ハマス ガザ地区の支配力誇示
---
パレスチナのガザ地区へのイスラエル軍による大規模攻撃からまもなく1年になるのを前に
イスラム原理主義組織ハマスは、ガザ地区で大がかりな集会を開き、
依然として支配力を保っていることを誇示しました。
ガザ地区を実効支配するハマスは14日、ガザ市中心部の広場で、
少なくとも1万人以上の支持者を動員して結成22周年の集会を開きました。
ガザ地区では去年の末から3週間余りにわたってイスラエル軍が空爆など大規模な攻撃を行い、
5,000世帯が住宅を失ったほか、ハマスのメンバーを含む少なくとも1,300人が死亡しました。
集会でハマスのハニーヤ元首相は「われわれが1年後にこれほどの集会を開けるとは
イスラエルの誰も想像できなかっただろう」と述べ、
ハマスが依然としてガザ地区で支配力を保っていることを誇示しました。
しかし戦闘の引き金となったイスラエルに対するロケット弾攻撃については
「占領への抵抗はやめない」と述べるにとどめ、停戦状態を維持する姿勢を見せました。
ガザ地区ではイスラエル政府による経済封鎖の影響で復興が大幅に遅れ、
住民が不満をくすぶらせており、
ハマスは今回の集会でこうした住民に対する引き締めを図る一方で、
イスラエルへの無用な挑発は避けたものとみられます。
(12/15 09:30)
★ ソースは、NHK [日本] とか。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014410891000.html ★ 画像。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/K10044108911_01.jpg