【国際】 「意見が一致しないことで一致した」 ドイツとイスラエルの関係が、かつてほど良好でなくなる [12/07]
1997年、ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団がイスラエル公演を行った。
そこの次席コントラバス奏者が、ホテルのバーで酔っ払い、
請求書に「アドルフ・ヒトラー」とサインした。
ビックリするウェイトレスに「冗談だよ」とウィンクしてみせたが、
ウェイトレスはバー支配人に報告。
バー支配人はジョークで片付けるつもりだったが、
もともとドイツ人の宿泊に反感を持っていたホテル支配人の耳に入り、
ホテルからの退去を要求。
これをマスコミが取り上げ、彼は国外追放、公演も中止となり楽団も帰国した。
楽団はすぐに彼を解雇。当人は解雇無効を裁判に訴えたが敗訴した。
彼はイスラエルを何度も訪問しており、現地の子供を集めて
コントラバス教室を開いたりもしていた。