パリ警視庁によると、同市中心部のピカソ美術館が所蔵するピカソの
素描33点が盗まれたことが9日、分かった。被害総額は800万ユーロ
(約11億円)に上るとみられる。
9日午前、美術館から警察に通報があった。同美術館は毎週火曜日が休館日で、
館員らは目録を整理していたとされる。レクスプレス誌(電子版)によると、8日夜から
9日朝にかけて盗まれたとみられる。
美術館には、外から強引に押し入った跡などはなく、警視庁の
強盗・盗難捜査班が侵入経路などの特定を急いでいる。
盗まれた素描は、美術館2階の第9室に展示されていた。
ピカソ美術館は1985年に開館。ピカソの死後、遺族が相続税として物納した作品が中心。
「ドラ・マールの肖像」「泣く女」などの絵画や「バイオリン」などの彫刻計約200点を含め、
デッサン、陶器など約3千点を所蔵する。パリ市観光局によると、年間入場者は約50万人。
ソース(47NEWS):
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060901001139.html