国際通貨基金(IMF)は12日発表したリポートの中で、20カ国・地域(G20)の成長見通しは
「かなり楽観的」で、そのような高い成長見通しが実現されなければ財政赤字削減目標を達成できない
恐れがあると警告した。
IMFは、世界経済の不均衡是正に関するG20の目標に向けた進展は限定的で、経常収支の格差は
再び危機以前の水準に拡大するとの見通しを示した。
IMFは、G20諸国がお互いの利益になる政策を追求すれば、2014年の国内総生産(GDP)は
そうでない場合に比べ2%、金額ベースで1兆ドル拡大すると予測。雇用も2500万人分が創出される
との見方を示した。
G20諸国が4月に経済見通しを公表した際、IMFは「過度に野心的」だとの見方を示したが、今回
見通しを引き下げて再提出された予測値についても「過去の回復に比べて依然としてかなり楽観的」だと
指摘。
そのうえで、G20の成長率は2014年に5%になるとの見通しを示した。2011年の成長見通しは
4.2%としている。
財政赤字に関しては、G20諸国は6月にトロントの会合で合意した2013年までに半減させるという
目標に向け「おおむね順調に推移」しているとしながらも、赤字目標は楽観的な成長見通しに基づいており
達成できない可能性があると警告した。
ソース:ロイター
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-18146020101112 依頼がありました。
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