【ソマリア】 ケニア軍、アルシャバーブの「最後の要衝」南部キスマユに総攻撃 [9/28]
1 :
七難八苦φ ★:
ケニア軍、キスマユに総攻撃=イスラム過激派「最後の要衝」−ソマリア
【ロンドン時事】アフリカ東部ケニアからの報道によると、
ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブの「最後の要衝」南部キスマユに対し、ケニア軍は28日、総攻撃を行った。
ケニア軍は「キスマユを掌握した」と発表した。一方、アルシャバーブ側は戦闘が続いているとしている。
英BBC放送(電子版)によると、ケニア軍はソマリア政府軍と連携してキスマユの海岸線に対し強襲揚陸作戦を展開。
ロイター通信によると、ケニア軍報道官は28日、ケニアのテレビに対し
「キスマユを本日、陥落させたと報じられているが、それは正しい」と述べた。
これに対し、アルシャバーブのスポークスマンは、戦闘はまだ終わっていないと主張している。
ただ、ケニア軍はアルシャバーブの抵抗にほとんど遭わないまま、進軍しており、
同軍報道官はBBCに対し、市全域の陥落まで時間はかからないと述べた。
郊外で戦闘が起きているという目撃情報も伝えられている。(2012/09/28-16:54)
時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012092800656
2 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 17:52:47.51 ID:WdVBJPOA
うお強襲揚陸作戦とか
>ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブ
さりげなくレッテル貼り
4 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 18:00:51.31 ID:ZUhc85ZQ
>ケニア軍の強襲揚陸
カヌーが並んでる姿を想像した(`・ω・´)
5 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 18:02:58.28 ID:x2LFhMAd
最大勢力のアルシャハブが壊滅すれば、無政府状態も収拾に向かうのかな。
早くソマリア政府自身が海賊対策に乗り出して欲しいもんだ。
さすがケニアの戦士達だ!
代理テロ戦争だな。支援してるのは英米?
9 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 18:47:32.52 ID:D8qEmSDg
韓国中国の隣国からソマリアの隣に引っ越せるとしたら
どちらを選ぶかな
統一政権崩壊
→北部はソマリランドとして事実上独立
→中部は親エチオピア部族によるプントランドが成立
→首都を含む南部で軍閥同士の内戦が継続
→エチオピアの介入で軍閥メンバーによる「議会」と暫定政権が国外で作られる
→実体は全くないままで南部は軍閥による群雄割拠継続
→軍閥に嫌気がさした住民の支持を受けてアフマドのイスラム法廷連合が南部を統一
→イスラム勢力を嫌う欧米の後押しを受けてソマリアにエチオピア軍が侵攻、占領
→イスラム法廷連合の幹部は亡命、残された若者たちがアルジャハブ結成
→アフリカ連合は侵攻を非難するが欧米の圧力で後にエチオピア支持に回る
→旧イスラム法廷連合がソマリア再解放連盟結成
→アルジャハブの抵抗でエチオピア軍苦戦
→ソマリア再解放連盟とエチオピアの和平交渉が成立、エチオピア軍撤退
→イスラム法廷連合創設者のアフマドが暫定政府大統領に就任
→欧米メディアはかつてアルカイダの一味としていたアフマドを一斉に穏健派指導者として称賛w
→裏切られた形になったアルジャハブの若者たちが過激化して旧イスラム法廷連合と同士討ちに
→アフマドはエチオピア軍に再介入を要請
→米軍・エチオピア軍・ケニア軍によるアルジャハブへの総攻撃開始
というややこしい経緯を踏んでいる
過激派の相当などというステレオタイプで論じられるものではない
また欧米か
12 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 20:40:43.84 ID:sTTy6nrM
13 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 20:46:16.80 ID:6VM7kuRi
Kis-My-Ft2??
>>8 エチオピアはソマリア人の独立運動封じ込めのために
ソマリアを傀儡国家にしておきたい
欧米はイスラム勢力封じ込めと反エリトリア政策からアルジャハブを叩きたい
ソマリアはエチオピアの支配下にあるほうが好ましい
アフリカ諸国はイスラム教徒への長年の反感からアルジャハブを警戒
そういう外国の思惑による介入の草刈り場にずっとなってきたのがソマリア
エチオピアが悪いんだろ
流石にエチオピア軍とケニア軍からの同時攻撃を受けたらひとたまりもないか
両国軍とも米の梃子入れがあるようだし
17 :
七つの海の名無しさん:2012/09/28(金) 22:42:59.47 ID:rpQMtuSZ
ケニア軍って揚陸作戦を行えるほど充実してるの?
>>17 国家間戦争は無理だけど
個人携行火器のみの部族勢力相手なら十分、というところ
エチオピア人はなんとなく好きになれない
コーヒー飲んでまったりしろよもう
>>10 これは良いまとめ
プントランドの大統領が暫定政府の大統領になったことも
付け加えれば更にカオス感が向上するのでお勧め
>>10 経緯を全く知らないゼロ知識状態の我に良き全体像を与えてくれたそなたのまとめは秀逸。
大ソマリ主義とその顛末についても言及するとなお良し
エチオピアやケニアにとっての動機の一つとして無視できないこと
24 :
七つの海の名無しさん:2012/09/30(日) 08:02:45.49 ID:vRXjMCjf
>>10 ソレ、短期間に起こってるんだろうなー
どいつもこいつもへなちょこすぎだろww
もっと殺しあって、強い勢力ができるのを待つしかないんじゃね
this is Africa
短期間に変わりは無いけど、四半世紀くらいの出来事
アフガニスタンもそうだったけど、一度統一政府がぶっ壊れると再建は多大な人の血と時間を要する
アフリカ大陸に進出した中国人が現代の群雄割拠の真実を目の当たりにして、
共産党政権だろうが何でも統一性に頑固に拘るようになったのは解る
近代に至る前まで中国も群雄割拠が日常だった世界だもの
ソマリアやエジプトや南アフリカは他人事じゃない
28 :
七つの海の名無しさん:2012/09/30(日) 09:40:38.15 ID:i94sf2UN
こういう場所でポッポが「友愛!」とか叫んだらどうなるんかね。ぜひ試してほしい。
軽口のつもりでレスしてるんだろうけど笑えない
ユーゴ内戦中に現地の老人が記者にどこから来たんだ?と尋ねて
「…日本か…平和でいいところだ」絞り出すように呟いていたのが俺は今でも忘れられん
ソマリア基礎知識
*ソマリ人が大多数であり、国内に民族問題はない。
ただしソマリ人は対岸のアラブ人と同様に、
民族への帰属感よりも部族への帰属感のほうがずっと強い。
統一国家を作るべきという通念も弱いので、
有力勢力も統一戦争を起こす気もなく分立している。
*大ソマリ主義
ソマリ人はソマリアの周辺、エチオピアやケニアの一部にも分布する。
ソマリア自身の勢力拡大の目論見、外部の「民族自決」概念の移入もあり、
周辺国のソマリ人居住域の併合がしばしば画策されるようになる。
大ドイツ主義になぞらえて大ソマリア主義と呼ばれる。
大ソマリ主義のもとに周辺国のソマリ人に武器供給したために関係が悪化、
エチオピアは大ソマリ主義に対抗して1977年ころからソマリアと本格的戦争に入り、
ソマリアの側が先に経済崩壊して国家の統一がとれなくなり、
各部族が独自政府を擁立して内戦状態に至る。
この経緯からエチオピアやケニアは大ソマリア主義を警戒している。
31 :
七つの海の名無しさん:2012/09/30(日) 10:17:31.24 ID:ITy7jBoX
>>10 ソマリアは三カ国に別れてとりあえず落ち着きそうなのかね
32 :
七つの海の名無しさん:2012/09/30(日) 10:23:33.56 ID:14gQDmVo
ちなみに有名なソマリア海賊の本拠地はプントランドにある
欧米→エチオピア→プントランドという背後関係があるせいで
欧米諸国は海賊の本拠地へは攻撃できない
これが海賊がここまで跋扈してて犯行現場でしか取り締まれない原因
*エチオピア
中近世に初代王が周辺民族まで征服して建国され、その領域が今まで残っている国。
冷戦期には共産党が支配政党だったが、各民族の勢力が1991年に共産党を打倒した結果、
民族ごとに広範な自治権が認められており、独立運動は弱い。
オガデン戦争以来、ソマリアの武力政権の伸長を嫌っており、たびたび侵攻している。
*ケニア
エチオピアと同様の圧力にさらされていたこともあって、比較的警戒心は強い。
*欧米
よくイスラム勢力と対立しているように勘違いされるが、
実際にはテロや武力的挑戦を警戒しており、イスラム勢力ともしばしば同盟を組む。
イスラム原理主義を掲げるサウジと蜜月の関係なのはよく知られるところである。
当初イスラム過激派を含むグループの指導者だったシャリーフ・アフマドは、
当初はアルカイダとつながりのある(実際にあった)敵とされたが、
穏健派に転向して選挙でイスラム勢力の政治力確保に動くと、
欧米側は話の分かるやつとして支援に動いている。
>>31 暫定政府にはプントランドも加わってる
大まかに旧伊領ソマリア(プントランド含む暫定政府)と旧英領ソマリアの
2地域に纏まって一段落しそうだが、プントランドとソマリランドは互いに
極めて険悪で、既に国境紛争状態にある
36 :
七つの海の名無しさん:
素朴な疑問なんだけどさ、イスラム過激派っていったい何種類あんの
そもそもイスラム教徒ってだけで全員基地外の過激派にしか見えないけどな