総務省消防庁は18日、「2001年版消防白書」を公表した。
昨年1年間の全国の出火件数は6万2454件で、前年より6・7%、
3928件増加した。出火原因は放火が7817件で、4年連続のトップ。
放火の疑いも含めると過去最高の1万3852件で、全体の22・2%に達した。
火災による死者数は前年比88人減の2034人だった。
今回の白書では、「緊急報告」の形で今年9月の東京・歌舞伎町の
雑居ビル火災と米同時テロについて触れ、全国の消防機関が小規模雑居ビルの
一斉立入検査を実施したことや、同庁に
緊急テロ対策本部を設置したことなども報告されている。
http://www.yomiuri.co.jp/00/20011218i303.htm