レバノンで6月に行われた国民議会選で勝利した親欧米で反シリア勢力の中核、未来運動の
サード・ハリリ党首(39)は9日、自らを首相とし、イスラム教シーア派組織ヒズボラなど
親シリア勢力も加わる「挙国一致内閣」の組閣を発表した。議会承認を経て正式発足する。
与野党間調整が難航し、議会選から約5カ月を経ての組閣。前内閣も挙国一致体制だったが、
内戦の危機回避のため、議会選までの一時的な「選挙管理内閣」とされていた。本格的な
与野党協力による新内閣発足で、レバノンの安定化が進みそうだ。
反シリア勢力を支持するサウジアラビアのアブドラ国王が10月初旬にヒズボラに大きな
影響力を持つシリアを訪問、ぎくしゃくしていた両国関係が改善されたことで、両勢力の
合意が進展した。
新内閣の閣僚30人のうち、親シリア勢力は閣議での拒否権行使に1ポスト足りない10ポストで
妥協。反シリア勢力は15ポストで議会選の勝利を反映させた。残りはスレイマン大統領が指名。
新首相となるハリリ氏はスンニ派。父ラフィク・ハリリ元首相が2005年に暗殺されたのを
機に政界入りした。
共同通信(10日12:23)
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