◆エストニア外相:狙撃兵の背後にいるのはヤヌコーヴィチではない、新政権内の何者か 2014.3.6
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_06/268321479/ キエフでどういった狙撃兵が集会参加者と治安維持部隊の職員を殺害したのかについて、ウクライナ
新政権は、客観的な事実捜査を行うことを避けている。この事実について、エストニアのウルマス・
パエト外務大臣はキャサリン・アシュトンEU外交上級代表との会談で明らかにした。
二人の電話会談を録音した音源はインターネット上で公開され、パエト外相自身も音源が本物である
ことをすでに認めている。
先日キエフで起きた騒乱では、正体不明の狙撃兵らによって 100人近くが殺害されている。
民主派の反体制勢力は、これをヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領の仕業と非難した。ところがこの
パエト外相とアシュトンEU外交上級代表の電話会談は、騒乱を支持する西側サイドもこのヤヌコーヴ
ィチ犯人説の信憑性を疑っていることを示している。
エストニアのパエト外相は、『あらゆる証拠から、狙撃兵に殺された人々は、警察と集会参加市民の
両方の側におり、同一の狙撃兵によって殺害された事がわかる。写真も撮られており、医師らの証言
もある。やり口も同じ、使われた弾丸も同種のものだ。この事から狙撃兵の背後にいるのはヤヌコー
ヴィチではなく、新連合の何者かが操っている事が、ますますはっきりしてきた』と語っている。
◆エストニア外相:狙撃兵の背後にいるのはヤヌコーヴィチではない、新政権内の何者か 2014.3.6‐A
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_06/268321479/ このパエト外相の話に劣らず注目をひくのは、アシュトン代表の答えだろう。
アシュトン代表はパエト外相に対し、ウクライナ新政権は捜査の実施を約束したと伝え、自分は、
新政権には 5月25日に予定の大統領『選挙まで、持ちこたえる』よう励ましたと語った。
このことから、パエト外相の伝えた狙撃兵についての情報、そして、新政権と狙撃兵との関係は、
アシュトン女史には、なんの関心も驚きも呼ばなかったかの印象を受ける。これはつまり、ウクラ
イナ新政権を支持する欧米の友人は、自分の庇護する者らが悪くいわれるのを聞きたくないのか、
それとも、狙撃兵らが本当は誰の命令で集会参加者と警官を銃殺したのか、あまりにもよく知って
いるのかのどちらかを意味する。
対テロ特殊部隊「ベルクート」の職員らが捕らえられ、暴行、拷問を受け、殺されていったことに
ついて、西側及びウクライナのマスコミはほとんど何も報じなかった。だが国粋的武装戦闘員らが
やらかしたことは隠蔽しきれない。プーチン大統領は先日のインタビューの中で、キエフの地域党
の本部では、技術職員が武装戦闘員らによって殺害されている事実を指摘している。
技師のザハロフは地域党とはなんら関わりを持っていないにもかかわらず、本部の建物の入り口で
殺された。もう一人の技師は地下室に放り込まれ、「モロトフのカクテル」の入った瓶(火炎瓶)を
一緒に投げ込まれて生きたまま火に焼かれた。
『これも民主主義の現れだというのか?』 プーチン大統領は、こう問いかけている。
西側マスコミが報じようとしなかった動画もある。動画には、ウクライナのとある国粋主義的組織の
リーダーが登場し、新しい秩序を確立するため、近日中に、手下の戦闘員をクリミアだけじゃない、
ロシア領内にも送り込んでやるぞと豪語していた。
このような事実は、西側のマスコミの関心を惹かない。だがクリミアや、ウクライナでもロシア人が
人口の大半を占める地域ではこれはよく知られている。この地域の人々がこんなウクライナに暮らす
ことに嫌気がさし、ロシアに保護を求めたことは、そんなに驚くに値するだろうか?
…全く驚かないし、むしろ正常な人間であれば、皆そう願うごく普通の感情だろう。
真実と、ロシアの正義は、世界中の真っ当な人々の共感と支持を得ることができ、絶対に勝利をつかむ!