国際テロ組織の資金源を突き止めるため、米国が欧州連合(EU)に欧州の銀行間送金データの利用を
求めていた問題で、欧州議会の委員会はEUと米国の暫定合意を否決した。「欧州市民の個人情報が
十分に守られていない」というのが理由。11日の欧州議会本会議で合意が否決されれば、欧米間の
外交問題になる可能性もある。
ベルギーに本部がある「スイフト(SWIFT)」は、8000近くの金融機関が参加する世界最大の銀行間
決済ネットワーク。米国とEU加盟27カ国政府は昨年、米国が欧州のスイフトのデータを暫定的に利用
できるようにすることで合意。今年2月1日から発効する予定だった。
だが欧州議会の市民自由委員会は「合意は欧州の個人情報保護の原則を侵している」「(情報を利用
された)個人への補償措置が不明確」などとする反対意見をまとめた。
直前にはクリントン米国務長官がブゼック欧州議会議長に電話で協力を要請したものの、空振りに
終わった。
日経新聞(8日19:55)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100208ATGM0504X08022010.html 関連スレッド
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