(*´∀`)内閣不信任決議案は可決っぽい。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E4E2E1868DE2E5E3E0E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;n_cid=TW001 イタリアのベルルスコーニ首相が初めて首相の座に就いたのは16年前の1994年。
2度下野するものの、そのたびに政権を奪還。在任期間は計8年に達し、日本の首相などは比べるべくもない。
しかし、与党の分裂で、そのベルルスコーニ首相が政治生命の危機に直面している。
首相に反旗を翻したのは、かつての盟友のフィーニ下院議長。
議長は今月2日、野党左派の民主党などが下院に提出した内閣不信任決議案に賛成する意向を中道各党とともに正式に表明。
地元メディアによると、賛成票は317に達し、下院の総議席数(630)の過半数となる見通しだ。
不信任決議案が賛成多数で可決されれば、首相をはじめ全閣僚が辞表をナポリターノ大統領に提出することになる。
そこから先は複数のシナリオが考えられる。
まず野党各党と、与党から離脱したフィーニ議長の新会派が大連立し、いずれかの党首が首相指名を受けるというシナリオだ。
もっとも、フィーニ議長は極右思想の持ち主で、野党左派との連立は容易ではない。
フィーニ議長の狙いはベルルスコーニ首相を引きずり下ろすことで、野党と大連立することではない。
トレモンティ経済・財務相、マローニ内相らがベルルスコーニに代わって首相に就くなら、与党の一角に戻る可能性が高い。
ただ、フィーニ議長の裏切りに激怒するベルルスコーニ首相への遠慮からか、
両相は「ポスト・ベルルスコーニ」に名乗りを上げることを拒んでおり、現時点では可能性が低い。
多数派を構成できず、首相指名が困難であれば、ナポリターノ大統領は解散・総選挙を決断することになる。
ここで与党が敗北すれば当然、ベルルスコーニ首相の政治生命は終わる。
ところが、今回の政局流動化は与党の分裂が原因で、野党は選挙の準備が全くできておらず、劣勢が伝えられている。
実際、ベルルスコーニ首相は選挙に自信を見せており、「有権者の信任を得て首相に再指名」というシナリオを描いているもようだ。
ベルルスコーニ首相は買春から収賄までスキャンダルには事欠かない。
しかし、その率直な言動は多くのイタリア国民から支持を受けており、フィーニ議長らの人気はその足元にも及ばない。
今の時点では、ベルルスコーニ首相に取って代わることができるのは、ベルルスコーニ首相だけなのかもしれない。