◆チベット亡命政府、新首相に米ハーバード大研究員
インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は27日、新首相に
米ハーバード大学の研究員、ロブサン・センゲ氏が当選したと発表した。
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の政治活動を支えるほか、
ダライ・ラマ14世の政治的権限を引き継いでいく見通しだ。
チベット亡命政府の選挙管理委員会によると、センゲ氏は3月に行われた選挙で、
およそ55%の票を獲得したという。
これまでの同政府首相の役割は、ダライ・ラマの政治活動を補佐する側面が
強かったという。しかしセンゲ氏には、ダライ・ラマ14世の政治的権限が
譲渡されると考えられている。
ダライ・ラマ14世は、チベット動乱から52年目に当たる3月10日に、5月14日
から始まるチベット亡命政府の議会で、チベット人が選挙で選ぶ人物に
自身の政治的権限を譲渡するよう提案すると明らかにしていた。
ただ、このダライ・ラマ14世の発表を受け、中国外務省の姜瑜・副報道局長は、
これまでに何度も引退の意向を示してきたとし、「国際社会をだましている」
と批判している。
IBTimes 2011年4月28日
http://jp.ibtimes.com/articles/18128/20110427/803183.htm スレ立て依頼