イラン反体制派のウェブサイト「サハム・ニュース」は10日、イラン当局が改革派の
ウェブサイトを遮断し、反体制派の複数の支持者や活動家を拘束したと報じた。
数日前には、反体制派の指導者で元大統領候補者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長が、
イランイスラム革命の記念日によせて北アフリカや中東のデモを支持する集会を今月14日に計画し、
当局に許可を求めていた。しかし国営イラン通信(IRNA)によると、当局者は9日、この要求を拒否し、
反体制派の集会開催に関して警告を発したという。
サハム・ニュースによると、10日に拘束されたのは、ムサビ氏とキャルビ師の支援者や親戚、
ジャーナリストなど。改革派のハタミ前大統領政権時に社会福祉相を務めたシャリフザデガン博士も
拘束された。
イランでは2009年、政府の圧政に抗議し、政治的、社会的な自由を求めるデモ活動が各地で
約8カ月間にわたり繰り広げられた。しかし当局はこれを鎮圧し、数百人を拘束した。これ以降、
反体制派による平和的なデモ活動の要請を当局はすべて拒否している。
ソース
http://www.cnn.co.jp/world/30001776.html