インドのモディ首相とパキスタンのシャリフ首相は27日、インドの首都
ニューデリーで会談し、和平に向けた外務次官級対話の早期実施などで合意した。
両国首脳のインドでの公式会談は2008年のムンバイ同時テロ後初めて。
両国の関係改善が進む可能性が出てきた。
会談で両首相は、主にテロ対策を協議。モディ氏は「(両国間で)テロの懸念がある」
と強調。パキスタンのイスラム過激派「ラシュカレ・タイバ」の犯行とされる
同時テロについて、関与者への速やかな法的措置を求め、シャリフ氏は了承した。
このほか、関係悪化で停滞する2国間貿易の正常化でも合意。シャリフ氏は
会談後、報道陣に「両国関係は新しいページに進むだろう」と述べた。
モディ氏は、首相就任宣誓式にシャリフ氏を招待。シャリフ氏は軍の反対を
押し切って訪印した YOL ニューデリー=田原徳容
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140527-OYT1T50145.html