☆米予算教書 国防予算は総額7123億ドル 対テロ戦重視
【ワシントン=犬塚陽介】
予算教書のうち、国防予算の総額は前年度の6363億ドル(約57兆円)を大きく上回る約7123億ドル
(約64兆円)となった。対テロ戦争に対応するため、1593億ドル(約14兆4千億円)がアフガニスタンやイ
ラクの戦費として盛り込まれ、2010会計年度の補正予算分を含めると計約1923億ドル(約17兆円)に
達した。
1日に発表される「4年ごとの国防計画見直し」(QDR)でも対テロ戦が最重要項目の一つと位置づけられ、
オバマ政権は今秋の中間選挙もにらみ、アフガンの駐留米軍増派や兵器配備に力点を置くことで、対テロ戦
重視の姿勢を鮮明に打ち出した。
国防予算のうち、兵器調達関連では約1375億ドル(約12兆4千億円)が計上された。前年度比で7・7
%の増額となる。アフガンやイラクの武装勢力を監視、攻撃する上での効果が期待される無人偵察・攻撃
機の導入や、多用途ヘリコプターUH60「ブラックホーク」、大型輸送用ヘリコプター「チヌーク」などに振り分け
られる。
さらに、アフガン関連では、都市部や山間部でのゲリラ戦を想定した米軍特殊部隊の増強も見込まれるほか、
駐留米軍が撤退する上での前提となるアフガン治安部隊の強化にも約116億ドル(約1兆円)を充て、アフ
ガン情勢の好転を図りたい考えだ。
また、昨年に最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」の生産中止が決まり、米軍の次世代戦闘機となったF
35も調達される。
研究・開発費は768億ドル(約6兆9千億円)が計上された。
■ソース
MSN産経ニュース(
http://sankei.jp.msn.com/ )[2010.2.2 01:04]
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100202/asi1002020020000-n1.htm ■関連スレッド
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