【ポルトガル】アマド外相、ユーロ圏からの離脱を警告[11/15]

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1秘境組の手先φ ★
 ポルトガルのアマド外相は13日発行の同国週刊誌エクスプレッソとのインタビューで、
経済的もろさを反映して同国はユーロ圏から離脱する可能性のあることを公にした。
欧州の債務危機で各国首脳はユーロ圏の再構築を強いられるかもしれないとの恐れが強まっていることを示す発言だ。
同外相は、経済問題に対処できなければ同国は「ユーロ圏離脱のシナリオ」に直面する、としている。

 また、「すべての政治勢力、諸機関は国が直面している状況の深刻さを理解するために努力しなければならない」と強調した。

 エコノミストらによると、ポルトガルは既にギリシャに打撃を与え、アイルランドを脅かしている債務危機の最前線にいる。
他の面では危機的状況にない国が経済の弱さのためにデフォルトと救済のふちに追い込まれるなら、
スペインやイタリアなどのより大きな国が危機に見舞われる恐れがある、とアナリストは見ている。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏は
「もし市場がポルトガルを試してみるなら、次はイタリアではないのか」と述べた。
ポルトガルと同様にイタリアの基調的成長力は弱いが、同国はギリシャ型の危機を回避している。

 表面的にはポルトガルは危機的状況には全くない。12日に発表された統計によると、欧州の他の周辺国とは異なり、
同国は最新四半期に年率換算1.2%という小幅な国内総生産(GDP)の伸びを記録し、ユーロ圏平均と同水準になった。
ギリシャは4%以上のマイナス、スペインはゼロ、イタリアは0.7%の伸びだった。

 しかし、ポルトガルにとっては周辺国の中での最高水準ということはほとんど慰めにならない。
3四半期連続で手堅く成長しているとはいえ、ギリシャに次いで何らかの救済パッケージを受ける国の序列では、
最有力のアイルランドの後ろにいると見られている。10年物国債利回りは7%程度で、独国債を4.5ポイントも上回っており、
ポルトガル政府が2けたの赤字を削減するのはいよいよ難しくなっている。
(以下略)
記者: BRIAN BLACKSTONE
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_148425
2秘境組の手先φ ★:2010/11/15(月) 13:01:51 ID:???
JPモルガン・チェースのエコノミスト、デービッド・マッキー氏は「あなたがポルトガル人なら、不公平に扱われていると感じるだろう」と述べた。
これは1990年代初めに同国がユーロ圏加盟の初期段階に入った当座の同国財務相の見方でもあった。
ホルヘ・ブラガ・デ・マセド財務相(当時)は「ポルトガルはアイルランド、ギリシャと同じ仲間と見られているが、それは違う」と述べていた。

 多くのエコノミストも同意見だ。同国はギリシャが昨年見せた、
長期にわたる管理のまずさやずさんな統計によってもたらされた財政、信用の破綻、
あるいはアイルランドの銀行救済での膨大な公的資金注入といった厳しい危機的状況にはない。

 2008年のポルトガルの財政赤字は欧州連合(EU)の基準である国内総生産(GDP)比3%を下回っており、
09年は9%以上に跳ね上がったが、アイルランドやギリシャの水準に比べれば低い。
債務の対GDP比率はユーロ圏の平均を大きく上回っているわけでもなく、失業率もそうだ。
また同国は、急成長を遂げる二つの新興国―ブラジルとアンゴラ―と強い経済、文化的つながりを持っている。

 しかしながら、2000年以降の同国経済はほとんどが平均1%という成長の型にはまっている。
これはユーロ圏の平均を大きく下回る。弱い経済にもかかわらず、賃金は急速に上昇。
繊維などの同国の労働集約型輸出産業は東欧と中国という低賃金国からの競争に太刀打ちできない。

 また、官民の債務の指標となる経常収支赤字はGDPの約10%に上り、国際投資資金の流れの変化に特に敏感になっている。
イタリアの民間部門の債務は低く、ポルトガルやスペインに比べてより良い悪影響伝染上の防備を提供している。

 ソクラテス首相率いる少数与党政権ももう一つの不安定要素だ。
政府は来年の予算案をめぐり、議会での反対を招かないように最大野党、社会民主党(PSD)と交渉をしなければならなくなったのだ。
3七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 13:11:43 ID:u1tWmCia
独IFO理事長、ギリシャの債務再編を主張=新聞
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-18176720101115
「ポルトガルとアイルランドの借金は金利見直しとかしなくていい」→まじでポルトガルがユーロ離脱しかねない状況
4七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 13:31:17 ID:F9JPuQTS
中国が債務の肩代わりをしてくれることになって
自ら進んで中国の経済属国になることになって
強気になったなポルトガル。
中国が食指を伸ばすブラジルの宗主国でもあるし
中国の支配下で南米経済圏として独立する?
EU知らねって感じになったのかな?
5七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 13:43:37 ID:3jXVPBKr
雨戸閉めるぞーー!
6七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 14:34:40 ID:GUFuFnHp
ユーロ離脱はありえない!絶対に離脱させない!
→ポルトガルなんて存在しなかったことにします
7七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 17:35:33 ID:FWyVyL7w
だいたいユーロから離脱して解決する問題なのかね。
8七つの海の名無しさん:2010/11/15(月) 18:51:58 ID:mSN8NYJT
>>7
金利や通貨政策を独自にできるってだけでだいぶ違うとは思うぞ。
ポルトガルに取っては今のユーロ水準は過重すぎるだろうし。
9七つの海の名無しさん
ユーロ離脱でポルトガル通貨安になって輸出が有利になる。
通貨安だから他のEU諸国からの観光客も増える?。
ユーロ離脱しても市民生活レベルの買物ならきっとそのままユーロ使える店は多く残る。
一度どこかの国一カ国が実験台として離脱してみるのもいいのかも。(その結果どうなるかはしらんけど。)