伊モンティ政権が混乱なく終わること確実にしたい=PDL幹事長
2012年 12月 8日 01:36 JST
[ローマ 7日 ロイター] ベルルスコーニ前首相率いる自由国民党(PDL)のアンジェリーノ・アルファーノ幹事長は7日、
モンティ政権は末期にあるとしたうえで、PDLには無秩序な混乱を引き起こす考えはないと語った。
イタリア議会で6日実施された内閣信任案の採決では、PDLの議員はモンティ政権を支持する姿勢を取り下げ、
上院では採決前に議場を退場、下院でも棄権した。
アルファーノ幹事長はモンティ政権への支持取り下げについて、
政局不安を引き起こすことなしに不支持を表明することを意図したものとし、
「PDLが前日、信任投票で投票しなかったのは、われわれはモンティ政権が終わりを迎えたとみなしているからだ。
ただ、政府機関や国に混乱をもたらすことは望んでいない」と述べた。
このところの政局不安でイタリア国債には売り圧力が高まっており、
同日の欧州債券市場で、伊10年債の対独連邦債利回り格差は326ベーシスポイント(bp)に拡大した。
アルファーノ幹事長はナポリターノ大統領この日会談したが、協議内容など詳細については明らかにしていない。
ロイター
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE8B601820121207