◇バルセロナのテロ計画、「過激派所属」で11被告に有罪判決
マドリード(CNN) スペイン北東部バルセロナの地下鉄などを狙った
自爆テロを計画していたとして昨年逮捕され、爆発物所持などの罪で
起訴された11被告に対し、マドリードの裁判所は14日、過激派テロ組織に
所属していた点で有罪判決を下した。しかし、検察側が主張した
テロ計画容疑については、具体的な内容が立証されなかったとして
無罪を言い渡した。
検察によると、被告らのグループはバルセロナのほか、欧州各地で
テロ攻撃を計画していた。国際テロ組織アルカイダと関係がある
イスラム武装勢力の指示を受け、テロに向けて爆発物を準備していた。
裁判では、バルセロナの地下鉄を標的としたテロ計画の指示を受けていたことは
認められるが、具体的な実行日時や標的など計画の詳細は決まっていなかったうえ、
テロ実行が可能な量の爆発物は見つからなかったと判断された。
被告11人のうち10人がパキスタン人で、1人がインド人。
2人が爆発物所持については認めたが、テロ計画については
無罪を主張していた。
バルセロナのテロ計画は、昨年1月に当局が情報提供を受け、
被告の逮捕に結びついていた。テロは実行されず、欧州の他国でも
爆発物は見つかっていなかった。
ソース(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200912150008.html