◇イラク参戦の是非問う調査委、初の公開証人喚問
【ロンドン=木村正人】イラク戦争参加の是非を問う英国の
独立調査委員会(委員長・チルコット元北アイルランド省事務次官)は24日、
初の公開証人喚問を開始した。ブッシュ前米政権と二人三脚で戦争を遂行した
ブレア前英首相の喚問も新年早々に予定される。英紙の報道で、
英軍が準備不足のまま戦争に突入した実態が明らかになり、
兵士の遺族から真相究明を求める声が強まっている。
イラクの大量破壊兵器情報の真偽に関する別の独立調査委(委員長・バトラー元内閣府長官)にも
参加したチルコット氏率いる今回の独立調査委は、ブラウン英首相の主導で今年7月に発足。
英各都市で兵士の遺族から聞き取りを行い、政府文書を調査してきた。
喚問初日のこの日は、開戦前の合同情報委員会議長や外務、国防両省幹部ら計4人が出席。
今週4日間だけでも20人の証人が喚問される。今後、ブレア氏やブラウン首相らの喚問も行い、
2010年後半〜11年に報告書をまとめる予定だ。
22日付の英日曜紙サンデー・テレグラフによると、政府の関係文書からは、
議会証言に反して、ブレア氏が02年2月からイラクのフセイン政権転覆を
想定した戦争計画を始めていたことが明らかになった。
軍の装備不足も発覚。1人当たり実弾5発しか持たされていない部隊があったほか、
民間機での移動を強いられたため空港で装備を没収された兵士もいた。
部隊に届いたコンテナを開けるとスキーが積まれていたこともあったという。
また、英外務省が戦後復興を計画する部署を設置したのは
開戦の3週間前だったことなど、ずさんな占領政策も露呈した。
イラク戦争参戦をめぐっては、英国ではすでに
「バトラー委員会」など4つの公式調査が行われている。
ソース(YahooJapan 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000599-san-int >>1 コソボやユーゴ、イラクの頃と何の進歩もなしw
>軍の装備不足も発覚。1人当たり実弾5発しか持たされていない部隊があったほか、
>民間機での移動を強いられたため空港で装備を没収された兵士もいた。
>部隊に届いたコンテナを開けるとスキーが積まれていたこともあったという。
>また、英外務省が戦後復興を計画する部署を設置したのは
>開戦の3週間前だったことなど、ずさんな占領政策も露呈した。
まぁ、NATO、イギリスってのは、とことん、現地展開がヘタ。兵站能力なさすぎ。
これが原因で日本にも輸送部隊の提供を求めたんだし。