【米国】安くて高性能!日本製の腕時計は「テロリスト御用達」--米紙(RecordChina)[10/05/25]

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53七つの海の名無しさん
1969年、セイコーがクオーツ時計を発明。

以後約20年間、セイコーとシチズンの日本メーカーが
世界を席巻した。クオーツショックによってヨーロッパメーカーは
大打撃を受け、日本の2社を中心に時計業界は再編されるとさえ言われた。

ところが中国が、数百円のシチズンのクオーツモジュールを買ってきて
安い時計を作るようになり、
ヨーロッパは同じモジュールを使って高級ブランド時計を繰り出し、
数百万の機械式時計も磨きをかけて復活した。

中途半端な価格帯のセイコーとシチズンは売れなくなった。
シチズンは部品屋として生き残る道を選び、セイコーは
「アルバ」というローエンド・ブランドで中国に対抗したが失敗。
スイスと中国のはざまで、日本の時計メーカーは世界市場から消えたも同然となった。

セイコーは時計は精度とコストの勝負だと考えた。
しかし精度技術はみんなに安く使われてしまい、コストは中国が支配するようになった。
ヨーロッパは、時計は装飾品でありファッションでありブランドであると考えた。

セイコーが失速した最大の原因は、世界市場を理解し適切な戦略を描ける
グローバルな人材が欠如していたことだ。

スイスの有名時計メーカーの会長に
「もしセイコー再生を頼まれたらどうするか」と質問したら
「ブランドを維持するためには1人のプロデューサーがいればよい。
ところが、それをセイコーは組織でやろうとする。
高級ブランドのマーケティングに熟知しているプロデューサーを1人雇って
全部任せれば復活するのに」と答えた。