◇ロシア世論調査、首相・大統領の支持率がともに低下
[モスクワ 25日 ロイター] ロシアで25日公表された世論調査によると、
プーチン首相の支持率が過去8カ月で最低となった。経済危機で
100万人以上が失業するなか、指導者の信頼が試される形となっている。
プーチン首相と、首相が大統領の後継者として指名したメドベージェフ大統領は、
深刻な景気の落ち込みにもかかわらず、昨年の就任以来高支持率を獲得してきた。
しかし世論調査では、ここ数カ月、支持率の低下が鮮明になっている。
ロシア世論基金が公表した週間調査では、プーチン首相の支持率が、
ピークをつけた10月半ばの72%から、11月22日には65%に低下し、
3月以来最低に落ち込んだ。
メドベージェフ大統領の支持率は、10月の62%から54%に低下した。
モスクワ・カーネギー・センターのアナリスト、ニコライ・ペトロフ氏は「これは政府にとって、
極めて深刻な事態だ。(我が国には)しっかりした政治機関が存在しないため、
プーチン首相の人気が政治の安定を支えている(からだ)」と述べた。
ソース(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-12645720091126