リビア西部で戦闘激化、幼児含む26人が死亡
【トリポリ=田尾茂樹】リビア西部バニワリードで続く暫定政府派民兵とカダフィ派残党との戦闘が20日、激化し、
AFP通信によると、26人が死亡し、200人以上が負傷した。
バニワリードの医療関係者によると、死者の中には3歳の子供も含まれているという。
これを受け、首都トリポリの国民議会前では21日、バニワリード出身者ら1000人以上が暫定政府に対し、
戦闘停止を求めるデモを行った。
旧カダフィ政権を支えた部族の拠点だったバニワリードには、カダフィ氏の支持者や旧政権関係者がなおも残っており、
西部ミスラタの民兵らが一掃を目指して17日から攻撃を開始。
民兵側には、政府軍の一部も加わっている模様だ。カダフィ派残党は徹底抗戦の構えで、犠牲者増加が懸念される。
(2012年10月22日00時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20121021-OYT1T00647.htm