◆シリア:デモ犠牲者葬列に発砲、3人死亡−−中部ホムス近郊
【カイロ和田浩明】民主化を求める国民の騒乱が続くシリアの中部ホムス近郊で
17日、デモ死亡者の葬列が発砲を受け、AP通信などによると3人が死亡した。
シリアでは前日にアサド大統領が非常事態法を今週中にも解除すると
述べたばかりだが、事態の沈静化には至っていない。
また、イエメンでも首都サヌアでサレハ大統領退陣を要求するデモ隊に
治安部隊が発砲し、ロイター通信によると22人が負傷した。
シリアの発砲は治安部隊によるものとみられるが、シリアの国営通信は
「武装集団」による発砲で警官1人と治安要員11人が負傷したと報じている。
17日は西部バニヤスなど複数の地点で合計数万人規模のデモが行われた。
イエメンではサヌアで行われたデモに対しサレハ大統領派の部隊が発砲、鎮圧を図った。
毎日新聞 2011年4月18日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20110418dde002030004000c.html