【国連】ハエを使う飼料生産、アフリカ革新技術賞を獲得[13/05/09]

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1やるっきゃ騎士φ ★
国連アフリカ経済委員会 (Economic Commission for Africa、ECA)と
African Innovation Foundation(アフリカ・イノベーション基金)の
共同イニシアチブ、「イノベーション・プライズ・フォー・アフリカ
(Innovation Prize for Africa)」の今年の受賞者が決定、7日に授賞式が行われた。

受賞したのは、南アフリカのステレンブーシュに拠点を置く
アグリプロテイン・テクノロジーズが開発した「ハエ」を利用する飼料の製造技術。
アグリプロテインには、賞金10万ドル(約990万円)が贈られる。

この技術は、特殊な方法で飼育した「ハエ」によって、廃棄された食品や廃棄物に
含まれる血液、内臓、肥やしなどを家畜の飼料に変換するというもの。
自然界での事象を再現し、産廃を再利用可能なタンパク質にリサイクルする。

まず、利用するハエには人間が食べるものを餌として与え、その産んだ卵を回収して
廃棄物の中に入れ、ふ化させる。
その後、廃棄物を食べて育ったハエの幼虫を回収して乾燥させ、ひいて粉にしてから、
コーンフレーク状に成形。飼料メーカー向けに出荷する。
乾燥させた幼虫の成分の組成は、一般に飼料として使われる魚粉と同じだという。

アグリプロテインのジェイソン・ドリュー氏はAFPに対し、
「工場は無数のハエが舞い飛ぶ巨大なケージのようなもの」と説明した。
大規模な工場であれば、1日あたり90〜100トン、乾燥して28.5トンのタンパク質を
生産できるという。

ソースは
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2943055/10713639