【タイ】激ウマ日本カレーを120円で売る日本人 戦乱のバンコクを生きる[5/21]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1月曜の朝φ ★
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/2012012121.jpg
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/201224525.jpg
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/20120252254.jpg
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/202124534.jpg
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/202524543.jpg
http://rocketnews24.com/wp-content/uploads/2022152452.jpg

http://rocketnews24.com/?p=33924

  タイ・バンコクでは和食ブームが訪れている。いや、ブームというより
は和食はすでにタイに定着しており、やや高額な料理というイメージは
あるものの、非常に人気のある料理となっている。しかし現在、タイは
デモ隊と軍との戦いで非常に予断を許さない状況になっており、ほとん
どの和食レストランは営業を停止している。

  そんな戦乱のタイ・バンコクで、たった40バーツ(約120円)で日本式
のカレーを提供している日本人男性と出会った。

  日本式のカレーの相場は100バーツ(約300円)以上するのが当然で、
120バーツ(約360円)や150バーツ(約450円)してもおかしくない。店によ
っては200バーツ(約600円)するところもあるくらいだ。平均的な所得の
タイ人からすると、1食に80〜100バーツを出すのは非常に痛い出費となる。

  それなのに、日本式のカレーを40バーツで提供しているというから驚き
だ。カツカレーを注文したとしても55バーツ(約165円)だという。タイに住
んでいる人や、旅行をしたことがある人なら、日本式のカレーが40バーツ
という価格であることに驚くはず。少なくとも、タイで一番美味くて安い本
格日本カレー屋なのは間違いない。

  そんなカレー屋『マジックカレーJr』をきりもりしているのは、村山さんと
いう日本人男性。単身でバンコクにやってきて、シーロム度通りに程近い
フードコートに店舗を構えている(住所:427/66DIAMONDTOWER,
SILOMSOI7,SIROMROAD, BANGRAK,Thailand)。

  早朝に起きて市場に買出しに行き、朝7時から店頭でカツサンド等を販
売。午前11時くらいからランチタイムになり、カレーを食べに来るお客さん
たちでごった返すという。ほとんどの客はタイ人で、「タイ人のために作った
日本のカレー」を提供しているという。もちろん、日本人のお客さんも多数
訪れるという。

  しかし、『マジックカレーJr』のあるシーロム通り付近はデモ隊を制圧す
るために収集された軍隊が待機しており、一帯の地域はマスコミや軍人、
地域住民以外は決して入れない閉鎖区域。ほとんどの企業が営業をとり
やめているため、『マジックカレーJr』を訪れる客数が激減。『マジックカレ
ーJr』自体も軍の影響により休業しているという。

  『マジックカレーJr』のカレーは、事務所内の厨房にて作られている。
取材班は特別に厨房に入らせていただき、調理の様子を見学させてもら
った。スパイスは日本のカレーと同じものを使用しているが、まったく同じ
ものは入れず、一部のスパイスをタイ人が好むスパイスに変更している
という。それにより、タイ人が本当に美味しいと感じる日本式のカレーがで
きるのだという。

続く