28日のインタファクス通信によると、ロシア国営原子力企業ロスアトムの
キリエンコ総裁は27日夜の同国テレビで、原子力発電は電気だけでなく、
核兵器など軍事にも関わるため、原発を減らすことはないとの考えを示した。
シマトコ・エネルギー相も、福島第1原発の事故後も「原発の発展は加速する」と強調した。
キリエンコ氏は「原発は核兵器による防衛力にも関わる」とした上で
「原発を削減すれば、10〜15年後、運が良くても20年後には、競争力のある
兵器(産業の)複合体を失うだろう」と指摘した。
また、他国との軍事バランスを保つための原子力潜水艦や
宇宙開発も「原子力産業に支えられている」と説明した。
ロシアの電力の原発依存度は約16%。
政府はこれを2030年までに25%に引き上げる計画。
ソース(MSN産経ニュース):
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110328/erp11032822150008-n1.htm