アリゾナ州トゥーソン(CNN) アリゾナ州トゥーソンで8日に起きた銃乱射事件で、標的となり
重傷を負っていたガブリエル・ギフォーズ民主党議員が自力で呼吸できるようになり、人工
呼吸器が取り外された。同氏が入院するアリゾナ大病院の医師団が15日、明らかにした。
医師団によれば、ギフォーズ議員の容態は依然予断を許さないものの、治療計画通りに
回復しているという。
同議員は乱射事件で頭部を撃たれ、銃弾は脳を貫通。重体が続いていたが、容態が峠を
越えたことから、15日にはのどに通していた呼吸管がはずされ、代わりに気道を確保する
ための気管切開チューブが挿入された。同日、必要な栄養分を摂取するための栄養管
チューブも挿入されたという。
事件が起きた地元のスーパーマーケットの営業は15日に再開され、訪れた人々が現場に
花束をささげる姿が見られた。
事件では連邦地裁判事や9歳の少女を含む6人が死亡、14人が負傷した。犯人として
ジャレド・ラフナー容疑者(22)が現場で取り押さえられた。警察当局は事件の詳細を
引き続き捜査している。
http://www.cnn.co.jp/usa/30001517.html