ウクライナ内務省元高官、反体制派ジャーナリスト殺害関与を自白
2000年にウクライナのジャーナリスト、ゲオルギー・ゴンガゼ(Georgy
Gongadze)氏が殺害された事件の容疑者として21日に逮捕された
元内務省高官の男が、同氏殺害への関与を認めた。政府高官の
関与もほのめかしているという。同国保安庁が22日明らかにした。
自白したOlexy Pukach容疑者は、ゴンガゼ氏が殺害された当時、
内務省高官だった。
同容疑者は殺害の動機については自白していないが、殺害の背後に
いる数人はすでに死亡したと語ったという。
当時のレオニード・クチマ(Leonid Kuchma)政権批判で知られる
ゴンガゼ氏は2000年9月16日に誘拐され、2週間後、キエフ(Kiev)
近郊で頭部のない遺体となって発見された。即座に政権批判による
政治的暗殺とみなされた殺害は同国を震撼させ、国際社会を騒然と
させた。
2004年の大統領選でクチマ政権後継者を破ったビクトル・ユーシェンコ
(Viktor Yushchenko)大統領は、ずっと以前から事件の解決を公約
している。
しかし、Pukach容疑者の自白はあったものの、クチマ元大統領自身が
ゴンガゼ氏の殺害に関与していたかを含め、事件の全容は依然、
不透明なままだ。
ソース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/politics/2623566/4386057