【アラブ/コラム】震災・原発事故報道のさなか、中東で何が起こっていたか−池内恵氏[11/03/25]※一部抜粋

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中東―危機の震源を読む(75)
震災・原発事故報道のさなか、中東で何が起こっていたか

日本で大地震が発生し、それに伴う津波が間をおかず押し寄せ、そこから引き起こされた原発事故が拡大していく過程で、
年初以来、アラブ世界の政治変動に大部分の時間を割いていたBBC、アル=ジャジーラ、CNNなどの国際ニュース・テレビ局の
関心が、一転して日本に集中した。3月11日から1週間は、ほぼ常に日本の状況がトップニュースだった。
2週間が経過した現在も、日本の状況はトップ3に入り、克明に伝えられている。ほかの2つはリビアとイエメンの情勢であり、
さらに、シリアで勃発した反政府抗議運動や、エジプトの民主化の過程が詳細に報じられている。中東の激動はいよいよ拡散し、
加速している。日本の状況はあたかもそれらリビアやイエメンといった大混乱の危険地帯と同列であるかのように、
国際メディア報道上では取り扱われている。

カイロから(略)

震災報道の陰で事を運ぼうとした各国政権
まずここでは、突如として国際メディア報道の筆頭に「日本という危機」が躍り出たことで、アラブ諸国の政治展開に
どのような影響が及んだか、考察を記しておきたい。「大規模デモ」の圧力を受け続けているアラブ諸国の政権には、
国際メディアの関心が震災と原発事故に向いた隙に、反体制抗議運動を「始末」してしまおうという意思があったと
見られる。各国の反政府抗議運動にとっては最悪の時期に地震が起こった、とも見えた。

3月初めから反転攻勢に出ていたリビアのカダフィ政権は、西部ザーウィヤ、北西部ミスラータへの軍事攻撃を強め、
ビン・ジャワードやラアス・ラーヌーフ、アジュダービヤといった中部から東部にかけての、反政府勢力が掌握していた
都市を攻撃した。3月19日に仏・英・米中心の多国籍軍の攻撃で挫かれるまで、東部の中心都市ベンガジに迫る勢いだった。

イエメンではサーレハ政権の治安部隊はデモに対して神経ガスまで用いた武力弾圧を行なった。
サウジアラビアは3月14日、バーレーンに戦車部隊を送りこんで実質上の支配下に置いた。
バーレーン政府はこれを後ろ盾に、15日から16日にかけてデモ隊に大規模な弾圧を行なって多くの死者を出した。
その後、反政府抗議運動が結集の地点としてきたデモが集まる首都マナーマの真珠広場のモニュメントを、
ブルドーザーで無残に破壊してシンボル性そのものを消滅させた。近代国民国家としての自己否定に近い行為である。

バーレーンとサウジアラビアについていえば、
アラブ世界の大規模デモを後押ししてきたアラビア語国際衛星放送局アル=ジャジーラが、スポンサーのカタール王室と
サウジアラビアとの関係に配慮して、反政府勢力の動きを意図的に報じない傾向が明白である。つまり、たとえ日本で
地震が起こらなかったとしても、アル=ジャジーラや、サウジ資本のアラビア語国際衛星放送局アラビーヤは、
バーレーンの体制動揺や、サウジの介入については極力報じようとしなかっただろう。これらの局にとって、
日本の大地震と事故は、湾岸諸国の反政府運動を報じないための格好の「言い訳」となった。
しかしリビアにせよ、イエメンにせよ、各政権が震災・原発事故報道の陰に事を運ぼうとしたとしても、
その企図が功を奏したとはいえない。むしろ事態の進展を早め、状況を質的に変えて、政権崩壊や混乱への道を足早に
進んだだけともいえる。バーレーンとサウジについても、長期的には報道管制を維持できるものとは考えにくい。
むしろ地震報道を口実に報道を控えたことが視聴者からの批判を招き、対抗するネット上のメディアなどに先を越されかねない。
そうなれば現場の記者の危機意識を招き、やがては湾岸政府に対しても批判的論調が表面化するかもしれない。
現に、バーレーンやサウジ、UAEなどの政権が主張する「外部のシーア派勢力の介入」「イランの介入」がデモの原因である、
と非難する議論を、アル=ジャジーラはそれほど伝えていない。湾岸諸国での反政府抗議運動の報道を抑制するよう圧力を受け、
それについては従いながらも、湾岸諸国の政府のプロパガンダ機関とはならないようにする、中立なメディアとしてのぎりぎりの
ラインをアル=ジャジーラは模索しているようだ。

全文は下記リンクで
http://www.fsight.jp/print/10351

【リビア/コラム】中東―危機の震源を読む(72)…池内恵氏[11/02/25]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1298712327/
2七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 01:13:37.31 ID:7v6WBLw/
へー
3七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 01:18:36.46 ID:kyvwoeXk
中東<極東
4七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 01:21:07.86 ID:X14WcrzG
リビアでは欧米の空軍力が政府勢力を大虐殺
5七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 01:21:16.86 ID:2y87OvH2
日本もカダフィどころじゃなくなったからな〜
6七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 01:54:27.46 ID:E/ngRZNJ
いま日本人が拉致されて交渉カードに使われる心配はないね。
7七つの海の名無しさん:2011/03/29(火) 02:22:29.76 ID:KOyEbNS2
日本も政権に間接的に虐殺されはじめています
収束するどころか人災による被害拡大がすすんでいます
8 【東電 79.2 %】 :2011/04/03(日) 10:55:38.13 ID:WYL5tn5V
マツナガさんちに言わせると、「電事連につぶされたライター、研究者多数。行方不明になった者もいる(因果関係不明)」という。
批判すると「行方不明になる」とまで言われる強力な圧力団体が電気事業連合会。
ここが原発推進のラスボスだそうだが、物凄い金額を「広告費」としてマスコミにバラ撒いてるわけ。
9 【東電 87.2 %】 :2011/04/04(月) 22:47:07.33 ID:6cOWZcjB
原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」
だったのではないか日本に原発を導入したアメリカは、
いずれ事故を起こすだろうと予見していた。地震で
原子炉が損傷し、放射能の漏洩がある。そうなったら50km圏内とか、
状況に応じて放射線管理区域にして、住人を全て立ち退かせる。
もちろん、一般人は立ち入り禁止。大量の日本人労働者を投入して、
とりあえず高濃度の放射線を封じ込めたら、その地域は核の墓場として、
捨て放題の場所にする。事故った原子炉の近くに
深い穴を掘らせ、世界中で処理に困った核廃棄物を
捨てる。もちろん、その処理に当たった労働者には、それなりの
待遇を与えるが、10年絶って癌になっても
「因果関係が証明できない」として見殺しにする。ソ連の
60万人のリクビダートルと同じように。このブログも、
うちの先生のページも熱心に応援してくれている、
つむじ風さんが消されたって話をさっき知ったので、緊急で更新である!
2011年4月4日月曜日22:46:57JST
10 【東電 82.5 %】 :2011/04/05(火) 15:32:21.88 ID:FU+Tl+8+
孫氏は自らの原発反対の立場を明らかにした。「1年前は
原発はやむを得ず必要だと思っていた。震災後、従業員と一緒に
福島第一原発の30K圏内にガイガーカウンターを持って入った。測定値が
上限を超え鳴りっぱなしだったが、そこには外で走り回る子ども、生活の
ため自転車で走るお年寄りなど危険にさらされている住民の姿があった。
これを見て大変だと思った」と語っている。孫氏は
100億円の寄付もしている。対談の過程で本当に熱心に
聞き理解しようとする姿勢が現れていた。2人の技術者により
政府・東電・保安院・原子力安全委員会・御用学者(このグループを
「原子力村」と云う)がほとんどブレーキがない車のように独走し、
情報を隠ぺいしたり強引に事を進める実態が明らかにされた。
これに応えて、孫氏は「原子力村(利益共同体)の実態が
よく分かった。過去の通信業界と良く似ている。だから、この独走を
止めるのは容易ではないことがよくわかる。原発の問題は国民投票で
もしない限り止められないだろう。いまこそ国民投票に託すべき時期で
はないか」と語っていた。2011年4月5日火曜日15:32:05JST
11 【東電 83.2 %】 :2011/04/12(火) 20:31:55.45 ID:ApFm9c23
気象庁によると、茨城県北部から福島県南部の浅い陸域では過去30年ほど、
中規模以上の地震がない空白域。島崎邦彦東京大名誉教授(地震学)は
「本震以降、東西方向に引っ張られる正断層型の余震が起きている。今回は
規模も大きく、従来は起きないと考えられていた」と話す。事態が
判明するまで全原発を停止すべだと警告した。20110412203137
12 【東電 65.1 %】 忍法帖【Lv=3,xxxP】
「安定した」は真っ赤な“嘘”福島原発 3度目の水素爆発の
危険性 推進派からも「政府は無策」と批判の声(週刊朝日2011年04月22日号)。
福島第一原子力発電所が三度、大きな水素爆発を起こす危機に直面して
いる。もしまた爆発すれば、これまで以上の大量の放射性物質が広範囲に
ばらまかれる可能性がある。にもかかわらず、政府は原発周辺住民の「
一時帰宅」を検討し始めた。政府の鈍い対応に、原発を進めて
きた専門家からも強い危機感が出ている。4627「福島第一原発で、
再び水素爆発の危険が迫っています。すでに燃料が溶けて膨大な放射性物質が
出ているところに爆発が重なれば、深刻な放射能汚染が起きかねません」
こう警告するのは、元日本原子力学会会長の田中俊一氏ら、これまで
日本の原子力開発を進めてきた政府機関のOBたちだ。