米パンナム機爆破:英、リビア人受刑者釈放 末期がんに「温情」
英スコットランド地方政府当局は20日、1988年の米パンナム機爆破事件での
殺人罪により収監されていたリビア元情報機関員アブデル・バセト・アルメグラヒ
受刑者(57)を「温情的措置」で釈放した。末期がんで余命3カ月と診断されていた。
釈放に反対してきた米国は、強い不快感を示している。
元受刑者は同日夜、リビアの首都トリポリに空路到着。空港では数百人の市民らが
出迎えた。事件で犠牲者189人を出した米国は、リビアに「英雄凱旋(がいせん)」
的な歓迎を慎むよう要請した。
スコットランド地方政府のマカスキル司法相は会見で「我々の司法システムには
温情の余地がある」と語った。元受刑者は01年に有罪、最短27年の禁固刑で
収監されていた。
スコットランドは英国の中で独自の司法制度を持つ。リビアが03年に核開発を
放棄した後、英国とリビアの関係は急速に改善。英国内には今回の釈放を経済
関係の強化、特に英系企業のリビア石油産業への参入強化の見通しと関連づけて
憶測する見方も出ている。
フランクフルト発ニューヨーク行きのパンナム機が時限爆弾で爆破された事件では、
日本人を含む乗員・乗客259人と地上の11人が死亡した。
ソース:毎日jp
http://mainichi.jp/select/world/news/20090821dde007030035000c.html 依頼に基づき立てました。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1250600035/36