◇リオのビーチからココナツが消える?捨てられる殻が問題に
【11月29日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のビーチでおなじみの、
ココナツにストローを挿して渇いたのどを潤す光景が過去のものになるかもしれない。
地元住人や観光客から愛されるココナツ果汁だが、海岸に廃棄された大量の
ココナツの殻が不衛生のもとになっているとして、地元当局は12月1日から
その販売を禁止する条例を決めた。ただし、ビンや缶に入ったココナツ果汁の
販売は認められる。
2014年サッカーW杯と2016年夏季五輪の開催地であるリオの環境当局者は
「イパネマビーチ(Ipanema Beach)には毎日山のようにココナツの殻が廃棄され、
ネズミがそれを目当てに集まってくる」と語る。1日に廃棄される量は
30トンに上ることもあるという。
一部の環境活動家らは、ココナツの殻は生分解可能で環境負荷を与えることはない上、
その果汁は健康にも良いと主張する。ある環境活動家は、投げ捨てられた空き缶が
すでに大きな問題になっていることを強調し、市民より企業のための規制だと指摘する。
リオのエドゥアルド・パエス(Eduardo Paes)市長は、ビーチを訪れる
数千人の人たちがごみを持ち帰るのであれば、規制を再考するとしている。
ソース(AFP)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2668210/4956472