ロシア南部のテロ続発に懸念
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イスラム過激派の活動が活発なロシア南部の各共和国で、
政府の要人や人権活動家などが殺害される事件が相次ぎ、
メドベージェフ大統領は、この地域一帯を不安定化させようとする動きだと懸念を示しました。
ロシア南部のダゲスタン共和国では13日夜、
交通検問を行っていた警察官や近くのサウナの女性従業員などあわせて11人が、
武装グループの銃撃を受けて殺されたほか、
14日も警察官2人が何者かに撃たれて死亡しました。
ロシア南部では、今週に入って隣りのチェチェン共和国で
人権活動家の女性が夫とともに銃で殺害され、
イングーシ共和国でも地元政府の閣僚が執務室で射殺されるなど、
イスラム過激派の勢力によるとみられるテロや襲撃が相次いでいます。
これを受けて、ロシアのメドベージェフ大統領は14日の記者会見で、
「一連の事件はこの地域一帯の不安定化をねらったものだ」と述べ、
治安の回復に一定のめどがついたとしていたチェチェン共和国を含めて、
情勢が不安定化しているという厳しい認識を示しました。
そのうえで大統領は、一連の事件の徹底的な解明を
捜査当局に指示したことを明らかにするとともに、
この地域の治安の確保に全力をあげる決意を示しました。
(08/15 07:51)
★ ソースは、NHK [日本] とか。
http://www.nhk.or.jp/news/k10014916821000.html ★ 画像。
ttp://www.nhk.or.jp/news/K10049168211_01.jpg