スーダン国家情報治安サービスがAFP記者を拘束
2012年06月30日 17:04
【6月30日 AFP】スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)で29日、
武装した国家情報治安サービス(National Intelligence and Security Service、NISS)のメンバー2人が
フランス通信(Agence France-Presse、AFP)の支局に強制的に踏み込み、
反政府運動の写真を撮った現地記者タラル・サード(Talal Saad)氏を拘束した。
NISSのメンバー2人は、サード氏がオムドゥルマン(Omdurman)での反体制運動の写真を撮り終え、
支局に戻った直後に支局に突入。2人のうち1人はピストルを振りかざしていた。
サード氏は日本時間30日午前0時50分頃に拘束され、
NISSは同氏を2時間で解放するとしていたが、その後も同氏の電話の電源は切られたままになっている。
NISSはまた、残ったAFPのスタッフに電話をかけることを認めず、
写真を消去しなければ支局のすべてのパソコンを没収すると脅した。
AFP側は要求に応じた。
サード氏はスーダン人で地元紙Al Tayarの記者。AFPの非常勤記者として勤め始めたばかりだった。
先週には当局がAFPの別の記者を12時間以上、罪状なしで拘束した。
この記者はインフレへの抗議運動が行われていたハルツームの大学で学生を取材し、写真を撮っていた。
(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2887093/9197100