【コロンビア】「麻薬王」の息子、父の犠牲者の遺族へ償いの行脚[10/07/19]

「麻薬王」の息子、父の犠牲者の遺族へ償いの行脚

2010年7月19日7時25分

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写真：「父のしてきたことの許しを請い、暴力の連鎖を止めたい」と話す
フアン・セバスチアン・マロキンさん＝ブエノスアイレス、平山写す
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　【ブエノスアイレス＝平山亜理】
　亡くなった父パブロ・エスコバルは世界に知られたコロンビアの麻薬王。数知れない
人が父によって殺された。その長男がいま、犠牲者の遺族を訪ねる旅を続けている。
現地ではなお、麻薬取引などをめぐって暴力が続く。朝日新聞の取材に応じた長男は
父の犯した罪の大きさにおののきながら、「遺族に許しを請い、対話によって
暴力の連鎖を私たちの世代で止めたい」と話した。
　長男は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの建築家
フアン・セバスチアン・マロキンさん（３３）。
元の名は父の姓を持つフアン・パブロ・エスコバル。
　自分には優しく良い父だったが、「飛行機を墜落させたり、ボゴタ市内で爆弾を
仕掛けたりし、父のせいで亡くなった犠牲者は、３千〜４千人近い」と、後で知った。
　幼い時は、麻薬取引の中心と言われたコロンビア西部メデジンの豪邸で両親と暮らした。
邸内には動物園があり、カバやシマウマなどがいた。週末には地元の家族連れが訪れ、
多い日は１日に２万５千人にも上った。貧しい家に生まれた父は、麻薬取引でもうけた
巨額の富で、貧しい人々のため、５千軒の家を建てるなどし、一時は国会議員にもなった。
　７歳の時のことだ。父を麻薬密売者と名指しして非難した当時の法相
ロドリゴ・ララ・ボニーヤが殺された。父が殺したと知った。以来、コロンビア当局や
ライバル組織との抗争が激化、家族で逃げ回るようになった。
　１６歳のある日、父が殺された。今まで影響力のあった父の保護を失い、「まるで、
裸で放り出されたようだった」。母と幼い妹の３人で、逃げ回った。国外に
亡命しようとしたが、１００カ国近くの国にビザ発給を断られた。
　名前を変え、素性を隠してアルゼンチンのブエノスアイレスで暮らした。大学を卒業後、
建築家になった。「父の壊してきたものを、自分は建て直したかった」と職業を選んだ
理由を話す。
　２００４年、父エスコバルの被害者と加害者側双方の視点からドキュメンタリーを
作りたい、とアルゼンチンの映画監督から申し出があった。半年間考え、受け入れた。
　父が殺したボニーヤ法相の息子に謝罪の手紙を書いた。面会して謝りたい、と頼むと、
コロンビアからアルゼンチンまで訪ねてくれた。親が敵同士だった２人の面会の瞬間を
カメラがとらえた。
　これがドキュメンタリー映画「父の罪」になって、世界中で上映され、欧州や南米の
ドキュメンタリー映画のフェスティバルなどで賞をとった。
　これまで会った遺族は、４０人ほどで、これからも続ける予定だ。「過去は変えられないが、
現在と未来は変えられる」。そして、「大学に行きたかった父は、貧しさのため進学出来ず、
麻薬の道に進んだ。貧しくても、高等教育を受けられるようになれば、
コロンビアにも平和が訪れる」と話した。

　パブロ・エスコバル　１９７０年代に「メデジンカルテル」と呼ばれる麻薬取引の
犯罪組織を築き、最盛期には世界のコカイン市場の８割を占めたと言われる。
経済誌フォーブスで、世界で１０指に入る富豪と位置づけられたこともある。
コロンビアの大統領候補者を殺害したり、航空機やビルを爆破したりもした。
１９９３年メデジンの隠れ家にいるところを、治安部隊に射殺された、とされる。

http://www.asahi.com/international/update/0719/TKY201007180475.html
http://www.asahi.com/international/update/0719/TKY201007180475_01.html
asahi.com

2

このレベルになると親は親、オレはオレって言えないんだろうな。
本名じゃ生活できそうにないし。

貧しさゆえに麻薬密売に手をだし金持ちになってからは貧しい人たちに施しを

あたえたが商売柄人殺しからは離れられなかったというわけか悲しい人生だな

オヤジさんは、息子としては複雑な心境だろうが親のやってきたことを一身に

背負う必要はないと思うね、悪行だけをなしてきたわけじゃないんだからさ。

貧しさの原因をたどるとその親父が悪いわけでもない
親父も連鎖の中の最小の一つに過ぎない

メキシコでも上流層や国家幹部に関わってる一族が相当居るみたい。

南米各地から集まったのを北米に流通させる取次ぎや相場調整の役割を
担ってるのだとか。

表向きは慈善事業など地元の名士ってことになっている。

トゥーリオに読めた俺は逝ってくる。

と見せかけて、裏でしっかり組織を受け継いでいたりしてな

建築家になった。「父の壊してきたものを、自分は建て直したかった」と職業を選んだ
泣ける話だ
せめて、この先貧民が麻薬に手を出さない世界が訪れることを心から願う

さすがにパブロ・エスコバルの悪行を貧しさのせいにするのは・・・

親父の犠牲者が３千〜４千人もいて、今まで逃げ回って生活してたのに
メディアに出て大丈夫なのかよ？

メディアに出てくる元ヤクザの牧師もおわび行脚してこい
やられた方は死ぬまで覚えている

大変だなぁ

EDENのエンノイヤ・バラードを思い出した

い･･･行脚。

>>6
最近はメキシコの麻薬組織の「見せしめ」がエスカレートしてきて、
数日前は川の橋に二人の「裏切り者」を首吊りにして公開したり、
バラバラ死体をわざと道端に置いて恐怖を煽ったり。毎週そんなのばっか。
アメリカ協力のメキシコ政府の麻薬組織追及強化に、
焦ってる証拠なんだろうけど。

W杯でオウンゴールして射殺されたコロンビアのDFも
エスコバルって名前だったよな

父の遺産は継いでるのか？それともやっぱり放棄？

謝罪はするかもしれん
でも保障しろ！ていわれたら　何もしないんだろ？

元貧困層だとしても、その後教育を受けられて、首都で暮らせて、
大学を出られて、技術者になれたのもある意味父親の財産の一部のおかげだろうしな。

確かに息子本人は関係無いだろうけど、
「死んでお詫びしろ」と言われて死ねるのかね。

「犬の力」は面白かった

>>20
その覚悟がないと、顔を出すことはできないんじゃないか？
自分が殺されることをある程度折込済みじゃないのかなと。
だって、「殺してくれ」って言ってる様なもんじゃねーか、これ。

こんなのつぐないきれんだろ・・
麻薬抗争やばすぎ
ちょっと組織批判しただけで一般人がこんな目に遭うらしい（グロ注意）
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>>6
ジェニロペの国境で数百人の中南米女性が埋まってる話とか、
メキシコが一番黒い気がするわ

マイボディーガードとかアモーレスペロスとか
全部映画の影響だけど

広島地裁・高裁の裁判官共は日本人がモロクの分身の人権悪魔に取り付かれて別人になった人権コロン
ビア人である。奴等をコロンビア(ヌエバ・グラナダ)の強制収容所へ連行する。