2011年10月18日『アル=ハヤート』
【ダマスカス、ロンドン:本紙、AFP】
シリア革命のための国内調整諸委員会は、「治安部隊は先日、医師や病院、民間診療所に
対するキャンペーンを増加させた。医師、病院、民間診療所は自由を求めるデモでの負傷者ら
に治療を行った疑いがかけられている。」と明らかにした。
諸委員会は、治安部隊は医師、病院、診療所への襲撃により、「負傷者が搬入された際は
即時に通報するようにとの治安通達」の実施を不可能にしていると指摘した。そして、「この
ことは、治安部隊が負傷者を直ちに逮捕することを意味する。逮捕は、負傷の程度や直ちに
治療する必要性を考慮せずに行われる。」と指摘した。
諸委員会はさらに、シリアの人権侵害認証センターは抗議運動が始まって以来、多数の
病院が襲撃されたことに加えて、約250名の医師、薬剤師らが逮捕された状況にあると記録
したと強調した。約250名の内、25名はここ数週間のうちに逮捕された。襲撃された病院には、
カファルバトナーにあるアル=ファーティフ病院やダマスカス郊外のアラバインにあるアッ=
ラジャーウ病院が含まれる。また、諸委員会は、「デモ隊の負傷者らを治療した疑いで」
逮捕された数名の医師の名前を述べた。複数の活動家は、ヒムスのほとんどの病院は、
治安部隊の監視下にあると語った。また、そのヒムスの病院の多くはこれまでに家宅捜索に
さらされ、負傷者を治療した医師らが逮捕されたと語った。同様に、ダルアー、ダイル・アッ=
ザウル、ハマーにある病院もまた、家宅捜索と逮捕にさらされた。
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20111018_191920.html