【カイロ共同】
国営イラン通信によると、イランのロウハニ大統領は5日、同国の核問題をめぐる欧米など
6カ国との協議について、今後、担当を最高安全保障委員会から外務省に移すことを明らかにした。
「対話に基づく穏健な外交」を掲げるロウハニ師は、最重要課題である核問題の解決に意欲を示しており、
交渉チームを一新し、暗礁に乗り上げている核協議の打開につなげる狙いとみられる。
6カ国との協議はこれまで、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長が責任者を務めてきたが、
外交解決に向けた進展は得られなかった。
新たな交渉責任者がザリフ外相となるのか、ザリフ氏が別の責任者を指名するのかは不明。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013090501002002.html イランのザリフ外相は5日までに、同国外務省の初の女性報道官に外交官キャリアの
マルジエ・アフハム氏(48)を起用すると発表した。
今年6月の大統領選で当選したロハニ師は政府高官職への女性の積極採用を提案していた。
ザリフ外相は1日のアフハム氏起用の発表式典で、「我々は目を洗い、物事を違った角度から
見ることが必要」と述べた。
前外務省報道官のアラグチ氏はアフハム氏について「熟練した経験豊富な外交官」とたたえた。
イランの高官職への女性登用は一定程度進められ、国会や少数の省で要職に就いている。
また、国会問題担当の副大統領も女性が務めている。
テヘラン大学で教えたこともある米ハワイ大学准教授はザリフ外相による政治的にも脚光を浴びる
報道官ポストへのアフハム氏起用は極めて大胆な人事と指摘。
アフハム氏は今後、イラン内や海外で注視されるだろうと述べた。
アフハムは1日の記者団との初会見に、顔の部分以外をすっぽり覆うチャドルと呼ばれる
イスラム女性教徒の伝統衣装を着用して登場。シリア情勢に触れ冒険的な軍事活動を警告したが、
米国との関係には触れなかった。
http://www.cnn.co.jp/world/35036860.html