2011年05月11日付 al-Hayat紙
■シリア:軍がダルアー農村を攻略…反体制活動家ら釈放
2011年5月11日『アル=ハヤート』
【アンマン、ダマスカス、ロンドン、ブリュッセル:本紙、AFP、ロイター】
シリア当局は昨日、国内の民衆による抗議行動に対抗すべく治安対策と政治的措置を同時にとった。
ブサイナ・シャアバーン大統領府情報顧問と活動家の会談の後、当局は複数の反体制活動家が釈放した。
しかし同時に、逮捕者数千人の釈放を求めるべく活動家が呼びかけた「勝利の火曜日」に合わせて
抗議行動が発生した各都市・農村には軍がさらに展開した。
複数の目撃者と活動家によると、軍部隊がジャースィム村、アッ=サナマイン村、ナワー村、
ダーイル村などダルアー市に隣接する農村に進入した。
また彼らによると、治安部隊がバーニヤース市内各地区を「完全」に掌握した。
同市および隣接するアル=バイダー村、アル=マルカブ村といった農村では大規模な逮捕が続いている。
こうしたなか、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、トルコが持つ情報によると
「(シリアでの)事件で死亡した民間人の数は 1000人を越えている」と述べた。
反体制活動家らの釈放に関して、活動家の一人であるルワイ・フサイン氏は、シリアの司法当局が昨日、
作家のファーイズ・サーラ氏、活動家のカマール・シャイフー氏、反体制組織(シリア民主人民党)
の指導者であるジョルジュ・サブラー氏を釈放したと述べ、この釈放が、彼を初めとする
活動家とシリア大統領顧問(シャアバーン女史)との会合直後になされたことを明らかにした。
フサイン氏はまた「当局が平和的デモ、平和的座り込みを許可することで、抗議行動を行う人々が
政治プログラムをめぐってコンセンサスに達し、当局との対話の代表を選べるようにしなければならない、
と我々は彼らに伝えた」と付け加えた。さらに「(こうした要請に対して)反応はあった。
我々は実行されるのを待っている。彼らは人々の釈放を始めた…。
つまり、我々は彼らと接触を続け、政治的打開に達することができる」と続けた。
(略・・・続きはソースをご覧ください
シリア:大統領顧問「深刻な状況を脱した」、ラーミー・マフルーフ氏(大統領のいとこ)「シリアに安定がなければ、イスラエルにも安定はない」「深刻な状況を脱した」、ラーミー・マフルーフ氏(大統領のいとこ)「シリアに安定がなければ、イスラエルにも安定はない」
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20110511_103530.html 「武装テロ集団」からシリア当局が押収したとされる武器
http://international.daralhayat.com/files/imagecache/medium_thumb/files/rbimages/1305048004970155600.jpg