1年前、チェコの首都プラハで「核兵器なき世界」の実現を訴えたオバマ米大統領が8日、
再びこの地でロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)に調印した。
2年連続で歴史的な舞台に選ばれたチェコ政府は、核軍縮に向けたオバマ政権の取り組みを称賛し、
米露首脳の訪問を歓迎したが、一般市民の関心はむしろオバマ政権のミサイル防衛(MD)計画の
行方にあった。
新条約の調印式が行われたプラハ城は8日、数百人ものメディア関係者であふれ返ったが、
街の表情はいたって平静だった。
ふだん観光客に公開されているプラハ城が9日昼まで休館されたこともあるが、
「オバマ氏の訪問に関心があるのはメディアだけのよう。屋外演説に多数の市民が耳を傾けた
1年前とは全く違った」と地元ジャーナリストは語る。
「核軍縮の話はスケールが大きすぎてピンとこない。もっと身近なMD計画の方に関心がある」。
オバマ氏のプラハ訪問について、会社員のボルチコバさん(32)はこう語った。
母親のズデナさん(50)も「正直なところ、プラハのパブでサクソフォンを演奏してみせた
クリントン元大統領により強い親しみを感じる」という。
旧ソ連軍に占領された経験を持つズデナさんにとって、オバマ政権の対ロシア政策が「手ぬるく」
感じることが背景にある。
チェコにレーダー、ポーランドにミサイル施設を設置する予定だったMDについて、チェコ市民の
6〜7割は反対だった。駐留外国軍へのアレルギーや、米露間の緊張関係に巻き込まれたくない
との感情からだったといわれる。このため、オバマ政権による昨年9月のMD見直し発表は
大多数の市民から歓迎されたが、半面「米国の勝手な都合で中東欧への関与が弱まるのではないか、
との懸念も持ち上がった」(外交筋)という。
地元シンクタンク、国際情勢協会のスコウピー研究員は「チェコ市民の対米感情は複雑だ。
米露間のトラブルには巻き込まれたくないが、困った時には助けてほしい。そんな存在だ」と
指摘した。
ソースは
http://www.excite.co.jp/News/world/20100409/20100409E30.041.html 関連スレは
【米露】新核軍縮条約で合意 4月8日プラハで調印[10/03/27]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1269679470/l50 など。
>>2 直接的に米国の同盟国になっていて、明確に米国の核の傘の下にいる日本人だと
MDを「軽い」と思うのだろうが、実際、核の傘に入っていないような国だと
核攻撃を受けたら全く為す術がないから、MDは本当に死活問題。
品質の出てるMDシステムを導入できれば、相手国の核兵器搭載弾道ミサイルの
脅威レベルを相応に下げることができるからね。
>>3 懐かしいな、エアランドバトル教義。