補助金は正当な権利=EU大使
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009060700207 【ヌサドゥア7日時事】
ケアンズ・グループ閣僚会合に出席するため、当地を訪れた欧州連合(EU)の
グート世界貿易機関(WTO)大使は7日、時事通信と会見し、EUが復活させた
乳製品に対する輸出補助金について、「批判は承知しているが、
現在の状況ではわれわれにその権利がある」と強調した。
大使は「補助金復活は理にかなった施策であり、世界貿易機関(WTO)ルールからも
逸脱していない」と述べた。
グート大使は「EUはこれまで何年もかけて輸出補助金の削減を行ってきたが、
製品価格が下がった現在、補助金を増やす必要がある」と説明。
新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)において、EUの輸出補助金の撤廃期限が
ほぼ2013年となっていることに言及しつつ、「この問題を解決するにはドーハ・ラウンドでの
合意達成が重要だ」との認識を示した。(2009/06/08-02:33)