○3週間ぶりに国交回復で合意 コロンビアとベネズエラ
南米コロンビアのサントス大統領は10日、北部サンタマルタを訪れた隣国ベネズエラの
反米左翼チャベス大統領と会談し、約3週間ぶりに両国の国交を回復することで合意した。
ロイター通信などが報じた。互いの駐在大使を一時召還、ベネズエラが国境付近に軍を
派遣するなど、緊張が高まった両国関係は修復に向かうことになった。
ただ今月7日に就任したサントス大統領は親米ウリベ前大統領の政策路線を全面的に
引き継いでおり、両国関係は今後も波乱含みの展開になりそうだ。
ウリベ前政権は7月下旬、左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)がベネズエラ領内に
宿営して活動し、同国が黙認していると批判。これにチャベス大統領が反発、7月22日に
断交を発表していた。
この日の会談後、サントス大統領は「チャベス大統領は『国内に非合法組織が存在する
ことは許さない』と語った」と述べた。
ウリベ前政権は昨年10月、麻薬密輸対策などの一環として、駐留米軍にコロンビア国内の
七つの軍基地を供与する協定に調印。チャベス大統領がベネズエラへの侵攻拠点になると
反発していた。
☆写真:コロンビアのサントス大統領(右)と握手するベネズエラのチャベス大統領
http://img.47news.jp/PN/201008/PN2010081101000209.-.-.CI0003.jpg □ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081101000171.html