2010年バンクーバー冬季五輪のアイスホッケー男子決勝で、カナダのスティーブン・ハーパー首相と、
米国とカナダどちらのチームが勝つかの賭けをしていたバラク・オバマ米大統領は、賭けに敗れ
ハーパー首相にカナダのビール1ケースを贈呈することになった。
ロバート・ギブス米大統領報道官は2日、「次にハーパー首相に会うときにビールを贈呈することに
なると思う」と語った。
アイスホッケー男子決勝で、カナダチームは延長戦の末、米国を3-2で破った。アイスホッケーの
金メダルを開催国が獲得したのは実に30年ぶりのこと。米国が勝利していた場合は、ハーパー氏が
オバマ氏にビール1ケース(24本)をプレゼントすることになっていた。
ギブス報道官は「ついでにわれわれが賭けていたもの(米国のビール)もプレゼントするつもりで、
そうすればハーパー首相も(米国のビールが)恋しくなるでしょうね」と冗談めかして語った。
両首脳の賭けにあわせて、両首脳報道官のギブス報道官とカナダのディミトリ・ソーダス首相報道官も
賭けをしていたもようで、賭けに負けたギブス報道官には公式の場にカナダチームのホッケージャージー
を着て姿を見せるという「罰ゲーム」が課せられている。
一方、カナダのソーダス報道官もカナダ・オタワで会見。ジャージーは今届けられているところだと
述べ、カナダ側が待ち望んでいるビールが米国からちゃんと届くように「両オフィスは緊密に連携を
とっている」と冗談めかした。
AFP通信(3日22:45)
http://www.afpbb.com/article/politics/2704951/5436167