【モスクワ=田村雄】ロシアのボリショイ劇場バレエ団の芸術監督で、今年1月に強酸性の液体を顔にかけられ
大やけどを負ったセルゲイ・フィーリン氏(42)が17日、8か月ぶりに劇場に復帰した。
ボリショイ劇場では17日、毎年秋から始まる公演シーズンが開幕した。露国営テレビによると、
フィーリン氏は公演前に同劇場で行われた団員らの集まりにサングラス姿で出席。事件後の日々について
「素晴らしい公演を行っていてくれたことが最大の助けとなった」と振り返った。
タス通信によると、フィーリン氏は今後も手術が必要だ。同氏は失明も懸念されたが、同劇場広報担当者によると、
「左目は8割見え、右目も指を見分けられる」状態という。
(2013年9月18日17時48分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130918-OYT1T00414.htm