【プエルトリコ】麻薬密輸容疑で21人逮捕、アメリカン航空の職員9人を含む［09/09/16］

アメリカン航空の職員9人、麻薬密輸容疑で逮捕

米捜査当局は15日、スーツケースに詰めたコカインを米自治領プエルトリコから米国へ向かう
フライトを利用して密輸した容疑で、アメリカン航空の従業員9人を含む21人を逮捕したと発表した。
容疑者のうち20人がプエルトリコで身柄を拘束され、残る1人はマイアミで拘束された。

起訴状によると、容疑者らには、アメリカン航空便で運んだ9000キロ以上のコカインを流通させた
共謀容疑がかけられている。米麻薬取締局（DEA）と米連邦捜査局（FBI）、プエルトリコ警察が
捜査に当たった。

捜査の責任者であるDEAのハビエル・ペーニャ特別捜査官は、声明で「今回の逮捕でDEAは、プエルトリコ
から米国やそのほかの地域に運ばれていた数千キロのコカインルートを遮断する」と述べた。

起訴状では、麻薬密輸グループの首謀者はアメリカン航空の従業員のウィルフレド・ロドリゲス・ロサド
容疑者だとしている。同容疑者は1999年から同僚を誘い、全米各都市に向かうアメリカン航空のフライトで
スーツケースに詰めたコカインを密輸する活動を組織化していたという。

ロイター通信（16日14:28）
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-11523120090916