババ様っ!!!!』
バ バ『ええがなぁええがなぁ
こんな山ん中まで亜依に会いに来てくれたんぢゃろ
この子かって納得せえへんわな・・・
あのなぁお嬢ちゃん、亜依は鬼の血を引いてるんぢゃ』
辻 『鬼の血・・・鬼ってあのツノの生えてる鬼れすか?』
バ バ『そうぢゃあの鬼ぢゃ、人を惑わし、欺き、喰らう、あの鬼ぢゃ
でもなぁ、だからって危険なわけやぁない
亜依はのぅ、鬼を退治するために産まれた鬼ぢゃ
言ってみれば、正義の鬼ぢゃ
だからあの子には使命もある
いま、世に出るわけにはいかんのぢゃ・・・わかってくれるな?』
辻 『ぜんぜん、わからないれすっ!!』
辻 『加護ちんが鬼だろうと悪魔だろうと
ののは加護ちんと一緒にデビューすると決めたのれす!約束したのれす!
絶対、加護ちんと一緒なのれす!!』
バ バ『・・・困ったのぅ、ひとつ方法がないわけやないがのぅ・・・』
辻 『!!』
バ バ『儂がついていたら、まぁ、なんぞあっても対処できぢゃろう・・』
辻 『じゃあ』
バ バ『でも、ババも歳でのぅ・・・だから、”半魂の術”を使う
これはようするにのぅ、お前の魂を半分に分けて、儂の魂の半分をあんたに分けるって術や
これで亜依になんかあったとき、儂はお前の意識からでて、亜依の手助けができる・・・』
辻 『そんな便利な技があるなら、最初から言ってくれたらいいのれす』
バ バ『ただしお前の命は私の半分の魂
・・・つまり、いまあるわしの命のさらに半分の寿命になるのぢゃ』
>158,159 保守作業ありがとうございます
ええー、加護、鬼だっちゃ篇
今回で終わらせるつもりが、もうちょいだけ続きます(−_−;
ええい、ちょっと心気臭くなってしまった欲求不満だす
他のメンバーが出せないじゃないかぁ〜!
ちなみに、いま娘関係の小説は、ボブのヤンジャンを読んでます
ひじょーに笑えます(^◇^)
168 :
丈太郎:03/04/03 08:33 ID:???
更新お疲れ様です。
何か「伝奇」っぽくなってきましたね。
「こちら側」と「向こう側」を行き来する辻って感じで。
>168
なんかほんと話が横にそれつつ
そろそろ軌道修正しないといけませんなぁ w
あつし『それじゃあ』
ババ辻『ああ、辻は、”それでも亜依と娘に入りたい”と言いおおったわい』
あつし『・・・』
ババ辻『安心せい、儂とて明日明後日に死ぬってわけでもない
辻だって、術を解けば、もとの寿命まで生きれる
ただ、術を解くのにタイミングをはずすとまずいがのぅ』
あつし『タイミングって?』
ババ辻『儂が死ぬ前に、術を解かなきゃならん
術を解くには奥吉野まで来なきゃならんとゆうことぢゃ』
あつし『あいつら全国飛び回ってるもんなぁ〜』
ババ辻『まぁ、これがよかったのか悪かったのか儂にもわからんが
幸い、亜依は鬼をまだ一度も斬っておらん、鬼の強襲に会うことはない』
あつし『なら、まだ安心か・・・』
ババ辻『だが、やつら、亜依の一挙手一投足を監視しておるぢゃろうなぁ
鬼の血はもはや少ない、敵にならずば仲間に入れたいぢゃろうし
亜依は数少ない”鬼女”ぢゃ』
あつし『鬼女?』
ババ辻『鬼を産む可能性があるということぢゃ
鬼同志交われば鬼が産まれるというワケでもない
今まで鬼が増加しなかったのもその繁殖性の少なさにある
ぢゃが可能性としては高いぢゃろうなぁ』
ババ辻『圭織としては気が気でないぢゃろう?
折角、鬼切の血から逃れたというのに・・・』
飯 田『いやこれも御縁でしょう
鬼切のほうも抜けたわけじゃないし、ぼちぼちやってますから』
あつし『飯田が鬼切ねー』
飯 田『意外でした?』
あつし『日頃から長いもの持ってるから、何持ってるかとおもいきや・・・日本刀とはねー』
飯 田『へへへ”榊丸”って言うですよ』
ババ辻『とにかく大将。亜依のことをよろしく頼むのぅ』
あつし『・・・いや、頼まれてもなんもできないし』
ばば辻『あの子はのぅ、普通の人の暮らしと言うものをしたことがないんじゃ
友達もいず、ずっと山の中で孤独に生きて来たのぢゃ
せめて娘にいるまではのぅ、普通の人の暮らしを味合わせてやりたいんじゃ・・・』
ばば辻が深々と頭を下げる
あつし『いやいや頭あげてくださいよ・・・娘の生活が、普通の人の暮らしとも思えんけど
まぁ、とにかく、ここにいるときは楽しんでもらえれば・・・』
気がつくと、もう空が明るくなってきたので
ばば様は、辻の意識化に潜った
辻を寝床に運んで、飯田と私も、とりあえず寝ることにした
辻がそこまで加護と娘に固執していたとは
日頃、単なるバカな餓鬼だと思っていたが
この小さな身体で、色んなことを考えいるんだなぁ
私が、辻の歳には何を考えて生きていただろう?
時計をみると、まだ6時半ばである
ということは2時間くらいしか寝てないワケであるが
何度寝返りをうっても寝れそうにないので
仕方なく寝床から出て、洗面台に向かう
洗面台でハブラシにはみがき粉をつけ、くわえてコップに水を入れると
そのまま屋上に向かった
早朝の、屋上での歯磨きはサイコーに気持ちいい
ひとりでその解放感を味わおうと思っていたら
先に先約がいた・・・加護である
加護が、ひとり屋上で座禅を組んでいる
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・・』
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・・』
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・・』
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・わっ!大将っ!!』
あつし『やっと気がついたか』
加護はいきなり顔が真っ赤になる
耳まで真っ赤である
加 護『昨日はどうもずい゛ま゙ぜ゛ん゙で゙じだ』
あつし『いやぁ、まぁお互いなぁ・・・なんだかなぁ?』
加 護『・・・・』
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・・』
しゃかしゃかしゃかしゃか
加 護『・・・・』
あつし『あのさ?』
加 護『?』
あつし『部外者が無責任にこんなこと言うのもなんだけどさ
加護にとって、友達の命を危険に晒すほど、娘ってのは大事なもんなんか?』
加 護『・・・』
あつし『昨日、加護のひいばあちゃんに話聞いたけど・・・俺にはそこが理解できんのよ』
加 護『そうですね・・・親友だったら
友達の命を天秤にかけるなんてどうかしてるかもしれませんね』
あつし『・・・』
加 護『大将は学校に行ったことがありますか?』
あつし『・・・あるよ?』
加 護『亜依はないんです。小学校も中学校も行けませんでした
ずっと屋敷の中で生活してたんです、TVだけが友達でした』
あつし『・・・』
加 護『でねASAYANって番組で、モーニング娘。ってのを見たんです
すごく楽しそうに歌ってて輝いてて
私もこんな風に人前にでれたら楽しいだろうなぁと思って
つい、お手伝いさんに頼んで郵便をだしたんです・・・そしたら1次審査受かっちゃて』
加 護『びっくりしましたぁ・・・で、なんとか家族の目を盗んで抜け出してオーディションを受けたら
どんどん受かっちゃって、ののにも会えて”一緒にモームス入ろうね”って言われて』
加 護『でも当選したのがばれて、倉に閉じこめられました』
加 護『ああ、これでもう終わりだなぁ、一生ここをでることはないんだぁと思ってたら
ののが来てくれたんです』
加 護『・・・人としてサイテーかもしれませんね・・・てゆーか人でもじゃないですし・・・
でも、これだけは言えます、ののを絶対死なせません!ののは亜依が必ず守ります!』
あつし『・・・そうか』
加 護『・・・』
あつし『今日はええ天気で晴れそうやなぁ〜、絶好の行楽日よりやなぁ』
かぽーーーーーーーーーーん
矢 口『・・・で、なんで銭湯なんですか?』
となりの女湯から矢口の声がかかる
あつし『なんでって、いいだろう銭湯?』
安 倍『いいだべさぁー、まったりするべさ』
飯 田『カオリ、USJに行きたかったぁ』
あつし『こんな集団で連れていけるわけねーだろう』
飯 田『ちゃんと変装小道具用意してますよー』
あつし『それって、やっぱり・・・』
\そんなバナナ/
┌┐
/ /
/ / i
| (,,゜Д゜)
|(ノi |)
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
あつし『却下だ!却下!』
安 倍『しかし、よくこんなとこ貸し切りにできましたねぇ』
あつし『あー、ここのばぁちゃん知り合いでねー、貸し切りって言っても開店までだけど』
飯 田『折角、貸切なんだから、こっちくればいいじゃないですか?』
あつし『あほぬかせ』
どぱーーーーーーーん
なにかが、湯船からとびだす
あつし『わぁわぁわぁ!!』
辻 『下のほーが繋がっていたから遊びに来たのれす!!』
あつし『なに、考えてんだお前っ!!』
辻 『ちゃんと水着着てきたれすよ』
あつし『俺が裸だっ!!!!!!!!』
矢 口『のの、ずるいぞぉ!抜け駆けかよ!』
安 倍『それで水着きてたのねぇ〜』
辻 『大将のお背中流すのれす』
飯 田『じゃあ、カオリもちょっくら・・・』
あつし『やめんかバカ者ども!!』
結局、5人は銭湯のあとも
店に戻り、ぐだぐだとして帰っていたのは夕方ころだった
177 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/08 01:05 ID:su1vxQvc
保
178 :
丈太郎:03/04/08 08:03 ID:???
更新お疲れ様です。
銭湯とは…。
しかも、いま流行りの「スーパー」じゃなくて、昔の、か。
あつしが羨ましいデス。
>177 保守作業ありがとうございます
>178 銭湯はいいですねぇ〜、広い風呂は最高です
≡≡≡⊂`⌒つ゚Д゚)つ
181 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/13 03:15 ID:zJPIXStw
ヽ(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノヤア
妄想きもいよ……。
妄想作家にしろよ。
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
保 田『鉄板で食べないお好み焼きなんてお好み焼きじゃない!!』
あつし『俺もそう思うよ』
居間で私の差し出したお好み焼きに、いきなり保田がダメだしをした
保 田『あさ美だって、鉄板で食べたいよね?ね?』
紺 野『いや、えっとあの・・・』
あつし『そもそも、お前らが行きなり来るからだろ』
そうなのだ、今日は娘の予約が入ってないから普通に営業していたのだが
このボケ保田はあろうことか、のこのこ店にやってきたのである
しかも、真っ正面のお店の戸を開けて
保 田『別にいいじゃん芸能人だって人間なんだから店くらいくるでしょう?
なんでこそこそ隠れにゃならんのよー』
あつし『頼むからうちの生活を乱すなよ!』
保 田『こんなことなら、もうちゃんちに行けばよかったなぁ〜』
あつし『今すぐ行ってくれ、むしろ今から行ってくれ!』
保 田『せめて鉄板になってる皿ないの?ハンバーグ屋とかにあるやつ?』
あつし『ねーよ!おとなしく食ってろ!』
私は、適当に居間のテーブルに料理を並べ
むくれている保田をほっておき、
紺野に指示して、店に戻った
客 A『あっちゃん、ひさしぶりだねぇ〜土曜日開いてるの。このごろ休み多くない?』
あつし『申し訳ない、兼業お好み焼き屋なもんで、身体のほーがえらくてえらくて・・・』
客 B『もうリーマンやめて、こっち1本でやればいいやん、ねぇ?女将さん』
母 『私も、そう思うんだけどねぇ〜』
あつし『いやぁ〜、なかなか、これだけじゃ食べていかれへんから〜』
客 C『大将、生中おかわり』
あつし『あいよ、オフクロちょっと入れて・・・・』
保 田『はい毎度!!』
そこには店のエプロンをした保田が立っていた
・・・・・・・・・・・・・・絶句・・・・・・・・・・・・・・・・・・
客 A『大将!誰、この子!?』
あつし『ぱくぱくぱくぱく』
母 『あーあーあー、うちの妹の娘でね、大阪に今日遊びに来たんですよ・・・
もう圭ちゃん、中でゆっくりしててくれたらいいのに』
あつし『(オフクロ〜(T▽T)ごまかしたまではいいが、名前だしてどうするよ)』
母 『(あっ、しまったわ)』
客 B『あれ?・・・モーニング娘の保田に似てない?・・・』
あつし『(本人だよ(T▽T))』
保 田『よく言われるんですよぉ〜名前も”慶”だし
あっ”慶応”の慶なんです
田中麗奈とかも似てるって言われるんですよぉ〜』
客 C『田中麗奈はないだろぉ〜』
保 田『えーっ、よく言われるんですってぇ〜、ほら、このバンプな眉とか』
あつし『(どこをどうみたら似てるんだよぉ(T▽T))』
客 B『田中麗奈はねぇ〜な、でも、保田より美人だよなぁ』
保 田『マジっすか!マジっすか!』
客 A『うんうん全然いいよぉ〜、おじさん的には全然OK〜♪』
保 田『本当〜うれしい、じゃあ、おまけしちゃう』
あつし『こらこら』
保田の素晴らしい機転と、客の大きな勘違いに助けられ
なんとか 慶=保田圭 という図式から離れた
=矢先=
がらがらがらがら
店の引き戸が開き、そこに立っていたのは中澤だった
俺は、ゆっくりと首を横に振った(ふるふる)
カウンターのなかに、エプロンをした保田の姿を見つけた中澤は
すべてを理解したらしくそのままゆっくりと戸を閉めた
客 A『ん?今、誰か来なかった』
あつし『・・・ぜんぜん』
中 澤『あんたぁ、もうすぐ卒業だからって調子のってないかぁ〜』
保 田『ずびばぜ〜ん』
中澤が、保田のほっぺたをぐりぐりとひっぱる
保 田『そういう祐ちゃんだって、アポなしで来てるじゃん』
中 澤『アタシはいいんだよアタシは、娘が来る前から来てるから』
あつし『よくねーよ』
中 澤『いいんですぅ〜、今日はおかあさんに呼ばれたんですぅ〜』
あつし『はぁ?』
母 『温泉の御礼にね、食事でもご馳走してあげようと思ってね
あつし『後藤と石川は?』
中 澤『あの子らは忙しくてねぇ〜』
あつし『そっか〜』
中 澤『なに、その残念そうなぁ顔は?あれ?ごっちに会いたかったぁ〜?』
あつし『アホか』
中澤はいきなり、鞄から携帯を取り出す
中 澤『・・・もしもし、ごっちん?
あ、中澤だけど、あっちゃんがさぁ
あんたが来ないからさみしいんだって、きゃははは♪』
あつし『なに、いきなりわけのわからん電話しとんねん!!』
中 澤『なるほど、今日はもうちゃんちに紗耶香きとるんかぁ』
中澤と保田の3人で家の屋上でビールを飲んでいた
ちなみに紺野は入浴中である
保 田『うん、いまはまだちょっと一人でいたいだろうから』
中 澤『・・・そうやなぁ、そうかもしれんなぁ・・・』
あつし『なに、そいつも娘なの?』
中 澤『元ね』
あつし『なに?中澤より年上のメンバーっておったん?』
中 澤『しばくぞアホ!』
保 田『あはははは』
あつし『?』
中 澤『はぁー、ほんま、あっちゃんはなんもしらんねんなぁ〜』
保 田『ていうか、私のドラマは見てないの?』
あつし『えっ、お前ドラマでてたん
保 田『ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン、折角のヒロインだったのに・・・ひどぉい』
中 澤『こうゆうヤツやねん、あっちゃんって』
あつし『???』
中 澤『でも紗耶香も紗耶香で、圭の気持ちしっとって』
保 田『んー、でもあの子ほんとに凹んでるそ・・・
もうちゃんにまかせてたら安心だし・・・』
中 澤『安心って、圭はそれでええのぉ?』
保 田『今は、紗耶香に元気になってもらいたいもん』
中 澤『あんたは、つくづくお人好しやなぁ〜』
紺 野『先にお風呂頂きましたぁ〜』
タオルで髪を拭きながらパジャマ姿の紺野があらわれた
中 澤『かわいい〜♪なに、マジかわいいなぁ〜♪
今日はおねーちゃんと寝よう、おねーちゃんっと』
保 田『祐ちゃんだめー!あさ美は渡しの〜っ!!』
あつし『・・・紺野、あんまり娘。に染まるなよ・・・』
紺 野『・・・はい・・・』
>180、181、183 保守作業、ゴクロー様ですヽ(´ー`)ノ
>182 まぁ、あまり健康的なスレだはないと思いますが
あわなかったら読まなきゃいいだけの話です
妄想作家ってのは、ちょっと惹かれました w
保
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
194 :
山崎渉:03/04/17 08:31 ID:???
(^^)
ホシュ
197 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/19 02:57 ID:y/1uF8JP
ヽ(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ノヤア
ホシュシナガラマッテルヨ
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< つづきま〜だ〜?
\_/⊂ ⊂_)_ \_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| 愛媛みかん |/
199 :
山崎渉:03/04/20 03:20 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
ちょっとまってね
構想はあるんだけど書く気力が(T▽T)
がんばりますのでしばしお待ち
202 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/24 10:05 ID:QcDaurmT
ガンガレ
紺野に起こされ、顔を洗い
朝飯を食おうと、食卓についたら
・・・なんかへん
よくよく気が付けば
なんと!
いつのまにか後藤と石川が来ているではないかΣ( ̄ロ ̄;)
中 澤『・・・ほんまに来たんやね〜』
後 藤『来たって・・・呼んだの中澤さんじゃないですかぁ〜』
中 澤『恋する乙女は怖いねぇ〜』
石 川『お前、真希を気安く呼ぶんじゃねぇーよ、何様だぁ、ゴラァ?』
石川が思いっきりガンをとばしてくる
あつし『誰も呼んでねーっていうの
中澤が呼んだって後藤も言ってるだろう
人の話聞けよバカ、つーか夜中に後藤のためにバイクだしてんの?
てめーは後藤の犬か?
ぷ、信じられねーほど、めでてーな』
石 川『なんだこの野郎!!』
中 澤『やめやめやめ、また喧嘩になるやろう
ごっちん呼んだんわウチや、まさか来るとはおもわんかったからなぁ〜』
後 藤『ひどいです〜、中澤さん』
中 澤『いや、マジ来るおもわへんかったから、かんべんかんべん
おわびに、あっちゃん、今日貸切にしたるから』
あつし『おいおい、俺の意見はないんかい?』
中 澤『夜中にバイクとばして東京から来てる子を邪険にする気?』
あつし『その原因を作ったんは、あんたやろ(^^;』
後 藤『忙しいなら・・・仕方ないですね・・・』
母 『大丈夫大丈夫、どうせ用事なんてないんやから(笑)』
あつし『悪かったねヒマ人で・・・ええよ、折角来たんやから、つきあおか?』
後藤が満面の笑みで笑う
ちっ、かわいいじゃねーか
これで男じゃなけりゃ私も喜ぶのだが・・・
中 澤『圭ちゃんはどうする?』
保 田『てきとーに紺野と大阪ぷらぷらして帰ろうかと?』
母 『じゃあ、梨華ちゃんも入れてみんなで大阪回ろうか?』
あつし『はぁ!( ゚д゚;)そんなことしたらパニックになるぞ?』
保 田『わぁ〜い、それいいですねぇ〜』
母 『まぁまぁ、案外こーゆうのはなんとかなるから(笑)』
ほんとになんとかなるのか、母よ
後 藤『山だぁ〜』
あつし『山です』
私は母ほど根性も気合いもないので
人の少なそうなぁ金剛山に来ていた
この山のふもとに
『WOODY HOUSE』というログハウスの喫茶店があって
今日はこの店まで遊びに来た
実際、ここは日曜日には、結構、人が来ているのだが
わりと今日は人が少ない
まだトレッキングには、季節柄少し早いかもしれない
後 藤『なんですか?下の川のよーな、池のよーなの?』
あつし『釣り堀だよ、マス釣り』
後 藤『へー』
あつし『釣れたら絶対買い取らなくちゃだめなシステムでさー
また恐ろしく釣れるんだよ
餌落としたら、すぐ釣れる勢いで w』
後 藤『げ、すごいなぁソレは・・・あっ、そうそう4月13日空いてます?』
あつし『ん?次の日曜?』
後 藤『うん、娘のコンサートがあるんですけど?』
あつし『またあるのか、ペース早いなぁ』
後 藤『ハイローテーションで頑張ってます w・・・よかったら一緒にどうです?』
あつし『えっ、もしかして・・・』
後 藤『はい、私とです』
これで男じゃなけりゃなぁ〜
>192 保守作業ありがとうございます
>193 ん?
>194 国にカエレ
>バスガイドフェチさん 私はエレベーターガールフェチかな?
>196 再立ち上げおめでとうございます!!
>197 ヽ(´ー`)ノ ヤア
>198 おまたせしたわりには短い・・・正直スマンカッタ
>199 海へカエレ
>200 AAって好きなんですわぁ
>202 こんな時間にガンガッテみました
207 :
丈太郎:03/04/25 12:16 ID:???
朝早くから・・・お疲れ様です。
石川が治ってない(w
これから彼女を見るのにおかしなフィルターがかかりそう(ww
祝 再会
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
210 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/29 21:00 ID:L9MMKtoY
続きまだぁ?あげ
えーっと
えーっとあるんだけど・・・チェックまだしてないなぁ〜
とりあえずチェックして載せられそーだったら載せます。。
ところで、おもしろいですか?
僕は上手に書けているかい?と尾崎豊ばりで聞きたいところです。
求ム感想職人♪
212 :
番組の途中ですが名無しです:03/04/29 21:23 ID:L9MMKtoY
つまんなかったら保全などしねぇよ!
つまんなかったらageねぇよ!
自信持てよコノヤロウ!みんなオマエが大好きなんだよ!
なんでだろ、涙がとまらないや・・・
無理・しかもいま酔ってるから無理 笑
ちゃんとしたカタチにしてあげますね
>207 珍しく朝の更新でした、石川はこの感じで進めたいと w
>208 ありがとうございます♪
>209 いつもありがとうございます♪
>210 というわけで、しばし猶予を・・
>212 す、スマン日頃からだめ人間なんで自身のカケラもない
なんでだろ、涙がとまらないや・・・
俺も保守という形で意思表示してるつもりです。
文章能力が低いので下手な感想書いて
スレ汚すのも気が引けるってーのもありますが…
なんにしても、すごく楽しみにしてます。
これからも、よろしくおながいします。
216 :
212:03/04/30 06:01 ID:kuFF6F6o
俺、娘。が好きじゃない。正直、名前も半分もわからない。
でも、このスレみて、娘。が少し好きになった。
いいスレだと思うよ。面白いと思う。
続き楽しみにしてる。
中澤は好きです。
>215
ありがとーございます
欲張りかもしれませんけんど
『今回はいまひとつ!』とか『今回はよかったとか!』
ちこっとだけでもあればね、
ああー、こういうのはウケルのかぁー
こうゆうのはダメなんだなぁー
とか肌で感じれるので、まぁ、ほんとちょこっとでも感想があればうれしいです
>216
ありがとうございます
続きを楽しみにしてくれていると思うと本当うれしいです
中澤さんは、どこでも姉御キャラになってる分
使いやすいのですが
どーにもこーにも違いがだせないのが悩みどころですねー
オトコ日照りと呼ばれているので、ちょっとはオンナっぽいところも
出していただけると、それはそれでハァハァです。
219 :
番組の途中ですが名無しです:03/05/01 03:08 ID:luWMOHwr
212
220 :
番組の途中ですが名無しです:03/05/02 05:27 ID:jvVvlHLC
保田
全護
221 :
丈太郎:03/05/03 22:54 ID:???
保全
目の前にひろがる異様な光景に
やるせない気持ちを抑えつつ
春の心地良い日差しのなか
私はビールを呑んで後藤を待っていた
後藤『すいませ〜ん、お待たせしました』
今日は4月にしては初夏のように暑いというのに
後藤はUSJのとき同様、黒い衣装&黒いヅラでやってきた
変装なのか?実は黒が好きなのか?
そこのところはよくわからない
ただ正体を隠すというには、確かに問題はないのだが
かえって目立つ気がして仕方がない
私は後藤にビールを手渡す
後 藤『・・・なんですか?コレ?』
あつし『なんですかって、ビールだけど?』
後 藤『あつしさんの店ならともかく、ここじゃまずいですよ一応未成年ですから』
あつし『ああ〜なるほど、それは思いつかなんだ』
後 藤『酔っています?』
あつし『酔わずにいられるか?この光景みて?』
大阪城ホール前はモーニング娘のファンでごったがえしているのだが
これがまた、なんというか
濃ゆいのだ
特攻服を来た怪しいファン連中がうようよしてる
おそろいのTシャツを着て、応援の練習(?)をしている連中もいる
案外、家族連れや子供のほうが少ない
駅の方では、PAまで持ち出して
踊ってる連中までいる
あつし『・・・これだけは何回見ても慣れんのぅ〜』
後 藤『でも、こうゆう風に一生懸命応援してくれるのはうれしいですよ』
あつし『・・・そうか?たとえ特攻服に天使の羽をつけているヤツがいても?』
後 藤『さぁーて、そろそろ入りますか?』
あつし『てめぇー、何ごまかしてるんだ』
後藤は笑いながら、城ホールの入り口へと向かった
個人的には、このまま日向ぼっこをしてビールでも呑んでていたいのだが
そういうわけにもいかず
あきらめて後藤のあとを追った
その日の夜は相も変わらず
我が店で娘。ライブの大阪打ち上げ記念として
娘のフルメンバーが参戦していた
まぁ、前回のハロプロ祭のときに比べれば
人数的には少ない
それでも、それぞれ多い食い一部は呑み
多いに盛り上がっていた
矢口『どーでした?大将どーでした?うちらのオンリーのステージ』
宴もたけなわの頃
矢口が赤い顔で私につっこんで来た
あつし『んーんーんー』
飯 田『どうしました?あっちゃん?』
あつし『いや音楽とか踊りとか、わからん人間が言っていいもんだか・・・』
矢 口『言ってくださいよ、大将の意見が聞きたいんすから!』
あつし『じゃーぶっちゃけ、前ほどの感動はなかった』
店の中 シーーーーーーーーーーーン
お好み焼きの焼ける音が妙に店内に響いた
あつし『ああ、でもほら、俺歌とか踊りとか、ぜんぜんわかんないし
そんな気にすることないわさ
うん、わりぃわりぃしょーもないこと言って』
飯 田『いや、そんなことないですよ、貴重な意見だと思います』
吉 澤『メンバーが替わってから、なんかカスカスしてきた感もありますしねー
あっ、いまのメンバーが悪いって言ってるんじゃなくて
代変わりが本格的になってきたしねー』
保 田『1日、2回公演・・・しかもインターバル短いからどーしても前半MAX持って
行けないし・・・』
安 倍『素人の大将でも、見てわかるようじゃあだめよねぇ〜
ごっちんは見ててどうだった?』
後 藤『ん〜、一番ダンスの苦手な新垣が、基本を守っている気がしましたねぇ〜』
安 倍『苦手な分だけ、人より真面目にかぁ・・・』
新 垣『・・・すいません』
吉 澤『あやまるところじゃないつーの』
飯 田『やっぱちょっとココでふんばらないと、娘に未来はないわね〜』
安 倍『何いってるべさ
いつも、もう娘は落ち目だよて言われて
ここまでやって来たじゃない
6期ももうすぐ加入だし、こんなところで落ち込んでる場合じゃないよ』
飯 田『そーだねー、なっちの言うとおりだねー
娘ファイトー!!』
一 同『おおーっ!!!!』
宴も落ち着き、若いメンバーから順番に風呂に入りだし
布団の用意などをしてるころ
アダルトチームは、屋上に出てしっぽりビールなどを呑んでいた
春の夜風が気持ちいい・・・
飯 田『あっちゃん、ナイスつっこみだったよ』
あつし『そうか?』
飯 田『いや、マジ圭ちゃんも卒業するし
ライブもマンネリ化してるし、いい機会だったと思いますよ』
あつし『だったらいんだけど・・しかし、お前らも大変な商売だなぁ〜』
安 倍『夢がありますからねぇ〜』
あつし『夢かぁ〜、俺の夢ってなんだろうなぁ〜』
矢 口『日本一のお好み焼き屋とか?TVチャンピオンでチャンプになるとか?』
あつし『あほか、なんであんな番組でチャンプにならなあかんねん』
矢 口『でも、さかなくんみたいになったら、TVで競演できるかも』
あつし『いらんいらん』
紺 野『大将!大将!』
紺野があたふたしながら下からあがってくる
なんでコイツはこんなにもあたふたが似合うんだろう?
あつし『なんや?』
紺 野『保田さんが、下でトグロ巻いてるんですぅ〜、なんとかしてください(;;)』
あつし『はぁ?』
後 藤『もうちゃんさん来なかったからかなぁ?』
飯 田『圭ちゃんの卒業だったのにねー』
あつし『よーわからんが、呑みたいヤツにはのませとけ』
紺 野『だって、えんえんと5期メンバー説教されてるんですよ(;;)』
飯 田『圭ちゃんの最後の勇士だし、ありがたく心にきざんどきなさい』
紺 野『ひぃぃぃん』
私の夢ってなんだろうなぁ〜
そしてこいつらはどこに向かって行くのだろう?
酒を呑みながら、ふと、そんなことを考えていた
>218 女っぽい中澤さん、ホロリとした話はひとつ欲しいですなぁ
>219〜221 保全作業いつもありがとうございます
さて今回はコンサートに行ったときの話です
もう、時期はずれですが
折角いったんで うpです
>>230 コンサート編ありがとうございます。
なんかちょっとせつないです・・・ね。
232 :
番組の途中ですが名無しです:03/05/04 20:41 ID:CKb5BDca
あいかわらず面白い。幽霊作家氏がいなくなっちゃったと思ったら帰ってきた!
アレ?なんでだろ・・・涙が止まらないや・・・
233 :
bloom:03/05/04 20:41 ID:Hae4U4y9
酒を飲んでトグロを巻く蛇女保田最高!(激藁
普通なら『管を巻く』ところなんだが。
作者様がんがって下さい。
>230 そもそも保田編のつながりだったんですけど
いまいち保田のことは書き切れてなかったですねぇ〜
結局、消化不良のまま卒業されてしまいました 残念です
ちなみに、ここのファイル名は『ケメコ』ですた w
>232 そういっていただけると
私も涙がとまりません
てゆうか、花粉症つらいですなぁ
>234 ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン
しまった、基本的間違いを
・・・がんがります
その日私は、近くのスーパーで店の備品などを買っていた
野菜や調味料とかは業者に頼んで、もってきてもらうのだが
備品などは、もっぱら近所のスーパーでそろえたりするのだ
そんな感じでふらふら歩いていると前を長身で細身の男が立ちはだかった
憂魔・・・
憂 魔『おひさしぶりです』
あつし『・・・』
憂 魔『少しお時間を頂けないでしょうか?』
結局、憂魔近くの喫茶店にはいったのだが
目のさめるような美青年と
トイレットペーパーを横に置いた
さえない男のツーショットとは
他人にとって、どんな目に浮かぶだろう?
そういうことは無頓着な方だが
ここまで人形の様な男と並ぶと、
流石にトレーナーにつっかけ姿の自分が情けない・・・
憂 魔『買い物ですか?』
あつし『見りゃわかるでしょう?なんですか話って?』
憂 魔『ツレないですね・・・』
くすりと憂魔が笑う
憂 魔『では、お忙しそうなので手短に』
あつし『おう、いつもより巻きで頼むわ』
憂 魔『手を組みませんか?』
あつし『はぁ?』
憂魔は組んだ手で口元を隠し、覗き込むように私を見た
憂 魔『我々が貴方達と違う種族だと言うことは、多分、奥吉野ばばから聞いていると思います
・・・そのとおり我々は貴方達とは違う・・・ただ、我々はもはや貴方達の敵ではない
我々は、もう貴方達と共存の道を選んでいる・・・寄生してると言われても仕方がないが
それなりに我々は、貴方達側の人間にも利潤をもたらしている』
あつし『へー大層な前置きだなぁ』
憂 魔『・・・』
憂魔はじっと私を見た
なにもかも見すかれそうな瞳であった
憂 魔『我々は加護が欲しい』
あつし『!』
憂 魔『彼女はこちらサイドの人間です、鬼切として存在しても苦痛以外のなにものでもない・・・
彼女が鬼切になったとき、あるのは修羅の道です』
あつし『・・・』
憂 魔『ならいっそのこと、鬼として生きるほうが幸せだと思いませんか?』
あつし『しあわせ・・・』
憂 魔『・・・』
あつし『しあわせ、なんて人それぞれだろう?』
憂 魔『あなたは鬼切になった鬼の末路を知らない』
あつし『・・・』
憂 魔『普通の鬼切なら狩る立場でいられる、しかし、鬼切になった鬼は違います
ずっと追われる立場です、我々、生死をかけてでも探しだし辱め、抹殺します』
あつし『・・・』
憂 魔『彼女のためでもあるんですよ』
憂 魔『もし、あなたが協力してくれるなら、あなたの望むものを用意しましょう』
あつし『寄生しているわりには、羽振りがいいんだなぁ』
憂 魔『我々は貴方達と違って、ちょっとした能力がありますから、金でも名誉でも
それくらいのことならなんでも用意できますよ・・・なんなら』
憂魔はいきなり、私の手首をつかんだ
その細身のどこからそんな力がでるのか
有無を言わさない力だった
憂 魔『穏やかな死でも』
私は力のいっぱい、憂魔の手をほどいた
あつし『人を惑わすのは専門らしいなぁ』
私は伝票をひっつかむとレジに向かった
憂 魔『あつしさん、これだけは憶えておいてください
私は貴方の味方でないかもしれませんが、加護亜依の味方です』
私は逃げるように店をでた
街はいつのまにか雨に包まれていた
私はどこをどう歩いたのかもわからず
濡れねずみになって店に戻った
店に戻ると、中澤が何故か店でお好み焼きを焼いていた
中 澤『おそかったやん・・女将さんでかけるって言ってたから勝手にやらせてもらってるで』
あつし『そうかわるいけど、適当にやっててくれ』
中 澤『・・・なんや、えらい愛想ないなぁ〜』
私は逃げるように階段を上り、部屋に戻った
濡れた体も荷物も関係なくベットに身体を放りだす
しばらくして、中澤が部屋に入ってきた
中 澤『どうしたん、らしくないやん』
あつし『すまん、ちょっとわるいけどほうっておいてくれへんか』
中澤がベットの横に腰を下ろした
中 澤『まぁ人それぞれな、色々あるわ・・・ほうっておいたほうがええかもしれんけど
アタシは、たまにはあんたの泣き言も聞いてみたいわけやなぁーこれが』
中澤は強引に、私の身体をおこした
それが私の限界だった
私は生まれてはじめて声をあげて泣いた
私は中澤の膝に顔をうずめボロボロに泣いていた
中澤のスカートは、私の涙と鼻水でぐちょぐちょであった
あつし『・・・・すまん』
中 澤『何言ってんの、うちらファミリーやないの』
あつし『ファミリーって・・・w』
中 澤『何があったん?』
あつし『すまん、こんだけ醜態みせててなんやけど、ソレは言われへん』
中 澤『水くさいなぁ〜・・・ほんまにしょーもないとこ意固地やねんから』
あつし『すまんのー性格でな・・・ちょっと顔洗ってくるわ』
中 澤『そっか、まあ言いたくなったらいつでも言ってよ・・・私も着替えてくるわ』
中 澤『そや!』
あつし『なに?』
中澤は、私の頬にキスをした
中 澤『元気になる、おまじない』
あつし『(´・ω・`) ショボーン』
中 澤『なに!その不満気な顔!!
なに!ソレ!!わー、ムカツク!!マジ、ムカツク!!!』
あつし『うそうそ、いやうれしい、まじうれしいでーす、顔洗ってきまーす』
私は洗面所に逃げ込む
洗面所に鍵をかけて
いつもつけてる、大きめの時計をずらす・・・
そこにはリストカットの傷が残っている
なんのためらい傷もない
大きな傷が一本ある
昔の傷が熱く、あの日のことを思いだす
もう、一人じゃない
もう、僕は一人じゃないんだ
GWなのれ、もう一本〜w
そのわりには暗い話ですけど
憂魔ふたたび篇ってところでしょうか?
鬼切の話になると、暗くなるからなぁ〜
小だしにせんとなぁ〜
わくわく
このシリーズも好きです。
247 :
番組の途中ですが名無しです:03/05/06 14:56 ID:WO1VDLbu
(´・ω・`)ホダ引退あげ
>中 澤『元気になる、おまじない』
>あつし『(´・ω・`) ショボーン』
ワラタ
>246 この話は書きたいことが多いのです
で、これやっちゃうと他のメンバーがだしにくいので
なんとかおさえもって、やっと〜りやす
>247 引退されますたなぁ〜
保
田
の保全シリーズもあたらしいの考えなくちゃならんのでしょうか?
>248 ふふふ、ちょうど中澤さんのフリが読者(こーゆう場合、読者っていうのか?)
あったんでつい w
後藤とどっちにしようか迷ったんですけど
やっぱここは中澤姐さんの年の功とゆーことで w
>>249 >後藤とどっちにしようか迷ったんですけど
>やっぱここは中澤姐さんの年の功とゆーことで w→× 萌→○
中澤姐さん 萌 ワラタ(・∀・)
252 :
番組の途中ですが名無しです:03/05/12 02:54 ID:4PUHVgrE
(σ・∀・)σ保守!!
253 :
私事ですが名無しです:03/05/14 19:10 ID:ueOX1GQh
(σ・∀・)σウメッシュ!!
254 :
丈太郎:03/05/14 21:53 ID:???
/
↑ ス...スラッシュ?
お〜い山田君(以下・・・
257 :
:03/05/14 22:40 ID:???
あ、ミスった
258 :
私事ですが名無しです:03/05/15 02:51 ID:DSR8L5Md
255=256
ジサクジエンカコワルイ
259 :
私事ですが名無しです:03/05/17 01:15 ID:3BDctNws
。・゚・(ノД`)・゚・。
安 倍 『起きるだべさ』
人の気配がしてふと目を覚ますと、満面の笑みの安倍の顔があった
あつし 『へっ?へっ?へっ?』
安 倍 『今日はぜっこ〜〜の洗濯日和なので、洗濯モノだしてください
布団のシーツも洗いますです』
カーテンは安倍が開けたのだろうか?
窓の外を見ると雨がしとしとと降っている
あつし『・・・どう考えても、洗濯日和には見えませんが』
そんなこともおかまいなしに、安倍はニコニコしている
・・・さすがに、なにかそら寒いものを感じる
安 倍 『もうすぐやみますよ・・・ほら』
安倍が、窓を指さす
もう1度、窓に目をやると
さっきまでの雨が嘘のようにあがり晴れ間まででている
まるで狐につままれたような話である
安 倍 『はい、起きた!起きた!』
やっぱり、安倍は笑顔のままだった
262 :
幽霊作家:03/05/18 22:07 ID:BSZ8yEJP
食卓におりると石川が当然のように飯を食っている
あつし『なにしとんねん、お前?』
石 川『飯食ってんだよ』
あつし『そんなもんわかってるちゅーねん、なんで、ウチで飯食ってるねんって聞いてねん』
石 川『・・・なっちさんを送ってきたんだよ・・・俺も女将さんに用事あったし』
昨日は、娘。の宴会はなかった
仕事が忙しく都合がつかなかったので
夜中に石川が、高速をとばしてきたらしい
この時間なら新幹線でも構わないんじゃないのか?
ちなみに今日は、ハーレーではなく真っ赤なコルベットだった
なんでも洗濯モノを運ぶので今日は車だったらしい
車で運ぶって・・・娘。の全員の分か?
あつし『しかし、お前は後藤の次は安倍の犬か?石川の中の人も大変だなぁ〜』
石 川『てめーぶっコロスぞ
・・・まぁ、お前もそのうちわかるよ、なっちさんを邪険に扱わないほうがいいぞ』
あつし『なにが?』
石 川『・・・まぁ、見たらわかるよ、あの人隠し事が苦手だから』
石川が、なんとも奇妙な顔をして御飯をかきこむ
なんだか、よくわからない一日のはじまりだった
263 :
幽霊作家:03/05/18 22:08 ID:BSZ8yEJP
飯を食ってから、石川は下の店に降りて母となにかをしている
なんでも母に料理を習いたいそうだ
石川が料理ねー
私はすることもないので、パソコンに電源を入れ
テキストを打ち出した
そう最近、娘。との日々を記録しているのである。
別段、誰に読ませるわけでもないが(読ませるわけにもいかないし)
なんとなく、こうもエキサィテングな日々がつづくので
ちょっと記録に残しておこうと思った
タイトルはそう・・・
『たまに、娘。のとある奴が俺の店にくる 』
264 :
幽霊作家:03/05/18 22:11 ID:BSZ8yEJP
>252 保守作業ありがとうございます
>253 おおー、いいですねーソレ
>254 うん、座布団ものですな
>255〜257 私は好きです、そうゆうギャグ
>258 こうゆうのは好きですけどね(笑)
>259 泣くこたぁーない
>260 お疲れさまでした〜♪第3部楽しみにしてます
へんなトコで切ったけど
これで終わりじゃないです、安倍編まだ続きます w
ちょっと忙しくて更新がとどこうってます
遅い展開になるけど、よろしくです(^^;
269 :
267:03/05/20 22:46 ID:???
(σ・∀・)σ正解ゲッツ!!
270 :
私事ですが名無しです:03/05/21 22:29 ID:vhr5BkHy
(σ・∀・)σホシュ!!
271 :
山崎渉:03/05/21 22:32 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>271 保守に協力してくれるのはありがたいけど、正直
や め て !!
(σ・∀・)σホシュ!!
274 :
私事ですが名無しです:03/05/26 00:44 ID:xFf9pdAo
保
どうせ半島系在日新興宗教団体用の三色の旗でも掲げてあるんだろ
テキスト打ちに没頭していると
美しい音色が部屋のなかを満たす
聞こえるメロディーは
ぜんぜん知らないメロディーにも関わらず
いつのまにか、つられてハミングしてしまう
ハミングすると同時に
なぜかしら、ココロが満たされていく
・・・すごく高揚されて行くと言えばいいのだろうか?
?
あまりの奇妙な感覚に気がつき
音の出どころを探す・・・どうやら屋上のようだ、安倍だろうか?
屋上で唄って、こんなに響くものかと、いぶかしげながら
冷蔵庫からビールをひっぱりだし
屋上にのぼった
屋上の扉を開けると
一面華やかな洗濯モノで包まれていた
女性モノの衣類から下着まで
それは、もうなんというか
とにかく、ものすごい量の洗濯ものであり
華やか!!
という言葉につきる
一体、どれが誰の服で、
どれが誰の下着なんだか
その派手さにメンバーの顔が思いつかないような下着もある
中澤のか?
しかも、どうゆうわけか
洗濯ものと同時に花びら舞散り、光に溢れている
そうまるで、美しい歌声に合わせて
歌?
おそるおそる、歌の方向に近づくと
そこには安倍が居た
彼女のは光に包まれ
楽しげに洗濯モノを干していた
そして彼女の背中からは2つの美しい羽が生えていた
あつし『ぱくぱくぱく』
安 倍『あれ?うるさかったべ?』
あつし『いや、うるさいとかうるさくないとかじゃなくて・・・』
安 倍『じゃなくて?』
私は、安倍の背中にある羽根を指刺す
あつし『・・・おおーっ!また、やってしまった!!』
安倍は、パタパタと羽根をひとはばたきさせると
一瞬、光に包まれ
元に戻ると羽根は消えていた・・・
安 倍『これでいいですね』
あつし『よかーねーよ』
安倍『と言っても説明のしようがないんですよねー』
結局、洗濯モノを干すのを手伝い
昼にソーメンを作ってもらって
ようやく落ち着いて、安倍の話が聞けた
母と石川は、まだ下の店で頑張っているようだ
あつし『説明のしようがないって?』
安 倍『信じるかどーかは別として、どーやらなっちは天使みたいなんですよ』
あつし『・・・みたいって、なんじゃそりゃ?』
安 倍『というのも、なにか使命があって多分、ここにいるんだと思うんですけど
その使命ってのを、すっかり忘れちゃって、あははははは』
鬼の次ぎは天使か・・・まったくもっておめでたい話である
あつし『・・・使命ねぇ〜・・・ほんま、お前らすげぇー集団だなぁ〜』
安 倍『そおぉ?』
あつし『うん、もうビツクリだね・・・なに翼があるってことは飛べるの?』
安 倍『がんがんとべます』
がんがんねー
そーいわれてみれば
確かに、安倍の顔を見てると人間離れした笑顔だよなぁ〜
安倍の方は、あいかわらずニコニコしていた
あつし『で、おまえの方は、なんなんだ一体』
夕方まで、結局安倍の掃除に付き合わされ
洗濯モノを畳んで、東京から持参してきた箱につめ
下に降りてきたら
店のなかには、おそろしい量の焼きそばが出来ていた
しかも、みるからにまずそうである
石 川『・・・』
母 『まぁ、昨日今日に始めて
すぐにできるわけじゃないんだから、そんな落ち込みな』
石 川『すいません』
めずらしく、石川にしては凹んでいるようであり
なんか、いつものようにからかうのも、気が引けた
安倍は石川の片づけを手伝い
二人はコルベットの爆音を轟かせなから帰っていった
>>幽霊作家
ROMってるよ〜
そして、ややまともそうな焼きそばが私の晩御飯となる
あつし『・・・ひでー味だなぁー、ありゃ一生嫁にいけんなぁ〜』
母 『なんで、あの子が、いきなり焼きそば習ってるか教えたろか?』
あつし『・・・気になるなぁ、なんでよ?』
母 『真希ちゃんに、ここの焼きそば食べさせたいんやって』
あつし『・・・』
母 『真希ちゃん、ここの焼きそばの味がどうも上手くだせなくて
ここの焼きそば食べたい食べたい言うてんねんって
・・・いい子やねー、梨華ちゃんも
自分の惚れた子に、できもせーへん料理習いたいやなんて
私、ちょっとカンドーしたわ』
あつし『・・・』
母 『あんたも好きな子できたらな、あれくらい一生懸命ならなあかんよ』
あつし『へぇへぇ』
母 『ほんまに、あんたはのらやねんから』
石川の意外な一面だった
>266 80年代の方でしょうか?
>267 ありがとうございます、最近、娘。の番組を見てないので
キャラがわからなくなって来ました。。そろそろ、見ないと。。。
>268 かわいいふりしてあの子〜♪
>269 しぇーかい!!
>270 保守サンクス
>271 宇宙(そら)へカエレ(・∀・)
>272 いいかげん山崎は追放したいですなー
>273 保守サンクスです〜♪
>274 保田がつかえなくなってさみしいですなー
>275 誤爆?
>282 ありがとうございます。一行でも、感想があればありがたいです
ちょっと練り込み少なすぎたかな?
なっちは天使篇だったんですが
いまひとつなっちの話としては弱かったですなぁー
石川の話と一緒にしたのが敗因か?
まぁ、この話もオイオイしたいと
久しぶりになっちの話を読んだ気がする
本スレの最初の頃は結構あったのにね
ガンガンやっていってほしいべ(●´ー`●)
なっちはいいですねー
北海道弁の使い方を忘れてしまったべさ・・
なんで飯田は、北海道弁でないんだろう??
288 :
山崎渉:03/05/28 13:53 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
∧_∧ マタキヤガッテ!
( ・∀・) | | ガッ!!
と ) | |
Y /ノ 人
/ ) < >__Λ∩
_ル' //. V`Д´)/
(_ヌ彡 / ←
>>288
290 :
私事ですが名無しです:03/05/30 01:45 ID:f2KBsPPd
捕手
こんびら ふね ふね おいてに ほ かけて 以下(ry
293 :
私事ですが名無しです:03/06/01 04:10 ID:Sgv8EbW0
(´・∀・`)ヘー
なるほど
295 :
私事ですが名無しです:03/06/02 01:48 ID:oFvSB8Sq
最近、危険なほど下に落ちてることが多々あるな
296 :
丈太郎:03/06/05 22:10 ID:???
一応保全
297 :
私事ですが名無しです:03/06/08 14:06 ID:TPqqDT/C
ho
お好み焼き屋の仕事も一段落つき、PCでネット巡回なんぞをし
ふと
な〜んとなく肉欲がうずき、ひさしぶりに自慰行為でもいそしもうかと思い
隠してあるDVDをだそうとしたとき
怪しい気配が
振り返ると、完全に自然科学を無視して
光に包まれなが中澤が、天使モードの安倍に抱えられながら
ナ ニ モ ナ イ 空 間 からいきなりでてきた
中 澤 『いよう♪』
あつし 『いようじゃねーだろ・・』
中 澤 『いやあ、なっちから、あっちゃんに天使の件バレたって聞いたからね』
中澤は、下の店のサーバーからビールをくんでくると
さっそく一杯やっている
中 澤 『んぐんぐ、ぷはーっ・・・まぁ、口止めする必要もないと思うけど
一応、お口にチャックでお願いしますわぁー』
あつし 『口が裂けても言えるか、言ったとたん、こっちがキチガイ扱いだよ』
中 澤 『あはは、だよねー、うちのメンバーも全員知ってるんだけど、言えないよねーふつー』
安倍の方はニコニコしている
あつし 『そもそも天使ってなんなんだよ?キリスト教?』
安 倍 『さー、そういわれてもですね、自分でもよくわかんないだべさー』
あつし 『というと?』
安 倍 『ふつーのウチで、ふつーに生まれてるんですよ、でもなんていうんですか?
このまえみたいに、変な力がでるんですよねー』
あつし 『今日の登場もなかなか変だったぞ(ー_ー;』
中 澤 『あー、あれ便利なんよ、なっち式”どこでもドア〜”♪』
安 倍 『行きなれた場所とか、記憶に残った場所とか、こう空間をたぐりよせるって言うんですかね?
とにかく行けるんですよ』
中 澤 『あっちゃんに、なっちのこともバレたから、これで、ここにもしょっちゅう来れるなぁ〜』
安 倍 『ゆうちゃん、これけっこー疲れるだべさ〜(^^;』
あつし 『頼むからせめて玄関から入ってきてください』
ちこっとだけ更新
なっちは天使篇は、ちとさびしかったので
ちょーっとだけエピソードを語ろうかと・・・もうちょっと話は続きます
>288 一体いつになったら撲滅するのか
>289 撲滅運動に協力いたします〜ぅ
>290 古田サイコー
>291 くるしくない?
>292 やっぱ、そうゆう意味?
>293 ほー
>295 やばいっすねー(^^;、そろそろ真面目に書かないと w
>296 ありがとうございます
>297 ほっ!
シメキリつくるかw
>301 いいかも w
ところで、ふと思ったのですが
ヘタに小出しにされるより
まとめてだしたほーが、楽しいですか?
つい、スレがおちが気になってこんな小出しにしちゃったのですが
保守つづけながらでも
まとまってだしたほーが、いいのかなぁ〜?と思わなくもなかったり
どっちのほーがいいんでしょうね?
303 :
丈太郎:03/06/09 23:09 ID:???
更新お疲れ様です。
私はまとめて派ですが、最後に決めるのは作者さんですから(^^ゞ
漏れはまとめて派に一票。
スレが落ちないように保守しますンで。
qq