【アフガニスタン】兵士の頭部に不発弾、米軍基地で摘出手術に成功［10/04/16］

「問題があるようだ」アフガニスタンのバグラム米空軍基地で、CTスキャンを見ていた中佐が
言った。運ばれて来た患者の頭蓋骨に食い込んでいたのは、実弾の不発弾だった――。
同基地で摘出手術を行った医師団に、その時の様子を取材した。

基地に搬送されて来たのはアフガニスタンの若い兵士だった。爆発物の破片を浴び、金属片が
頭に刺さったとの診断だったが、CTスキャンやレントゲン検査の結果、ただの金属片ではなく
実弾であることが判明した。いつ爆発してもおかしくない状態だった。

すぐに爆発物処理班を召集し、摘出手術のリスクについて検討した。爆発の危険を最低限に
抑えるため、医師団には実弾を落としたり、メスで刺したり、電流に触れさせたりしないよう
指示が出された。また、揮発性の高い麻酔剤の使用を避ける必要があった。

手術に無関係な人員はただちに付近一帯から退避させ、患者周辺の電子機器類はすべて取り
外して、腕巻き式の血圧計や電池式の心拍数モニターを装着する。その場に残った全員が
防弾チョッキを身に着け、対処方法についてノウハウを持つジョン・ビニ少佐が執刀に当たった。

ビニ少佐も不安はぬぐい切れなかったといい、「防弾チョッキを着て手術室へ入る準備を
しながら、『自分の身に何かあったら妻と子供に愛していると言ってほしい』と誰かに伝言を
託そうと考えた」と振り返る。しかしそれを思いとどまったのは「自ら縁起を悪くしたくないと
思った。外科医というのは縁起をかつぐものだから」という。

実弾は脳には達していなかったが、頭蓋骨の損傷が激しく、一部が脳の外側を圧迫している
状態だった。金属を使うと爆発のおそれがあったことから、ビニ少佐は頭部を切開した後は
鉗子とメスは使わず、実弾を手でつかんで頭蓋骨から引き抜いた。その後、摘出された実弾を
爆弾処理班が無事に病院から運び出した。

医師団の冷静沈着な対応はメディアにも絶賛されたが、「われわれは戦場に赴き、戦場で
手術する訓練を受けている。こんなことを自分が経験するとは思わなかったが、その備えは
できている」とビニ氏は振り返った。

CNN（16日16:45）
http://www.cnn.co.jp/usa/AIC201004160025.html

CNN.com（英語　15日）
Military docs pluck live shell from soldier's head
http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/04/15/unexploded.shell.head.afghanistan/index.html
http://edition.cnn.com/video/health/2010/04/15/gupta.shrapnel.surgery.cnn.640x360.jpg

想像よりもデカイ弾だった
よく死ななかったな

硬膜で止まってたのか・・・
見ただけではげしく痛い。

こええ・・・

実弾とか不発弾ってどういうこと？
よく、太平洋戦争時に米軍が落とした不発弾の処理、とかあるが、小型の爆弾があるわけ？

MI3

死ねヨ、アメ公。

頭上から降ってきた迫撃砲弾が
爆発しなかったのか？

アメリカ人もイギリス人も朝鮮人もロシア人も中国人もフランス人も

命を懸けて国のために働いて...

愛国ってかっこいいねー

>>9

DQNの排除システムとしての軍隊、って
先人の知恵だなぁ､と思う今日この頃。

BBか！

「自ら縁起を悪くしたくないと思った。外科医というのは縁起をかつぐものだから」という。

かっけぇｗ

そうか、頭の中に爆弾が！！

>>5
普通に炸裂弾というのがある。↓これで20mm
ttp://www.urban.ne.jp/home/norichi/img/oicwammo.jpg
非常に小さい

>>5
別に「不発弾」というのは飛行機から落とす爆弾だけじゃない
いわゆるピストルとかライフルの弾は単なる金属のカタマリだけど、
ある程度大型の機関砲弾（親指クラス以上）になると、炸裂弾といって内部に爆薬が仕込まれてたりするんだよ
今回の事件のものがそれかどうかは分からないけどね

何をどうやったら頭のてっぺんに垂直に刺さるんだ？
状況が想像できない

>>16
お前は弾の飛び交ってるところでも真っ直ぐ突っ立ってるのか？

>>14>>15
ありがとう。こえー武器だな。
これが不発じゃなく、爆発してたら、この人は頭が吹っ飛ばされてたわけね。

摘出する方も怖いな

仮にこの不発弾が爆発したら、
どの程度の被害を撒き散らすんだろう？

>>20
高性能爆薬が10gだそうだから、エンジンブロックぐらいは爆発するんじゃないの？
建物崩壊さすまでの力はないけど。頭だったら四散すると思う。

リアル北斗の拳見たかったお

おしゃれなのに

従軍経験のある軍医はとにかく外科手術が上手。
これ常識。

アメリカ平和維持軍が、イラクの少年の背中に炸薬弾叩き込んだのは見たけど
背中の傷口はマグマみたに膨れ上がってた、破片は上半身一帯に散らばって
除去不能、背骨は完全に砕けて下半身不随・・
よく生き残ったもんだ

12.7ミリか14.5ミリのHE弾？
斜めに飛んできてヘルメット貫通直撃かな
しかし器用な当たり方したな

薬莢までもが

>>13ボルガ博士もビックリ。

こんなもんが刺さってんのに
気づかないのかよ

どうせ黒い医者が処理したんだろ

この口径なら炸裂しなくても頭ふっとんでそうだが。
なんでそこで止まった？

>>21
エンジンブロック舐め過ぎ
運動エネルギーを伴った飛翔体ならまだしも10g程度じゃ話にならん。
例えばノッキングなんてのは黒色火薬の数倍の速度で爆発する訳だが
熱境界面へのダメージはあってもエンジン自体は何千発も耐えられる。
言ってみれば燃焼中のエンジンの中は機関銃ぶっ放してるのと変わらん

あれだけでかい弾があの位置で止まったというのは奇跡的だな。
兆弾ならもっとへしゃげているだろうし直接真正面から来た弾だろう。
速度としては音速前後の至近距離じゃなかろう。
それなら貫通して下半身まで抜けている。
頭頂部にあるということは上空に撃ち上がった物が自由落下で落ちてきた
ことも考えられるな。
時速３００キロ程度でもあの重さの弾ならヘルメットを突き破って
全部が埋まったあたりで止まる事もあろう。

>>32
黒色火薬の爆発速度の初速は音速にちょっと届かない程度。
ダイナマイトなどの化学合成した最新爆薬はその初速は黒色火薬の
軽く３倍以上になるものはいくらでも存在する。
速度が倍になれば破壊力はその二乗。
つまり４倍だ。
１０グラムありゃバラバラとはいかないまでも簡単に破壊できるよ。
ダイヤモンドもそうだけど固いものは脆い。
ジワジワッと圧縮したらとんでもない圧力に耐えるダイアモンドも
子供が小さなハンマーを打ち下ろしたら簡単に粉になってしまう。

米軍脳外科医すごい手術技術。手術成功オメ。

弾道学の即席講義を拝聴出来るとは素晴らしい

>>33
弾丸の形状のものが落ちてくるときには螺旋運動してないので先端から落ちないそうだよ。
だと、あんな綺麗に脳天につきささんないと思う。
単純に、伏せた状態でヘルメットを貫通したんだと思うけど。

炸裂弾ってどういう条件で爆発するの？
発射の衝撃で爆発しないようにできてるだろうから、何か面白い
仕掛けがありそうだけど。

頭がパーンにならなくてよかったね