英国内務省は9日、結婚や同棲を理由として欧州以外の地域から英国に移住してくる
移民全員に対し、基本的な英会話試験に合格することを義務付ける新規則を発表した。
規則は今年秋から適用される予定。
メイ内務相は、英語を話せることは移民の条件であるとの考えを示し、新規則は
「融合の促進、文化的障壁の除去、公共サービスの保護に役立つ」と声明文のなかで
述べている。また、新政府は適切な移民管理を行うために幅広い政策を検討しており、
英語力に関する要件も今後さらに強化する方針だという。
現在の規則では、結婚や同棲のため英国への移住を申請する人は、結婚または同棲
関係が純粋なものであることや経済的に自立していることなどを示したうえで、2年間の
定住ビザを申請しなければならない。その後、英国の文化や政治、法律に関する試験を
受けたうえで、永住資格を申請することができる。
新たな規則により、こうした手順に加え、英語の試験が課せられることになる。
CNN(10日14:04)
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201006100015.html